ヤンキースの2025年春季キャンプの雑感(3月前半編)

ヤンキースの2025年春季キャンプの雑感を記します。

VerdugoもRizzoも去就決まらないの笑う。



【予想】2025年シーズンのNYYは...

Aaron Judge

酷いです。

アプローチがままならず、弱々しいスイングを繰り返す毎日。

昨シーズンは、メカニクスを崩しSTで低調なパフォーマンスを続け、そのままレギュラーシーズンに突入した結果、復調まで約1ヶ月を要したわけですが、今回はどうなることやら。

再びメカニクスを崩した?それとも単なる衰え?

Clarke Schmidt

Gerrit ColeLuis Gilが潰れる中、背中の故障から復帰。

1.2 IPを投げ3 Rを喫したものの、昨シーズンと変わらぬ球威を披露しており、一安心といった印象。

また、球威こそ変わらないものの、メカニクスには抜本的と言っても過言ではないほどの大きな変更が加えられ、特に左足のステップインとアームアクションの鉛直化が印象的。

そのおかげで各ピッチのSpin Axiにも変化が生まれ、昨シーズンから異なる挙動を見せています。

Ben Rice

オフシーズンのビルトアップがRaw Power向上に直結。

ただし、同じようにスイングがパワフルとなったAnthony Volpeと同様に、持ち前の優れたアプローチは鳴りを潜めています。

キャッチャー守備も✖。

Mark Leiter Jr.

今STではメカニクスがよりエフォートレスになった印象ですが、ピッチクオリティは反対に向上。昨シーズンは低調だったFSのコマンドも安定しています。

また、それぞれ約8~9 %の投球割合を占めていたFCとSWをここまで1球も投じておらず、両方ともアーセナルから外し3ピッチに絞った模様。

    2024 2025
Sinker Velo 91.5 93.4
SR 1,975 1,949
IVB 12.0 12.5
HB -14.9 -14.0
Splitter Velo  84.3  85.6
SR  771 741 
IVB 4.5 7.5
HB -10.8 -6.5
Curve Velo  73.6 73.5 
SR 2,329 2,112
IVB -17.1 -17.0
HB 8.0 9.4

Oswaldo Cabrera

MiLB時代はフルスイングを多用することで、HR or 三振のアプローチを行うも、MLBデビュー後はリーグに適応するためコンタクトヒッター化が進んだCabrera

昨シーズン後半戦にメカニクスを改造し、コンタクト志向を更に強めていたのですが、今STにおいても引き続き同メカニクスを採用しており、軌道修正を行う心積もりはなし。

アップサイドのレンジは縮まっているでしょうけど、2023年シーズンのような形に陥る可能性も抑えられているだろうし、控えUTとしてプレーするに適したアプローチでは?

J.C. Escarra

ヤンカスがCaleb Durbinの代わりに新たに見つけたオモチャ。

確かにパフォーマンスは良好ですが、Austin Wellsと併用するとなると、LHPに強いバッターが絶対条件となるはず。

Tanner BanksからHRを放っていましたけど、まだまだ全体的にはLHP相手のパフォーマンスは弱く、普通に考えればAlex Jackson優先だろうと。

そもそも、LHPへの相性を軽視するのであれば、Ben Riceの方がベターなチョイスなので。

Luke Weaver

初回登板は93 mphのへなちょこFFをデブに捉えられ炎上。

昨年もST中は球速が出なかったので、大丈夫かもしれないですけど…。

Dominic Smith

昨STでは26 PAでBB無し。今STではここまで24 PAでBB無し。

露骨すぎだろ。