FA市場が極寒状態で取り上げるネタも無いので、2018年MLBポジション別選手ランキングを作ろうと思います(各ポジション1~10位まで)。まず初めにキャッチャーからやります。
・イントロダクション
(1)怪我をしないのも実力のうち(アクシデントによる怪我は別)
(2)セイバーメトリクスを重視
(3)最近のシーズンほど重みをつけて評価
(4)無意識にヤンキースの選手を優遇しているはず
(5)ポテンシャルとか伸びしろは評価せず
(6)不調に陥らないのも実力のうち
(7)運も実力のうち・・・ではない
キャッチャー(捕手)
1位:バスター・ポージー(ジャイアンツ・30歳)
2017年:rWAR=4.0:fWAR=4.3
文句無しの現役最強キャッチャー。いつまでキャッチャーを続けられるかは分かりませんが、このまま順調にいけば殿堂入り出来るでしょう。ただ、毎年トップクラスだったフレーミング成績が、2017年シーズンはイマイチだったのは気になります。また、チーム成績が悪かったためか怒りを見せる場面も。
2位:ゲリー・サンチェス(ヤンキース・25歳)
2017年:rWAR=4.1:fWAR=4.4
あまりにも酷いブロッキングはよくネタにされますが、MLBトップクラスの強肩もあり、全体的に見れば守備はそんなに悪くないですし、DHで使えという意見はバカバカしい。足の状態が不安要素。
3位:ヤズマニ・グランダル(ドジャース・29歳)
2017年:rWAR=2.2:fWAR=2.5
wRC+110前後と打撃が良く、フレーミングも最上級。去年はダルビッシュと前田とバッテリーを組んだことにより、よく日本では叩かれていましたね。控えのバーンズの台頭もありましたが果たして・・・。
4位:J.T・リアルミュート(マーリンズ・26歳)
2017年:rWAR=3.6:fWAR=3.6
足の速さと二塁送球タイムはMLBキャッチャーの中でもトップクラス。2017年は最低クラスだったフレーミングの成績が何故か向上しました。開幕までにトレードされるかもしれませんけど・・・。
5位:ヤディナ・モリーナ(カージナルス・35歳)
2017年:rWAR=2.0:fWAR=2.1
2014~16年は一桁だった本塁打が、今年は18本に増加。全体的な実力は流石に衰えてはきていますが、安定して140試合近く出場する耐久性は流石の一言。そろそろ捕手兼任監督をやってほしい。
6位:ウィルソン・コントレラス(カブス・25歳)
2017年:rWAR=3.9:fWAR=3.2
2017年は故障者リストに2回入りましたが、WARだけならトップクラスの成績。サンチェスと同い年で選手タイプも近く、カブスとヤンキースがワールドシリーズで当たったりすれば、ライバル扱いされるでしょうね。
7位:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ・27歳)
2017年:rWAR=2.5:fWAR=2.1
2017年は打球角度を上昇させることに成功、xwOBAが飛躍的に向上しました。2018年シーズンは30本塁打越えも期待できるかもしれませんが、相変わらずフレーミングの成績は散々。
8位:タイラー・フラワーズ(ホワイトソックス・32歳)
2017年:rWAR=2.5:fWAR=2.5
グランダルと並ぶMLB最高級のフレーミングの持ち主であり、打撃も良くxwOBAは.350近い数字を2年連続で残しています。リードとかはイマイチの印象があるんですけど、実際のところはどうなんですかね・・・?もっと耐久性があって試合数・出場機会を稼げれば、5位以内も狙えたかもしれませんが、もう32歳なんですよね~。
9位:マイク・ズニーノ(マリナーズ・27歳)
2017年:rWAR=3.3:fWAR=3.6
とうとうMLBドラフト全体2指名選手が開花。ただ、打撃成績は運に恵まれた部分も多く、1年後にはまたTop10圏外にいるかも。ブロッキングが下手。
10位:ラッセル・マーティン(ブルージェイズ・35歳)
2017年:rWAR=1.5:fWAR=1.8
来年にはTop10内からサヨナラでしょうね。
レッズのタッカー・バーンハート、パドレスのオースティン・ヘッジス、オリオールズのウェリントン・カスティーヨ、レンジャーズのロビンソン・チリーノス辺りが来年のランクイン候補ですかね。インディアンズの有望株フランシスコ・メヒアが捕手としてプレーすれば面白くなるんですけど。