第3位:テッド・ウィリアムス ~ 「個人的に選ぶ、MLB歴代野手TOP10

第3位:テッド・ウィリアムス
↓成績

ウィリアムスは1918年に生まれ、
1939年~1960年の19年間(兵役時を除く)をBOS一筋でプレーしました。
ポジションはレフトでグリーンモンスターの前を守りました。
あだ名は「The Kid」=「キッド」
日本では「打撃の神様」とも呼ばれます。
通算2292試合、2654安打、521本塁打、1839打点を記録しました。
通算打率344は歴代8位、出塁率482は歴代断トツで1位、
長打率634とOPS1.116は歴代2位と圧倒的な打撃成績を残しました。
ASにも17回選出されました。
シーズンではMVP2回、首位打者6回、本塁打王4回、打点王4回、
OPSトップ10回、WARトップ6回、出塁率トップ12回、
三冠王を2回達成、驚異的な成績を残しました。
ただ、兵役で5年近くプレーしておらず(43~45年と52~53年)
特に43~45年は全盛期の真っただ中でした。
もし、兵役がなければ通算安打は3500本近くまで記録し、本塁打は650本を超え、
打点はアーロンのメジャー記録2297打点を抜いていたでしょう。

今でも兵役が悔やまれます。
39年に20歳でデビューすると早速145打点で打点王を獲得しOPSも1.045を記録。
歴史に残るスーパールーキーでした。
そして3年目の41年シーズンにもはや伝説の打率406を記録しました。
これは最後の打率4割で、最後の2試合(ダブルヘッダー)で8打数6安打を記録し
打率4割を達成したのは有名な話です。
翌年には、三冠王を獲得します。
しかし、43~45年は兵役で出場は無し。
もし出ていれば3年で500安打、100本塁打、MVP1~2回は記録していたと思います。
46年から復帰し52~53年の兵役も含み、
MVP2回、三冠王1回を記録しました。
30代後半になってもOPSは1.000を超え
38-9歳のシーズンには打率388を記録しています(もちろん首位打者)
40歳で迎えた59年シーズンは首の痛みに悩まされて、
打率254、OPS791に終わります。
しかし、41-2歳の60年シーズンに打率318、OPS1.096という、
40台としては驚異的な成績を残しました。
そして、この年限りで引退しました。
引退試合最後の打席でホームランを打ったのは今でも感動的なシーンとして
語り継がれています。
守備は下手で、走塁も鈍足で悪かったですが、
打撃だけならルースに次ぎ史上2番目の選手です。
オールスターでも4打数4安打2本塁打と最高のパフォーマンスも見せたこともあります。
ただ、ヤンキースが強かったためBOSを優勝へ導くことはできませんでした。
ファン(野次を言うから)と記者が嫌いで、記者には特に仲が悪く
MVP投票では成績に関係なく票が投じられませんでした。
こんなことがなければMVPをあと2~3回は受賞していたと思います。
ファンにも帽子などを脱ぎ、声援に応えることはありませんでした。
引退試合でのホームランの時もそれは変わりませんでした。
ただ、性格が良かったとはあまり言われていませんでしたが、
実際は人格は良く、野球に対して個性的な持論を持っていました。

朝鮮戦争では飛行機での爆撃の際に墜落しかけたこともあり、
病気にかかるなど、精神的には大きなダメージを負ったはずです。
それを乗り越えてこれほどの成績を残したんですから、
ルース以上の打者になっていてもおかしくはありませんでした。

1999年のオールスターでは、BOSの本拠地フェンウェイで姿を見せ、
満場喝采の歓声を受けました。
彼の偉大さを改めて感じさせる感度的なシーンでした。
(この2年後の2002年に亡くなりました)
最も偉大な打者の一人で個性的な選手でした!