ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ100:2022年夏版



86位~100位 31位~40位
71位~85位 21位~30位
56位~70位 11位~20位
41位~55位 1位~10位

20位:ロン・マリナチオ

27歳0ヶ月:188cm・92㎏:右投リリーフ
MLB:アメリカ:2017年ドラフト19巡目
選手ページ:Baseball SavantBaseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第23位

FB SL CB CH Cmd
50 45 65 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 94 80 84

マイフェイバリットの1人。

4月のロースター枠拡大によりMLBデビューを果たすと、(AAAへの降格も挟みながらも)ハイレバレッジな場面で起用を受ける存在に。肩の炎症による離脱後のヤンキース投手陣崩壊も偶然ではないはず。

特に伝家の宝刀チェンジアップはMLB全体でもトップクラスの数字を残しており、フォーシームとスライダーのコマンドが安定するようになればヤンキースでの地位は安泰か。

19位:フアン・カレラ

20歳6か月:190cm・84㎏:右投先発
Low-A:ドミニカ:2018年国際FA(契約金33万5000ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第32

FB SL CB CH CT Cmd
55 55  40 40 45 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel CT/vel
98 92 82 79 86 87

マイフェイバリットの1人。

昨シーズン防御率11点台に終わったLow-Aにてリベンジを果たし、後半戦にはHigh-Aへ昇格するはず。

特に改良が加えられたスライダーは投球割合が50%を超え、被打球初速度も平均82マイル強と◎。平均スピンレイト2500rpm超のシンカー(MLBで2500rpm超のシンカーを投げる投手はたった7人)も被打球角度の平均がゼロを下回っており、被xwOBA等では非常に優秀な数字を残しているはずです。

当ブログでは何度も述べていますが体格面においても成長の余地を残しており、球威の向上によっては2種類のプラスピッチを初めとする多彩な球種を持つトッププロスペクトへと変貌する可能性も。

18位:ブロック・セルヴィッジ

19歳10か月:193cm・92㎏:左投先発
FCL:アメリカ:2021年ドラフト3巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第21位

FB SL CB CH Cmd
55 55 30 40 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
96 91~92 low-80 high-70 low-80

昨年のドラフト3巡目指名。

プロスペクトとしての評価のわりにプロ入り後の登板映像や投球データが少なく、正直なところ実際の投球クオリティは測りかねますが、取り敢えずFCLにて順調に奪三振を量産中。

まあ、1巡目と2巡目にオーバーピックを行ってまで獲得したんですから、3巡目指名とは言えFV40以上をキープしてもらわないと割に合わない。

17位:クーパー・ボウマン

22歳5か月:183cm・92㎏:右投右打:セカンド
High-A:アメリカ:2021年ドラフト4巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第30

Hit Power Run Arm Field
40 40 65 40 55

昨年のドラフト4巡目指名かつマイフェイバリットの1人。

走攻守に渡って野球選手としての基礎体力とIQの高さを見せるハイフロアーなプロスペクトであり、将来像はかつてヤンキース傘下に所属していたニック・ソラック

本職のセカンドに加えてコンスタントにショート起用も受けていますが、流石にショートは荷が重いかなと。

16位:ドリュー・ソープ

21歳9か月:194㎝・86㎏:右投先発
ー:アメリカ:2022年ドラフト2巡目(全体61位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:入団前

FB SL CB CH Cmd
45 45 60 65
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
95~96 89~91 83~84 82~83

今年のドラフト2巡目指名選手。

2022年度MLBドラフトにて全体61位指名権(2巡目)を持つヤンキースが指名した大学生右腕ドリュー・ソープ(Drew Thorpe)について

15位:オズワルド・カブレラ

23歳4か月:178cm・65kg:右投両打:セカンド
AAA:ベネズエラ:2015年国際FA(契約金10万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第10

Hit Power Run Arm Field
35 45 50 55 60

今シーズン中のMLBデビューが期待されていましたが、AAAの壁にぶち当たり開幕から低成績に喘いだだけなく肩を痛め約2ヵ月間離脱。今月の復帰後はハイペースでホームランを量産しているものの、ライバルのオズワルド・ペラザにリードを許しました。

