将来のMLB最速投手候補たち:パート7


「将来のMLB最速投手候補たち」の記事をこのページにまとめていきます。    とりあえず今オフ中にパート10まで投稿する予定。   ...

NCAAと一部の高校リーグが開幕を迎えましたが、100マイル前後を連発するピッチャーが続出してついていけません。



ベン・ジョイス

Ben Joyce:21歳(2001年9月生):195㎝・102kg
RHP:テネシー大学(NCAA)
最高球速:103.5マイル(トラックマン)

高校時代に100マイルを計測するもプロスペクトとして評価されず、2019年に地元のウォルターズ・ステート短期大学へ進学。大学1年目となる2020年シーズンはシーズン短縮により5試合・20.2イニングの登板に終わりましたが、常時97~101マイル・最速102マイルを計測し奪三振率15.2(35奪三振)を記録。

しかし、短期大学での活躍によって同年に強豪テネシー大学への編入を果たすもトミー・ジョン手術を受け2021年シーズンは全休となりました。

2020年のシーズン短縮、2021年のシーズン全休を経て約2年ぶりの実戦復帰となった今シーズンはリリーフ起用を受け、開幕戦の初球で100マイルを計測。さらに、2度目の登板ではNCAA公式戦最速記録となる103.5マイルを叩き出しています。

まだシーズン序盤の寒い時期での記録ですから、シーズンが進むにつれて104マイル以上も期待できるでしょう。



ブライス・モンタス・デ・オカ

Bryce Montes de Oca:25歳(1996年4月生):201㎝・102kg
RHP:ニューヨーク・メッツ(AAクラス)
最高球速:102マイル

高校時代に98マイル、大学時代に100マイルを計測し2018年ドラフト9巡目にてメッツ傘下に加入。

長年に渡り剛速球を披露しているにもかかわらず超が付くほどのスぺ体質で、高校時代にはトミー・ジョン手術、大学時代には尺骨神経手術を受け長期離脱。さらに、プロ入り後は2度目のトミー・ジョン手術だけでなく、肩・背中・膝の手術も受けるなどボロボロの状態でした。

しかし、実質的なプロ1年目となった2021年シーズンは常時98マイル・最速102マイルを計測。

スぺ体質以前にフリンジ未満のコントロールが改善されない限りMLBデビューはありえませんが、CSW%やCStr%は思いのほか悪くありません



ライアン・キューシック

Ryan Cusick:22歳(1999年11月生):198㎝・106kg
RHP:アトランタ・ブレーブス(Aクラス)
最高球速:102マイル

ウェイク・フォレスト大学にて最速102マイルを計測し、MLBドラフト2021年クラス最速の大学生投手として1巡目・全体24位指名にてブレーブス傘下に加入。

プロ入り後もAクラスの登板にてコンスタントに100マイルを計測し、16.1イニングの登板で34三振を奪うなど支配的なピッチングを披露しています。

大学時代は制球難と第2の変化球の向上に苦しんでいて、将来的なリリーフ転向によって常時100マイル近くを投げる超剛腕リリーバーに変貌するだろうと変な意味で期待していたのですが、天下のブレーブスの育成のよって制球難の方はあっさりと克服しそう。



ブロック・ポーター

Brock Porter:22歳(2003年6月生):193㎝・93kg
RHP:セント・メリーズ高校(ミシガン州)
最高球速:100マイル

2021年シーズンに62.1イニングを投げ12勝無敗・126奪三振・17与四球を記録し、常時90マイル台中盤・最速100マイルを計測。さらに、パーフェクト・ゲームのオールスター戦でも先発を務め、今年のドラフトの1巡目指名候補に挙げられる高校生トップクラスのピッチャー。

昨年時点ではまだ体格面に成長の余地を残していましたが、今月は早速ながらもトレーニング施設での模擬登板で100マイルを叩き出しており、シーズン開幕後に101マイル以上を計測する可能性は十分。

コメント

  1. 愛妻家 より:

    ポーターの年齢が22歳になってるよ