5位:ゲーリー・サンチェス
ヤンキース:27歳
2018年:2位 → 2019年:7位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 1.1 | 1.7 | 1.1 |
2019 | 3.3 | 2.3 | 2.4 |
大スランプに陥った2018年から一転、昨シーズンは開幕から好成績を残したものの相変わらず安定感の無さは改善されずシーズンが終わってみれば可もなく不可もない数字に。
守備ではパスボールを大きく減らしたものの(2017年:16個→2018年:18個、2019年→7個)、ブロッキングを意識しすぎた余りにフレーミングや送球時の柔軟さが欠け全体的に守備が向上した感は無し。
ただ、今春季キャンプではキャッチャーとしての構えを片膝を着くタイプに変更しており、オープン戦などでも好守を披露しています。
(本章を書いてて気づいたんだけど、サンチェスが5位ってどう考えたって過大評価だよね。書き直すのめんどくさいからこのままでいくけどさ。)
4位:ロベルト・ペレス
インディアンズ:31歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | -0.5 | 0.0 | 0.9 |
2019 | 4.0 | 3.0 | 4.7 |
ヤン・ゴームズの放出により正捕手に昇進すると、課題だったバッティングをを大きく向上させ好打好守のバリュアブルなキャッチャーに。
ただ、昨シーズンはブレイクにもかかわらず4月から右足首の骨棘による痛みに苦しんでいたそうで、今オフには手術によりその骨棘を除去。今シーズンは更なる成績向上が期待できるかもしれませんね。
3位:ミッチ・ガーバー
ツインズ:29歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 0.9 | 0.4 | 0.5 |
2019 | 4.1 | 3.9 | 4.4 |
2018年も平均レベルの打撃成績を残してはいましたが、2019年はたった93試合の出場ながらもMLB全体捕手2位の31本塁打を放ち大ブレイク。
トップクラスのバッティングと比べキャッチャー守備はイマイチであるもののフレーミングは改善中で、ツインズ投手陣の成績もガーバー守備時>ジェイソン・カストロ守備時。
2位:ヤズマニ・グランダル
ホワイトソックス:31歳
2018年:3位 → 2019年:3位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 3.6 | 4.7 | 4.7 |
2019 | 2.4 | 5.2 | 6.1 |
ファーストとしての出番も増えたもののキャリア最多となる153試合出場を記録。
2018年オフの不況&1年契約を経て今オフには新たにFAとなったわけですが、1年前の苦境を教訓としてFA市場開幕すぐにホワイトソックスと4年7300万ドルで契約。ただ、今オフのFA市場は事前の懸念をよそに2017年~2018年と比べモノにならないほど好景気だったわけで、もう少し粘っていればより良い好条件を得られていたはず。
1位:J.T・リアルミュート
フィリーズ:29歳
2018年:4位 → 2019年:1位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 4.5 | 4.9 | 4.8 |
2019 | 4.5 | 5.7 | 5.6 |
捕手トップクラスのバッティング、走塁、盗塁阻止能力に加えフィリーズの指導により最大の弱点であったフレーミング能力すらリーグ上位のクオリティまで向上し初のゴールドグラブ賞も受賞。
今シーズン終了後のFA市場では目玉選手の1人となるでしょうが、捕手の中でも高い耐久性を持つ選手とはいえ、シーズン開幕延期による過密試合日程の中でどのような起用法を受けるか注目。