ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ55:2022年春版


2021年シーズン前半戦終了時点におけるニューヨーク・ヤンキースのプロスペクト(有望株)ランキングTOP100を作成

2022年シーズン前半戦終了時点におけるニューヨーク・ヤンキースのプロスペクト(有望株)ランキングTOP100を作成

チー牛童貞陰キャボッチであるがために暇だったので、昨年夏にヤンキースのプロスペクト・ランキングをトップ100まで作成。それを踏まえ今シーズン開幕時点版となる本アップデートもトップ100まで書こうとしたのですが、50位程度で力尽き(面倒になってほっぽり出し)ました。

今シーズン前半戦終了時のアップデートでは100位まで再度チェレンジするつもりですが、そもそも下位プロスペクトの情報なんて需要ないよね。ホント、ただの自己満足だよなぁ。

※記事投稿が今日まで遅れましたがあくまでも開幕時点でランキングなので、開幕後のパフォーマンスは一切考量していません。また、大半のプロスペクトの寸評は開幕前や4月に書いたものなので、全体的に情報が古め。


グローサリー
Hit:バットコントロール+選球眼、Power:パワー、Run:走塁、Arm:送球、Field:守備
FB:速球、SL:スライダー、CB:カーブ、CH:チェンジアップ、Cmd:制球力(コマンド)
FB/be:最高球速、FB/vel:平均球速(速球)、SL/vel:平均球速(スライダー)、
CB/vel:平均球速(カーブ)、CH/vel:平均球速(チェンジアップ)、
FC:カットボール、FS:スプリット
low-90:90マイル台前半、mid-90:90マイル台中盤、high-90:90マイル台後半
【20~80スケール】
80:球界最高クラス
70:プラス-プラス
60:プラス      
50:平均レベル
40:平均未満
35:AAA平均レベル

30:AA平均レベル
25:A~A+クラス平均レベル
20:最低(ROK)クラス



55位 → 41位 40位 → 31位
30位 → 21位 20位 → 11位
10位 →  6位 5位  →  1位

55位:エドガー・バークレー

23歳11ヶ月:178cm・90㎏:左投先発兼リリーフ
High-A:アメリカ:2019年ドラフト15巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏版ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
40 50 50 55
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
94 91 77 79

小柄で球威に欠けるものの、カーブとチェンジアップはハイクオリティでコマンドも👍

昨シーズンはロングリリーフ及び先発投手として起用されていましたが、今シーズンからはリリーフに固定されるかと。

ハイフロアーで完成されたピッチャーなので今シーズン中のAAA到達を期待。

54位:ロドルフォ・デュラン

24歳2か月:175cm・82kg:右投右打:キャッチャー
AA:アメリカ:2015年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:加入前

Hit Power Run Arm Field
35 40 25 60 50

フィリーズ傘下からマイナーFA宣言を行いヤンキースと契約。

強肩がウリの守備型キャッチャーであるはずですが、今年の春季キャンプではホームランと二塁打を放つなどバッティングでインパクトを残しており、プロ8年目の開花に期待。

53位:エステバン・フロリアル

24歳4か月:185cm・88㎏:右投左打:センター
MLB:ドミニカ:2015年国際FA(契約金20万ドル)
選手ページ:Baseball SavantBaseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第48位

Hit Power Run Arm Field
35 60 65 65 45

永遠の未完の大器。夏のアップデート時にまだヤンキースにいたらキレます。

(でも正直ジョー・アデルとかフロリアルと大して変わんないと思う。)

52位:アンソニー・シーグラー

22歳10か月:183cm・90kg:右投両打:キャッチャー
High-A:アメリカ:2018年ドラフト1巡目(全体23位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第31位

Hit Power Run Arm Field
40 35 40 45 50

ドラフト時はアスレチックな巧打の守備型キャッチャーとして期待されていましたが、長所も今となっては選球眼だけ。

ハードワーカーですがスぺ体質であり、故障離脱による出場機会の制限が成長の妨げとなっているはずで、負担の大きなキャッチャーからコンバートするのも1つの手。

51位:カルロス・ラグランジュ

18歳?:206cm・?㎏:右投先発
DSL:ドミニカ:2022年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:入団前

FB SL CB FS Cmd
60 45 35
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel FS/vel
98 94

今年度のインターナショナルFAにて契約金たった1万ドルで獲得した18歳の長身右腕。

通常であれば契約金1万ドル&18歳のインターナショナル・プロスペクトなんて期待薄ですが、規格外のサイズだけでなく映像を見る限り最速98マイルのナチュラルシンカーと平均レベルのスライダーのコンビネーションも👍

掘り出し物なんじゃない?

