ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ55:2022年春版



55位 → 41位 40位 → 31位
30位 → 21位 20位 → 11位
10位 →  6位 5位  →  1位

30位:クーパー・ボウマン

22歳3か月:183cm・92㎏:右投右打:セカンド
High-A:アメリカ:2021年ドラフト4巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第75位

Hit Power Run Arm Field
40 40 60 40 55

マイフェイバリット・プロスペクトの1人。

2021年ドラフト4巡目指名にてヤンキース傘下に加入すると、プロ1年目から走攻守で成熟したプレーを披露。特に走塁と守備に関しても将来性に何の疑問も抱いておりません。

今シーズンはHigh-Aにて開幕を迎えていますが、早い段階でAAへ昇格しても驚きではないですね。

29位:タイロン・ユーリエ

20歳8か月:193cm・81㎏:右投先発
Low-A:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第24位

FB SL CB CH Cmd
60 50 40 35
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
100 95 84 86

若干19歳で100マイル弱を連発したポテンシャルの塊。スライダーとチェンジアップも高い空振り率を誇るクオリティ・ピッチなので、スタミネ不足と制球難を踏まえてもトップ30に値するプロスペクトだと考えました。

ただ、個人的に今シーズン中の大ブレイクを期待していたものの、ここまでの登板では昨シーズンから球速が低下し投球内容も悲惨。若い剛腕の育成が下手なヤンキースの手に負えるでしょうか?

28位:JP・シアーズ

26歳1か月:193cm・102㎏:左投リリーフ
AA:アメリカ:2017年ドラフト11巡目
選手ページ:Baseball SavantBaseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第64位

FB SL CB CH Cmd
45 40 35 50
FB/be FB/vel SL/vel CB CH/vel
97 94~95 82 85

コロナ休止中前は腕の振りが体に大きく隠れるスリークォーターから90マイル強の速球をコマンド良く投げ込む技巧派投手でしたが、昨シーズン大幅な球速アップを見せると大ブレイク。

オフに40人ロースターへ追加されると、今シーズンの開幕戦メンバーに選出されMLBデビューを果たしています。

MLBでは自慢の制球力を発揮できず苦戦していますが、リリーフ転向によって昨シーズンからさらに高速化しており、制球が今後安定した時に改めて期待。

27位:アンドレス・シャパーロ

22歳11か月:185cm・90kg:右投右打:サード
Low-A:ベネズエラ:2015年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第33位

Hit Power Run Arm Field
40 60 35 45 40

豆タンク体型から高速ライナーと高弾道フライをコンスタントに放つ打撃型プロスペクト。

バッティングは完成度が高くヒッティングとパワー共にハイフロアーなツールですが、守備走塁面の期待値が低く、走攻守での総合的な貢献度は期待薄。

ただ、今シーズンもAAで開幕を迎えると安定した活躍を見せており、早い段階であっさりとMLBに到達しそうな勢い。

26位:スティーブン・ライディングス

26歳8か月:203cm・99㎏:右投リリーフ
MLB:アメリカ:2016年ドラフト8巡目
選手ページ:Baseball SavantBaseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第49位

FB SL CB CH Cmd
65 45 30 45
FB/be FB/vel SL/vel CB CH/vel
101 97 86 86~87

マイフェイバリット・プロスペクト。

コロナ休止中の急成長を経て昨シーズンは開幕から支配的なピッチングを披露。8月にMLBデビューを果たすと5試合・2失点・7奪三振のセンセーショナルな活躍を見せました。

しかし、その後は肘の故障によりシーズン残り全休となると、オフには筋トレ中に肩を痛め春季キャンプも全休。結果として開幕を60日故障者リストで迎えることとなり、未だ復帰の目途は立っていません。

もちろん実力はMLBクラスのリリーバーですが、トレードデッドライン前にロースター整理のため放出される可能性も大。

25位:ブランドン・ロックリッジ

25歳1か月:185m・81kg:右投右打:センター
AA:アメリカ:2018年ドラフト5巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第41位

Hit Power Run Arm Field
35 50 65 40 55

股関節の故障に苦しみながらもパワーナンバーとスピードナンバーの両方でキャリアハイの成績を記録。個人的には脚力のピークを過ぎたような印象があるものの、マイナー上位階級所属の外野手プロスペクトが枯渇しているヤンキースにとって貴重な存在。

ただ、対左投手プラトーン兼守備固めがシーリングで、身体能力と健康体を維持しているうちに放出するのもアリかな。

24位:ベック・ウェイ

22歳8か月:193cm・91㎏:右投先発
High-A:アメリカ:2020年ドラフト4巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第33位

