1976年~2000年の世界最強馬ランキングTop15




5位:モンジュー

牡馬:フランス:1998~2000:16戦11勝:G1・6勝
調教師 J・ハモンド:主戦騎手 M・キネーン 
ベストレース:2000年:キングジョージ6世&クイーンエリザベスS

公式レーティング 135
タイムフォーム 137
レーシング・ポスト 136

ジャパンカップとBCターフで惨敗するなど欧州以外ではパッとしませんでしたが、3歳時の凱旋門賞までの快進撃に加え、4歳時にはファンタスティックライト相手の公開調教(2000年KGⅥ&QEⅡ)を含む中距離G1・3連勝。

なぜ秋になって一気にパフォーマンが低下したのかは不明ですがダンシングブレーヴ、シャーガー、ジェネラス、ラムタラなど1980~90年代の多くの名馬が3歳で引退した中で、3歳で頂点を極めただけでなく(シーズン前半戦のみとはいえ)古馬としても実績を残した同馬を上位に据えるのは理に適っているかと。

4位:アファームド

牡馬:アメリカ:1977~1979:29戦2勝:G1・14勝
調教師 L・バレラ:主戦騎手 S・コーゼン
ベストレース:1979年・ジョッキークラブ金杯

タイムフォーム* 140
デイリーレーシングフォーム 136

同馬の主戦騎手を務めたスティーブ・コーゼン、ラフィット・ピンカイ Jr.という2人の偉大なるジョッキーが共にベストホースと認めた20世紀最後の三冠馬。

競馬史上最も有名かつ熾烈なライバル争いを演じたアリダーに加え1歳上のシアトルスルーや1歳下のスペクタキュラービッドなど数々の歴史的名馬と対決。ここまで競争相手に恵まれなかった名馬は思いつきません。

ブラッドホース紙の20世紀のアメリカ名馬100選では第12位、モリス&ランドールのA Century of Championsでは北米馬の中で第6位。

3位:シアトルスルー

牡馬:アメリカ:1976~1978:17戦14勝:G1・8勝
調教師 ・ターナー:主戦騎手 J・クリュゲ
ベストレース:1978年・マルボロ杯

タイムフォーム* 141
デイリーレーシングフォーム 136

幾度もの病気や馬主と調教師の身勝手な行動に振り回され、ポテンシャルを最大限に発揮し順調なキャリアを歩んだとは思えませんが、無敗の三冠制覇やアファームド相手の圧勝劇などたった17戦で残したインパクトは絶大。

アメリカ競馬史に残るような名馬の中では珍しく種牡馬としても大成功した点も印象的ですが、今も昔も競走馬としての評価が分かれる存在。

ブラッドホース紙の20世紀のアメリカ名馬100選では第9位、モリス&ランドールのA Century of Championsでは北米馬の中で第4位。

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2位:スペクタキュラービッド

牡馬:アメリカ:1978~1980:30戦26勝:G1・13勝
調教師 B・デルプ:主戦騎手 W・シューメイカー
ベストレース:1980年・チャールズ・H・ストラブS

タイムフォーム* 141
デイリーレーシングフォーム 136

個人的にはマンノウォーとセクレタリアトの2大巨頭に次ぐアメリカ競馬史上3位の名馬。そして、1970年代後半のアメリカ競馬黄金時代における最大の名馬かと。

苦手な2400m(ジョッキークラブ金杯)とは言え4位のアファームドに敗れていますし、そのアファームドやシアトルスルーの方がキャリアを通してタフな相手としのぎを削ったわけですが、両馬を上回る圧倒的なレコードタイムを残した同馬を上位に据えました。

調教師のバド・デルプと3歳途中まで主戦騎手を務めたロニー・フランクリンがロクでもないコンビだったことで足を引っ張られた印象もあり、環境に恵まれれば3歳~4歳に負け知らずでキャリアを終えていた可能性も。

ブラッドホース紙の20世紀のアメリカ名馬100選では第10位、モリス&ランドールのA Century of Championsでは北米馬の中で第3位(世界全体では第9位)。

1位:ダンシングブレーヴ

牡馬:イギリス:1985~1986:10戦8勝:G1・4勝
調教師 G・ハーウッド:主戦騎手 G・スターキー
ベストレース:1986年・凱旋門賞

公式レーティング 138
タイムフォーム 140

よくフランケルやシーザスターズが”道悪では良馬場の時ほど優れていないのでは?”と評されていますが、よくよく考えたらダンシングブレーヴも道悪では大した実績ないですよね。



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1976年~2000年(20世紀第4四半世紀)における最も偉大な競走馬は?
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