ジャッジ残留の陰でトミー・ケインリーがヤンキース復帰

愚かにもキャッシュマンと4年契約を結び、28度目のワールドシリーズ制覇が2030年代までお預けとなったヤンキース。

ウインターミーティングではアーロン・ジャッジ争奪戦が話題となりましたが、その陰でトミー・ケインリー復帰のギャンブルムーブを披露。”残留”ばかりのツマらない補強が続く中で、ギャンブルはウェルカムなのですが、結局のところ”復帰”だからやっぱ面白味に欠けるわな。

契約内容は2年1150万ドル(年平均575万ドル)。昨オフ以前ならば1年575万ドル未満で手に入ったであろうプレーヤーですが、70年代ばりの高騰を見せている今FA市場では過剰と言い難い条件。

Standard Pitching
Year Age Tm ERA G IP H HR BB SO ERA+ FIP WHIP BB9 SO9 SO/W
2017 27 TOT 2.59 69 62.2 53 4 17 96 171 1.83 1.117 2.4 13.8 5.65
2018 28 NYY 6.56 24 23.1 23 3 15 30 65 4.19 1.629 5.8 11.6 2.00
2019 29 NYY 3.67 72 61.1 45 9 20 88 122 3.33 1.060 2.9 12.9 4.40
2020 30 NYY 0.00 1 1.0 1 0 1 3   0.19 2.000 9.0 27.0 3.00
2022 32 LAD 2.84 13 12.2 5 2 3 14 151 4.38 0.632 2.1 9.9 4.67
8 Yr 8 Yr 8 Yr 3.78 298 290.1 230 30 135 358 116 3.51 1.257 4.2 11.1 2.65

2020年にトミー・ジョン手術を受けヤンキース退団となったケインリー

同年オフにリハビリ期間も含めた2年契約(総額475万ドル)をドジャースと結び、2022年シーズンの5月に復帰を果たすもたった4試合で骨挫傷を発症し9月まで故障者リスト入り。

9月の復帰後は(バビ神に愛され)好調なパフォーマンスを続け、得意なポストシーズンでもハイレバレッジな場面で起用を受けましたが、NLDS第4戦・4点リードの場面で3失点を喫し大戦犯に。

その際は「レギュラーシーズン独走だったくせに、最後の最後にケインリーにぶち壊されてやんのwww バ~カ!バ~カ!」と愚弄していたのに、まさか寄りによってヤンキースに帰ってくるとは…。有難迷惑な話です。

ちなみに、レッドソックスがケインリー獲得寸前まで迫ったものの、争奪戦最終盤でヤンキースに逆転された模様。

ケインリーと同価格帯のFA投手

ここまでFA市場のリリーフ投手の中で、ケインリーと同規模の契約を手にした選手は上記の面々。何れも50パーセンタイル成績はケインリーを上回るでしょうが、70~90パーセンタイル辺りならば反対に彼が勝るイメージ。

現在のヤンキース救援陣はMLB全体で中の上に位置するレベルであり、別にケインリーが加入したところで成績が大きく上振れしない限り大した底上げには繋がりませんが、勝ちパの上位リリーバーに年1000万ドルが必要な現補強市場では、こういったギャンブルに頼らざる負えないのも致し方ありませんね。

そういった意味では前回のトレードデッドラインでスコット・エフロスルー・トリビーノを高騰前に囲い込んだことは正解でした。前者がスぺったからケインリー獲ってんだけど…

The changeup artist signs up for a second stint with the Yankees aiming to return to high-leverage work.

天下のドジャースで伝家の宝刀チェンジアップに更なる改良を加え、チェンジアップの投球割合が70%にも達する超イレギュラーなピッチャーと化しているのですが、その点については上記リンクの通りFanGraphsが取り上げていたのでご参照ください。

その代わりに今シーズンの5月から9月にかけての投球フォームとアプローチ変化について記そうと思ったのですが、考えがまとまらなかったので諦めます。

気になるなら自分でチェックしてチョーだい。

コメント

  1. 無名 より:

    チャドグリは見捨てられてしまうのでしょうか、
    ブリブリッまさかはないですよね?

    • 管理人 より:

      わざわざRidingsをタダで手放したNYYが緑と鰤に、反対に彼らがNYYにこだわる理由ないですよね。

  2. プロクター より:

    ベタンセス、ケインリー、グリーンとFA前に酷使してポイ捨てする帝国さん・・・。