FB SL CT CH Cmd
60 55 40 35 35
FB/be FB/vel SL/vel CT/vel CH/vel
101 95 82~84 86~87 87~88

プロ1年目となった昨シーズンは制球難に苦しみながらもシーズンが進むにつれて球速がアップ。シーズン終盤には最速101マイルを叩き出しHigh-A昇格も果たしました。

シンカーは球速の割に変化がイマイチなためゴロを誘発するも空振りを奪えるようなピッチではなく、ストライク奪取を変化球に頼るチグハグなピッチングを行っていますが、高い奪三振率とゴロ率を両立する稀有なピッチャー。

コマンド&コントロールの悪さと変化球の乏しいバリエーションを踏まえると高速シンカー&スライダーの2ピッチ・リリーバーが現実的な将来像ですが、高校時代に肘の消費を防ぐため自らイニング制限を課し、大学時代も救援メインでプレーしたことで、先発投手としてのプレー経験が少なく未知数な部分が多いことも確か。

23位:ロン・マリナチオ

26歳9ヶ月:188cm・92㎏:右投リリーフ
MLB:アメリカ:2017年ドラフト19巡目
選手ページ:Baseball SavantBaseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第78位

FB SL CB CH Cmd
50 50 60 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 93~95 79 83

マイフェイバリット・プロスペクトの1人。

2021年ヤンキース傘下No.1のリリーフ成績を残しルール5ドラフト・プロテクトのため40人ロースターに追加されると、今シーズンは開幕ロースター入り→MLBデビューを果たしました。

今季は昨シーズン2~3マイル上昇した球速はさらに高速化しており、シームシフテッド・スライダーと一貫性に欠けたチェンジアップも向上。

依然としてチェンジアップとスライダーのコマンドが悪く、ミートスポットに変化球が集まりがちですが、改善されれば勝ちパターン級のリリーバーとなる可能性も。

22位:イライジャ・ダナム

23歳10か月:183cm・96kg:左投左打:レフト
AA:アメリカ:2020年ドラフト外
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第26位

Hit Power Run Arm Field
40 50 55 40 40

2020年ドラフト外入団にもかかわらずLow-A~High-Aにて95試合・13本塁打・28盗塁を記録し、シーズン終了後に参加したアリゾナ秋季リーグでは23試合・OPS1.037・11盗塁の大活躍を披露。

選球眼とパワーを兼ね備えたハイフロアーなバッティングと平均超の走塁のコンビネーションは〇。

ただ、本人はインタビューにて外野守備が向上したと自慢気に語っていましたが、実際は脳筋プレーが多く平均未満。肩も弱く守備での貢献は期待できません。

21位:ブロック・セルヴィッジ

19歳7か月:193cm・93㎏:左投先発
FCL:アメリカ:2021年ドラフト3巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第56位

FB SL CB CH Cmd
55 55 30 40 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 91~92 low-80 high-70 low-80

ドラフト前年度の時点では1~2巡目指名を期待されるトッププロスペクトでしたが、高校最終年度にパフォーマンスを落とし評価急落。当然のことながら大学進学が有力視されたものの、ヤンキースが3巡目指名&オーバースロットを与え契約に成功。

ドラフト後の情報が少なく以前の輝きを取り戻しているか分かりかねますが、ヤンキースは救いようがないほど高卒投手の育成が下手なので、期待するだけ無駄かもしれません。

コメント

  1. 匿名 より:

    今全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかなら別ですが

  2. CC より:

    全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかあったらさておき

    • 管理人 より:

      ほとんどのプロスペクトはまるで魔法が解けたかのように数字を落としていますね。
      昨シーズンは野手プロスペクトのブレイクが相次ぎ貴重なトレード要員となりましたが、間違いなく買い手へ回るであろう今年のTDLは打って変わって厳しいものとなりそうです。

      ロデリック・アリアスまでコケれば首吊って死にます。

  3. 匿名 より:

    管理人さんがおっしゃるように今年は買い手側に回るNYYにとって大誤算でしたよね。

    個人的に今年のトレードの目玉選手が全く検討つかず、(NYYは獲得が難しくても)Martin PerezやAndrew Benintendiなのかなと思いましたが、管理人はどのように考えられますか?

    • 管理人 より:

      目玉はMontasとかContreras辺りになるんじゃないですか。何にせよPS枠拡大のせいで売り手側をシーズン序盤の段階で判断するのは難しいですよね。