最大の課題である右打席には成長の兆しが無く、MLBでは対左のプラトーン兼守備固めユーティリティに落ち着きそう。

14位:ヨエンドリス・ゴメス

22歳9か月:190cm・79㎏:右投先発
High-A:ドミニカ:2016年国際FA(契約金5万ドル)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第31

FB SL CB CH Cmd
60 55 50 45 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
98 95 84 80 87

昨年8月にトミー・ジョン手術を受けたと報道されていたものの、実際は損傷した肘靭帯を置き換えるトミー・ジョン手術でなく、肘靭帯を置き換えることなく修繕するものや人工靭帯を使用するような他種手術だったようで、故障発生から1年も満たずに実戦復帰。

ただ、手術を経て成長を見せたツールはコレといって無く、このままでは同じくスぺ体質であるクラーク・シュミットの下位互換といったイメージ。

13位:ランディ・バスケス

23歳8か月:183cm・74㎏:右投先発
AA:ドミニカ:2018年国際FA
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第9

FB SL CB CH Cmd
55 60 40 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
97 93~95 80~82 87

フリンジレベルだったチェンジアップが向上したように見える以外、取り留めて取り上げるネタはありません。

昨シーズンのトレードデッドラインでは打球弾移籍目前となっていましたが、現在の傘下デプスを考慮すると今年も危ういよね。

12位:ヘイデン・ウェズネスキ

24歳7か月:190cm・95㎏:右投先発
AAA:アメリカ::2019年ドラフト6巡目
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第13位

FB SL CH CT Cmd
55 55 40 40 40
FB/be FB/vel SL/vel CH/vel CT/vel
98.7 93~94 80~82 86 84~86

奪三振率の減少(10.4→8.3)こそ気にかかるもののAAA開幕から安定したピッチングを披露。後半戦中、MLBのマウンドに立つことは間違いないでしょう。

ただ、フォーシーム、ツーシーム、カッター、2種類のスライダー、チェンジアップと多彩な球種を投げ分けてはいますが、将来的にクオリティの高い球種に絞る必要がありそう。

また、オーバールックされがちな事実ですが、大学時代から今日までほぼフル出場を果たしており耐久性ピカイチ。MLBでは特定のロールへ固定されるのではなくフレキシブルな起用を期待。

11位:トレイ・スウィーニー

22歳2か月:193㎝・90㎏:右投左打:ショート
High-A:アメリカ:2021年ドラフト1巡目(全体20位)
選手ページ:MiLB公式Baseball ReferenceFanGraphs
2022年春ランキング:第7

Hit Power Run Arm Field
45 50 45 55 40

NCAA1部の弱小カンファレスにて優れたトラッキングデータを残し、(アナリティクスを重視した?)ヤンキースがオーバーピックを行った打撃先行型ショート。

下半身の故障の影響か今シーズン序盤は💩成績に終わっていたものの、特徴的な高いレッグキックを捨て去さると、シーズンが進むに連れてパフォーマンスは向上の一途を辿りました。

とは言え、彼の指名順位前後において指名された大学生野手のパフォーマンを鑑みれば、全体20位指名が”正解”だったとは思えません。

コメント

  1. ホルヘ・マテオ より:

    将来的にJuan SotoよりValueを生み出せる選手なんて現在の傘下にいないのだから全力でSotoを獲得するべき、といった主張はどう思われますか?
    そうはいってもワシントンが望んでいる「若手レギュラー格」を満たす選手はTorresしかいませんし、、。

    • 管理人 より:

      別に「ソトのバリュー」≒「NYY側のパッケージのバリュー」になるなら幾らでも放出して構いませんが、A-Rodやスタントン獲得時と打って変わって相当な争奪戦でしょうから、それがニアリーイコールとなる訳ないですよね。その時点でもうダメじゃんと。
      トレード獲得によって”エクステンション権”も得られる訳ですけど、ボラス案件なので旨みがある契約なんて期待できないですし。
      ただ、「どうせヤンキースなんてプロスペクトを大成させられないんだから抱えてるだけ無駄」と言われれば,私には真っ当な反論なんて無理です。まあソトの代わりにハップやらカスティーヨやらロバートソンやらを獲ればいいだけですけど。

      結論としてボラス案件じゃなければオールインも一応は許容範囲だったと思います。