第2回:ヤンキースのプロスペクトをディスる回


ヤンキースのプロスペクトをディスります。

惑星最悪のファンベースによるReynoldsトレード案がエンターテインメント性👍なので、パイレーツはこのままキープし続けて欲しい。



ランディ・バスケス

2021年まで順調に球速アップが続いたものの、とうとう2022年にストップ。今後のカギを握るはずだったチェンジアップには成長を感じられず、登板ごとに好不調の波が大きかったことでAAAに昇格することなくシーズンを終えました。

加えて盗塁阻止能力が低く、今年から時短ルール導入により盗塁が促進されるMLBでは苦労するはず。

何だかんだんでやっぱりリリーフに落ち着くのだろうなと。

ヨエンドリス・ゴメス

2020年シーズンが飛んだとは言え、2017年プロデビューにも拘らず度重なる故障によって通算イニングはたったの209.1スぺ体質の影響か投球フォームについて模索を続けており、コマンドが思うように成長せず。

先発投手として期待される存在ですが、フルシーズンをローテーションで過ごせるようなピッチャーだとは考えにくく、正しくクラーク・シュミットの下位互換といった感じ。

前シーズン中に受けた肘手術の影響により出遅れた2022年シーズンは、シーズン終盤まで球速が戻らなかったためトレードデッドラインでアンアヴェイラブルに。現状としてマイナーでは大した実績がないくせにMLBロースターへ居座る米食い虫状態となっています

また、キャリアを通しHR/FBが異常に低いピッチャーで、MLBやマイナーの上位クラスにて同レートを維持できるか疑問

クレイトン・ビーター

投球フォームは再現性、ディセプション共に✖。

ルイス・メディーナから年齢的ポテンシャルを差し引いたようなプロスペクトで、メディーナはフォーシームのコマンドに難がありましたがビーターの場合はスライダー。

アマチュア時代にトミー・ジョン手術と肘関節鏡視下手術を受けていることから決してタフなピッチャーとは考えられず、先発投手として期待できるようなプロスペクトではありませんね。

ドリュー・ソープ

ドラフト前はNCAAトップクラスの好成績を残していたものの、所属カンファレンスのレベルがイマイチで年齢も高め。

現在のMLBでは彼のように90マイル程度のツーシーム、スライダー、チェンジアップの3球種だけで活躍する先発投手など皆無。カーブやカッターを織り交ぜてやっとローテーションに定着しているピッチャーばかりですから、いくらコマンドが良くとも球速アップや変化球追加が必要不可欠でしょう、

そもそも1985年以降においてヤンキースの2巡目指名選手は誰一人として通算rWAR1.0超をクリアしておらず、ソープがMLBで戦力化することなど統計上奇跡と言わざる負えません。

ブロック・セルヴィッジ

ヤンキース組織内で上位にランクインするプロスペクトであるにも拘わらず、スカウティング情報や映像がほぼ無し。そのためディスる素材が見当たりません。

高校時代はフォームが粗削りなためコマンドがボロボロでしたが、2022年シーズンの与四球率等は次第点をクリアし、いまいちディスりづらい。

ここまで話題にならないということは、逆に大したポテンシャルを披露していないとも言えますが…。

フアン・カレラ

お気に入りのプロペクトであるため大ブレイクを期待していたのですが、ピッチングスタッフや投球フォームなど多くのファクターが粗削りなまま。

それでもAクラスで好成績を残しシーズン終盤にはA+クラス昇格を果たしたものの、同クラスでは7試合・28イニングを投げ防御率7.71・FIP6.48と無残な結果に。

スライダー頼りの低め一辺倒ピッチングは左打者相手に全く通用しておらず、その他変化球やフォーシームで打者の目線を変えられない限り、球速やコマンドがアップしてもこの現状が続くでしょうね。

2022 Player Pitching Splits
Split PA H 2B 3B HR BB SO BA OBP SLG OPS BAbip
vs RHB as RHP 302 43 10 0 5 27 96 .167 .285 .264 .548 .241
vs LHB as RHP 161 31 6 2 4 25 35 .244 .398 .417 .815 .303

アンソニー・シーグラー

2022年シーズンはプロ入り後初めて健康体を維持しBB>Kの好成績を残したとは言え、スぺ体質と並ぶ弱点であったパワー不足は改善されず、打球初速度のマックスが104マイルに留まりました。

ドラフト時は野球IQを高く評価されていたものの、スぺ体質にも拘わらず無謀なハッスルプレーを繰り返すなどリスクヘッジが成っておらず、走塁判断能力もダメ。

フレーミングも苦手としていますが、今後数年間で機械判定が導入されるはずなので問題なし。

イライジャ・ダナム

筋骨隆々の体型から繰り出されるパワーとスピードこそ魅力的ですが、無謀なダイビングキャッチを試みる外野手守備は未熟。さらに弱肩も踏まえるとMLBレベルではレフト一択で、実際に守備成績も✖

左投手相手に持ち前の優れたアプローチが通用しておらず、2022年シーズン序盤は長打狙いの無理やりなプルヒッティングも目立ちました。

ジョニー・ブリート

球速急激アップによってルール5ドラフトのプロテクトを受ける存在にまで成り上がったプロスペクトですが、チェンジアップ以外の変化球は大して改善されず。

シーズン終盤はMLB昇格を見据えAAAにてリリーフ起用を受けたものの低調なパフォーマンスに。さらに終盤戦、球速を落としていたことも気に掛かります。

ホスエ・パナクアル

変化量がキチっているプラスピッチのシンカー以外はクオリティが低く、コマンドも未熟なため好成績へ繋がらず。サイドスローに近いスリークォーターのためか縦変化をVAAにコンバートできなかった印象。

対左成績やA+クラスでのパフォーマンスなどはフアン・カレラへ似通っていますが、カレラと異なり身長178㎝と小柄なためポテンシャルも期待薄。

何にせよ「ヤンキース:プロスペクトランキング:トップ100:2022年夏版」で23位にブっ込んだ私は浅はかでした。