50位:エデュアルド・トレアルバ

23歳0か月:173m・63kg:右投左打:セカンド
AA:ベネズエラ:2015年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
40 30 50 45 50

コンタクトスキルがウリの小兵。昨シーズンLow-A~AAの3階級でプレーし自己ベストの数字を残しました。

守備力は至って平均レベルですが、内野の3ポジションを卒なく守ることができるだけでなく昨シーズンは外野にも挑戦。ただ、ピボットプレーが上手なのでやっぱりセカンドがベストポジションかと。

49位:T.J・ラムフィールド

21歳10か月:196m・102kg:右投左打:ファースト
High-A:アメリカ:2021年ドラフト12巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:加入前

Hit Power Run Arm Field
40 50 35 40

昨年11月にニック・ネルソンドニー・サンズとのトレードでジョエル・バルデスと共にフィリーズ傘下から加入。

巨体に見合わずヒッティングスキルとアプローチに長けたバッターで、未だ実戦でその真価を発揮できていないパワーツールが改善されれば、傘下屈指の強打者へ成長する可能性も。

取り敢えず今シーズンは開幕ダッシュに大成功。

48位:ヘスス・バスティダス

23歳6か月:178m・65kg:右投右打:セカンド
AA:ベネズエラ:2015年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:ランク外

Hit Power Run Arm Field
40 40 45 50 50

故障によりシーズンほぼ全休に終わった2019年から一転、昨シーズンはパワー面に成長を見せHigh-A~AAで自己ベストの成績。

ヤンキース傘下において同じ内野ユーティリティのエデュアルド・トレアルバがライバルとなるはずですが、今シーズンはトレアルバより1つ上の階級(AA)で開幕を迎えました。

47位:ニシオ・ロドリゲス

22歳7か月:190cm・79㎏:右投先発
Low-A:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第38位

FB SL CB CH Cmd
55 50 35 30 35
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 95 83 80 86

シンカー(フォーシーム?)とスライダーのコンビネーションは強力ですが、打者がタイミングを合わせやすいアームアクションにより実戦では苦戦中。

ただ、昨シーズンの低成績は高BABIPによる不運要素が強いかと。

46位:ヘンリー・ラレーン

17歳11ヶ月:201cm・95㎏:左投先発
DSL:ドミニカ:2021年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:入団前

FB SL CB CH Cmd
55 35
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
high-90

父親が野球、母親がバレーボールでそれぞれドミニカ代表としてプレーしたアスリート一家に生まれ、14歳で外野手から投手に転向。15歳の時には身長201㎝の巨体から最速94マイルを計測していたランディ・ジョンソン型左腕。

昨年5月、インターナショナルFAにて契約金35万ドルによりヤンキースと契約。夏に早くもDSLデビューを果たすと、先輩プレーヤー相手に及第点超の数字を残しました。

フォーシーム、カーブ、チェンジアップの各球種のクオリティは未だ窺い知れませんが、投手経験が非常に浅いにもかかわらずDSLである程度の数字を残しているんですからポテンシャルの高さは確かでしょう。

45位:マット・サウアー

23歳3か月:193cm・88㎏:右投先発
High-A:アメリカ:2017年ドラフト2巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第50位

FB SL CB CH Cmd
45 40 45 30 35
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 93~94 85 80 88

トミー・ジョン手術明けとなった昨シーズンは故障前と同等の球威を披露するも大した長所は見当たらず成績も低迷。

一部媒体のプロスペクト・ランキングではトップ30に入っていますが、彼より優れたプロスペクトがヤンキースに20~30人程度しかいないとは到底思えません。

とは言え、何だかんだまだ23歳ですし、今シーズンは開幕から好調。もう1段階分は成長の余地がありそう。

44位:シェーン・ボイル

25歳5か月:185cm・92㎏:右投先発
AAA:アメリカ:2018年ドラフト25巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏版ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
40 45 35 40 55
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95 91~92 80 76 86

