ダスティン・ファウラーがヤンキースに昇格!

昨日の試合でタイラー・オースティンが太ももの故障でDL入りしたことを受け、AAAで2番センターとして活躍していたダスティン・ファウラーの昇格が決まったようです!これでウェイド、アンドゥハルに引き続き3日連続で有望株野手がデビューすることになります。

ダスティン・ファウラー   CF   22歳   左投左打   183㎝

2013年のドラフトにおいて8巡目に指名された期待薄の高校生でしたが、プロ入り後は順調な成長を見せ、今年のシーズン中には多くの媒体でTOP100に選ばれるレベルの有望株となりました。私のチームプロスペクト・ランキングでは8位にランクインしています。
コンパクトかつ素早いスウィングからライナー性の打球を打つのに長けた選手でしたが、この2年間でパワーが急成長しており、ダウンスウィングにも関わらずフライボールが大幅に増加しています。それに伴い今年から昇格したAAAでは70試合で13本塁打を記録しており、MLBでも二桁打てるレベルでしょう(AAAの本拠地は投手有利の球場)。またその13本塁打はすべて引張方向に放ったもので、ウェイドと同じくヤンキースタジアムに適した打者と言えます。さらにここ2年間はそれまで苦手だった左打者にも対応を見せています。ただアンドゥハルと同じように四球の少なさが大きな弱点で、高い出塁率は全く期待できません。ちなみに4月30日にはサイクルヒットも記録しています。

身体能力が高く、打撃が急成長する前は守備・走塁が期待されていた選手で、肩の強さはセンターとしては平均以下ですが俊足のおかげで守備範囲は広く、まだ平均以下~平均レベルの打球判断も向上の余地があります。盗塁数はウェイドには及びませんが、ベースランニングも良くウェイドとの俊足コンビはAA、AAAでは大きな脅威となりました。

四球が少ないという大きな弱点はあるものの、この2年間の成長はすさまじく、肩を抜いた4ツールプレーヤーとしてMLBでも平均レベルのレギュラーになれる選手だと思います。エルズベリーの存在が大きな障壁となっており、トレードデッドラインでの放出の確率も高いですが、ヤンキース若手陣の好調の波に乗ってほしいものです。
私の希望ラインナップを考えてみると
1.LF:ガードナー
2.RF:ジャッジ
3.C:サンチェス
4.SS:グレゴリウス
5.3B:アンドゥハル
6.DH:エルズベリー
7.CF:ファウラー
8.2B:ウェイド
9.1B:ヘッドリー
プロスペクト好きの私としてはワクワクするラインナップですけど、冷静に見てみればBOSと地区優勝を争えるようなレベルではないですね。もうレフスナイダーはDFA寸前ですし、バードも多分今シーズン中はもう復帰しないし、フレイジャーはポジション相手ないし、やっぱりトレード補強しかないか・・・