1951年~1975年の世界最強馬ランキングTop10




5位:Kelso

ケルソ:騙馬:アメリカ:1959~1964:63戦39勝
調教師 Carl Hanford:主戦騎手 Ismael Valenzuela
ベストレース:1961年・ウッドワードS

タイムフォーム* 137
デイリーレーシングフォーム 136

ありとあらゆる条件で走り続け、トラックレコードを9度記録。5年連続年度代表馬は不滅の偉業。

生涯獲得賞金197万ドルはWillie Maysの生涯賃金(約190万ドル)を上回っています。

これだけの多大なる功績を残しながらも、引退後は馬主の乗用馬として扱き使われたらしい。

ブラッドホース紙の20世紀のアメリカ名馬100選では第4位、モリス&ランドールのA Century of Championsでは北米馬の中で第14位。

4位:Brigadier Gerard

ブリガディアジェラード:牡馬:イギリス:1970~1972:18戦17勝
調教師 Dick Hern:主戦騎手 Joe Mercer
ベストレース:1971年・2000ギニー

タイムフォーム 144
タイムフォーム* 143

個人的には20世紀のイギリス最強馬、つまり”Brigadier GerardDancing Brave”と考えていますが、近年は単なるFrankelアンチの便利な玩具と化しています。

また、Frankelアンチが事あるごとに持ち出す1972年KGⅥ&QEⅡの勝利について、連続無敗記録がかかったスターホースでなければ、普通に降着になっていたかと。

3位:Secretariat

セクレタリアト:牡馬:アメリカ:1972~1973:21戦16勝
調教師 Lucien Laurin:主戦騎手 Ron Turcotte
ベストレース:1973年・ベルモントS

タイムフォーム* 144
デイリーレーシングフォーム 136

北米だけでなく日本のファンベースにおいても、当馬を史上最強馬と考える人間が大多数を占めるでしょうが、距離やコース関係なく走ったとはいえ、やっぱり5敗は多くね?

ただ、Man o’ Warよりは上位だと思いますよ。だって、Man o’ Warが生まれた1917年の北米サラブレッド生産頭数は約1700頭。対して、Secretariatが生まれた1970年は約24,400頭。幾ら何でも競争率が違います。(現在は2万頭前後を推移)

ブラッドホース紙の20世紀のアメリカ名馬100選では第2位、モリス&ランドールのA Century of Championsでは北米馬の中で第1位。

2位:Sea Bird

シーバード:牡馬:フランス:1964~1965:8戦7勝
調教師 Etienne Pollet:主戦騎手 Pat Glennon
ベストレース:1965年・凱旋門賞

タイムフォーム 145
タイムフォーム* 145

史上最強馬の有力候補であることは間違いありませんが、その癖にモヤモヤが残るレースも多く、考えてみれば騎手に大きく左右されたキャリアを歩んでいます。

例えば、2歳最終戦のグランクリテリウム賞では、主戦騎手のPat Glennonが同じくPollet厩舎のGrey Dawnへ騎乗。さらに、代替騎手が極端に後ろからの競馬をかまし、1986年ダービーのDancing Braveを彷彿させる猛追を見せるも、Grey Dawnから2馬身差の2着に。

翌年のダービーでは、馬なりで悠々と先頭に立ち、本来なら5馬身程度ぶっちぎったままゴールを迎えていたはずが、Glennonがゴール直前で手綱を引っ張り減速。終わってみれば着差はたったの2馬身差。

20世紀第3四半世紀で最もハイレベルだった同年の凱旋門賞においても、大差勝ちの可能性さえ頭に過るような手応えを見せるも、ラストハロンで大きく斜行し着差をロス。

ただ、公式発表は6馬身差でしたが、映像を見る限りは4~5馬身差程度。

ちなみに、タイムフォーム紙は公式記録の6馬身差を採用せず、4馬身半を実着差として計算基準に据え、レーティング145ポンドを算出したとのこと。6馬身差を採用していれば、145ではなく149ポンドとなっていたようです。

1位:Ribot

リボー:牡馬:イタリア:1954~1956:16戦16勝
調教師 Ugo Penco:主戦騎手 Enrico Camici
ベストレース:1956年・凱旋門賞

タイムフォーム 142
タイムフォーム* 143

1956年、前年の凱旋門賞(3馬身差)に引き続きKGⅥ&QEⅡを圧勝(5馬身差)した時点で、すでに戦後最強馬の称号を手に入れていましたが、ラストレースの凱旋門賞を6馬身差で制したことで史上最強馬論争の一角に。

また、Sea Birdの1965年凱旋門賞ほどではないにしても、1956年もハイレベルなメンバーが揃っており、そもそも公式記録の6馬身差がデタラメな数字であることは有名な話。

1956年レース映像のコマ送りを確認した限りでは、2着とのタイム差が約1.7秒。着差に換算すると約10馬身差となります。

ちなみに、Sea Birdは0.7秒差。



アンケート

1951年~1975年(20世紀第3四半世紀)における最も偉大な競走馬は?