変則的なスリークォーターからコマンド良くバリエーション豊かな球種を投げ分ける技巧派ピッチャー。

昨年は短縮シーズンながらもLow-A→High-A→AA→AAAと続け様に昇格を果たし、AAAでは7回ノーヒッターも達成しています。

天井は先発5番手程度でしょうが、今シーズン中にMLBへ到達することでしょう。

43位:グレッグ・ワイサート

27歳2ヶ月:188cm・97㎏:右投リリーフ
AAA:アメリカ:2016年ドラフト10巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:第81位

FB SL CH CT Cmd
55 65 30 40 35
FB/be FB/vel SL/vel CH/vel CT/vel
98 94~95 82 85~86 91

マイフェイバリット・プロスペクトの1人。

ヤンキース傘下No.1のスライダーしか取り柄が無いピッチャーでしたが、今オフに投球フォームの改造を行うと球速が急上昇。昨シーズン平均92~93マイル程度だったシンカーは今シーズン95マイル前後を計測しています。

ただ、投球フォーム改造の逆作用か元々低レベルだったコマンドが更に悪化しており、投球内容の向上には繋がっていない現状。新フォームのコツを掴みコマンドがある程度安定するようになれば、MLBでも戦力になることでしょう。

42位:ミッチ・スペンス

23歳11か月:185cm・83㎏:右投先発
AA:アメリカ:2019年ドラフト10巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2021年夏ランキング:ランク外

FB SL CB CH Cmd
45 40 55 35 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95 92~94 85~86 80~81 88

僅かにカット気味のアクションを見せる速球、空振りではなくウィークコンタクト量産に特化したスライダー、キレがあり右打者相手の決め球であるカーブ、変化量は小さいものの球速のあるチェンジアップとバリエーション豊かな球種を使い分け、初のフルシーズンとなった昨季はHign-Aにてシーズンを通し活躍。

突如コマンドを崩す点は懸念材料ですが、ハイフロアーなプロスペクトとして先発起用を続けてもらいたいピッチャーです。

41位:ブレンダン・ベック

23歳6か月:188cm・92㎏:右投先発
-:アメリカ:2021年ドラフト2巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball Reference
2021年夏ランキング:第35位

FB SL CB CH Cmd
45 45 45 40 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 90~92 83~84 78~79 mid-80

2021年ドラフト3巡目程度の評価を受けていたものの、3巡目指名ブロック・セルヴィッジの契約金捻出のためヤンキースが2巡目でオーバーピック。

スタンフォード大学時代は安定して好成績を残すなどハイフロアーなプロスペクトであり、プロ入り後はスピーディーなクラスアップが予想されましたが、昨年夏にトミー・ジョン手術を受けたため今シーズンは全休予定。(大学4年に進学した上でプロ入りしたため復帰時は約24.5歳。トホホ。)

コメント

  1. 匿名 より:

    今全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかなら別ですが

  2. CC より:

    全体的に野手プロスペクトの成績グロくないですか?
    マイナー全体で妙な打低になってるとかあったらさておき

    • 管理人 より:

      ほとんどのプロスペクトはまるで魔法が解けたかのように数字を落としていますね。
      昨シーズンは野手プロスペクトのブレイクが相次ぎ貴重なトレード要員となりましたが、間違いなく買い手へ回るであろう今年のTDLは打って変わって厳しいものとなりそうです。

      ロデリック・アリアスまでコケれば首吊って死にます。

  3. 匿名 より:

    管理人さんがおっしゃるように今年は買い手側に回るNYYにとって大誤算でしたよね。

    個人的に今年のトレードの目玉選手が全く検討つかず、(NYYは獲得が難しくても)Martin PerezやAndrew Benintendiなのかなと思いましたが、管理人はどのように考えられますか?

    • 管理人 より:

      目玉はMontasとかContreras辺りになるんじゃないですか。何にせよPS枠拡大のせいで売り手側をシーズン序盤の段階で判断するのは難しいですよね。