21位~30位:歴代野球選手ランキングTop100


30位:ジョニー・ベンチ
 
1967年~1983年:キャッチャー:rWAR=75.2、fWAR=74.8

 
 
 攻守共において歴代トップクラスのパフォーマンスを残したMLB史上最高のキャッチャー。キャッチャーながらも本塁打王を2度獲得し通算wRC+は125、通算本塁打数は389本にも上ります。

 守備でも当時トップクラスの評価を受けており10年連続でGG賞を受賞。当時最強チームだったレッズの攻守の要として活躍しました。
 ただ、早熟だったためか衰えも早く30歳以降の成績の落ちっぷりは残念。
 

 

29位:ジョー・ディマジオ
 
1936年~1951年:センター:rWAR=78.1、fWAR=83.1

 ベーブ・ルース&ルー・ゲーリッグ引退後の当時MLB最大のスーパースターであり、当時のアメリカ社会の象徴だった選手。今では56試合連続安打記録で有名ですよね。
 走攻守に優れたセンターであり、毎年のようにwRC+150前後を記録。通算361本塁打を記録していますが、右打者に不利なヤンキースタジアムでプレーしたことによりアウェイでは213本打っていますがホームでは148本しか打っていません。また、第2次世界大戦により3シーズン全休しており、もしヤンキース以外でプレーして戦争がなければ500本塁打以上を記録していたかもしれませんね。
 

28位:トリス・スピーカー
 
1907年~1928年:センター:rWAR=134.1、fWAR=130.6
 

 タイ・カッブのライバルとして20年近くにわたって活躍し、MLB最多の792二塁打を記録。通算3514安打はスタン・ミュージアルに抜かれるまでカッブに次ぐ歴代2位の数字でした。
 センター守備も非常に優れた選手であり、通算刺殺・併殺プレーは外野手歴代1位、捕殺数は歴代2位となっています。
 

 
27位:オスカー・チャールストン
 
1915年~1941年:センター:ニグロリーグ

 ニグロリーグ史上最高の外野手であり、ビル・ジェームズは歴代選手ランキングで4位にランクインさせています。
 残っている記録上だけではニグロリーグで歴代最高の成績を残しており、同時期にMLBでプレーしたベーブ・ルースやタイ・カッブ、トリス・スピーカーと比較されたのも納得の数字。ジャッキー・ロビンソン以降におけるウィリー・メイズ、ハンク・アーロン、フランク・ロビンソン、リッキー・ヘンダーソン、ケン・グリフィーなどの黒人外野手の活躍を考えるともっと上にランクインすべき選手かもしれませんね。
 

 

26位:ロジャー・クレメンス
 
1984年~2007年:先発:rWAR=139.6、fWAR=133.7
 

 成績だけを考慮するなら間違いなくMLB史上最高の投手。ただドーピングが・・・。

 
25位:ジョー・モーガン
 
1963年~1984年:セカンド:rWAR=100.6、fWAR=98.8
 

 身長170㎝と小柄な体格からは想像のつかないような打撃成績を残しており、最大の長所は出塁能力。16シーズンで80四球以上、8シーズンで100四球以上を記録しており、セイバーメトリクスの発達によって再評価が進みました。また、全盛期の1972年~1976年には5年連続でwRC+150以上を記録しています。
 さらに、走塁でも通算689盗塁、盗塁成功率81%という素晴らしい数字を残しており、セカンド守備でもGG賞を5回受賞しています。(ただ通算TZRは-43)
 また、引退後はESPNの解説者になりましたが、セイバーメトリクスを理不尽に否定するなど無能な解説を行い、「ジョー・モーガンをクビにしろ!(Fire Jo Morgan)」というアンチウェブサイトが作られたほどでした。

 

24位:フランク・ロビンソン
 
1956年~1976:ライト/レフト:rWAR=107.3、fWAR=104.0

 長期間にわたってトップクラスの打撃力を保持した稀有な選手であり、1959年~1974年の16シーズン中の14シーズンでOPS+リーグ5位以内に入り4度リーグトップとなりました。また、通算204盗塁を記録していますが、外野守備は微妙だったようです。
 

23位:トム・シーバー
 
1967年~1986年:先発:rWAR=110.1、fWAR=92.4

 1969年の「ミラクル・メッツ」の立役者であり、20年近くにわたって好成績を残した60~80年代を代表する大エース。
 非常に怪我の少ない選手であり、キャリア20シーズンで230イニング以上が15シーズン、規定投球回到達が19シーズン。さらに、3つのディケイド計9シーズンでERA+リーグ5位以内に入り、通算rWAR110.1は1926年以降にデビューした投手の中では2番目の数字となっています。

22位:レフティー・グローブ
 
1925年~1941年:先発:rWAR=106.1、fWAR=88.8

 当時MLB最速とも言われた剛速球を武器に圧倒的な成績残し、ランディ・ジョンソンが活躍するまでは野球史上最高の左腕だったと言えるでしょう。
 MLBデビューが遅かったものの、1926年~1939年の15シーズンで9度最優秀防御率のタイトルを獲得。打高投低の時代にプレーしたため防御率2.50以下は1シーズンしかなく過小評価されがちですが、ERA+では10シーズンで150以上を記録してお、史上最も失点阻止能力の高い選手のうちの一人でした。

21位:ジョシュ・ギブソン
 
1930年~1946年:キャッチャー:ニグロリーグ
 

 キャッチャーでありながらニグロリーグ歴代最高の打撃成績を残した「黒いベーブ・ルース」。(ニグロリーグ歴代最高の打撃成績とは言っても、データが残っている試合結果中だけので比べた話であり、データの残っていない試合も含めると本当にギブソンがNo.1かは分かりませんけど。)
 ちなみにスモーキー・ジョー・ウィリアムズの項(67位)でも書いたピッツバーグ・クーリエの投票では全選手の中で最多得票数を獲得し「ニグロリーグ史上最高の選手」に選ばれています。