インフレ調整後のMLB大型契約総額ランキング

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MLBにおける総額1億ドル以上の全大型契約の一覧表を作成していたのですが、Twitter上では公表していたにもかかわらず記事にするのを忘れて...

Juan Sotoが史上最高額または大谷に次ぐ大型契約を手にする前に、今回はインフレ調整を組み込んだ契約総額ランキングを取り上げたいと思います。(Twitterでは何度も擦ったネタですが。)

調整とはいっても、契約レンジは考慮しておらず、2025年のCPI(予測値)と各契約初年度のAnnual CPIの比率に契約総額を乗算しただけの簡易的なもの。

本来なら契約期間全体の平均CPIを用いたり、年俸を各年毎に調整...それ以前にAIRを用いることが正当な方法かもしれませんが、面倒なので知ったこっちゃありません。


Name 開始年 契約総額
(million)
未調整額 インフレ調整後
大谷 翔平 2024 700 716
Mike Trout 2019 427 536
Alex Rodriguez 2001 252 458
Giancarlo Stanton 2015 325 441
Mookie Betts 2021 365 433
Bryce Harper 2019 330 415
Alex Rodriguez 2008 275 411
Fernando Tatis Jr. 2021 340 404
Gerrit Cole 2020 324 403
Aaron Judge 2023 360 380
Manny Machado 2019 300 377
Francisco Lindor 2022 341 375
Manny Machado 2023 350 369
Corey Seager 2022 325 357
Rafael Devers 2023 331 349
Derek Jeter 2001 189 343
Albert Pujols 2012 240 336
山本 由伸 2024 325 332
Miguel Cabrera 2016 248 332
Nolan Arenado 2019 260 327
Robinson Cano 2014 240 326
Trea Turner 2023 300 317
Joey Votto 2014 225 306
Anthony Rendon 2020 245 304
Stephen Strasburg 2020 245 304
Prince Fielder 2012 214 300
Xander Bogaerts 2023 280 296
Bobby Witt Jr. 2024 289 295
Clayton Kershaw 2014 215 292
David Price 2016 217 291
Manny Ramirez 2001 160 291

※大谷の契約は余りにも特殊なので参考値扱いとしますが、2026年以降の予測インフレ率2.0%から逆算すると、調整後額は約$577Mとなり、トップであることに変わりはありません。


トップ10の内5つの契約にNYYが関係。残り5つの内4つは西海岸球団の契約。

今オフ中に上表へ食い込む可能性があるプレーヤーには、Juan Sotoの他にGunnar HendersonKyle TuckerVladimir Guerrero Jr.らが考えられます。