ヤンキース:プロスペクト・リポート:第3回(2025/6/7)


2025年シーズン開幕時点におけるニューヨーク・ヤンキースのプロスペクト(有望株)ランキングTop50
2025年「ヤンキース:プロスペクト・リポート」の第2弾


AAA

Eric Reyzelman

23.0 IPを投げ24 K・25 BBと絶不調。

44.4 Zone%と極端にコマンドが荒れているわけではありませんが、19.5 Chase%を記録するなどバッターを欺くことができず。

その結果として空振りが奪えず(15.8 Whiff%の低水準、昨シーズンは40.9%)、IPを上回るほどのBBを許しています。

ソリッドなコンタクトクオリティがせめてもの救い。

Zach Messinger

5月上旬の2登板で12 ERを喫しSPをクビに。

それ以降はロングリリーフ起用を受け、10 IPで1 Rしか喫していませんが、変化球で躱す騙し騙しのピッチングを行っているだけで、投球内容はイマイチ。

Jayvien Sandridge

オフシーズン、SDP傘下からMiLB FAとなっていたところをNYYが拾い上げた奪三振マシン。

現時点では、昨シーズンから改造を加えてたSLがコーナーに決まり、70+%ものWhiff%を生み出しています。

Cam Schlittler

新たに習得したCTが完全に機能し、苦手だったLHBを克服。

高いBABIPに悩まされながらも好投を続けAAA昇級。

AAローテの空いたスポットにはCarlos Lagrangeがイン。

AA

George Lombard Jr.

遥かに年上のピッチャー相手に優れたアプローチを披露し、K-BB%は見事なもので、昨シーズンほどHigh GB%にも苦しんでいませんが、全体的な打撃成績は伸びず。

ある程度のハードコンタクトからフライ/LDを放っているものの、打球はフィールダーの前で失速。

運良くギャップに飛んだボールがXBHとなっているだけで、ISOはたったの.054。

AA初HRは何時になることやら。

Roc Riggio

故障によって開幕から出遅れるも、復帰後はA+で1.000 OPSを超える強打を見せ、23歳の誕生日を目前にしてAA昇級。

守備の不安定さも鳴りを潜めています。

High-A

Dillon Lewis

Low-AにてチームNo.1(早々に昇級したParks Harberは除く)のxwOBAを残し、High-Aでも昇級直後から活躍。

フリースインガーですが、ゾーンの至る所でハードコンタクトを残しており、ブレーキングボールもかなり捉えています。

身体能力を活かしたOF守備も悪くありませんね。

Kyle Carr

開幕直後は好調だったのですが、5月に入り見るからに失速。

ERAはソリッドな数字ですけど、単にバビっているだけです。

LHPのクセに盗塁阻止能力も低い。

Low-A

Roderick Arias

昨シーズンから今シーズンに欠けてAvg EVは89.3 → 87.1 mph、Mdn EVは92.2 → 86.3 mphへ大幅ダウン。

守備のパフォーマンスも宜しくありません。

昨シーズン終盤戦の活躍は、ドラフト加入組をカモにしただけのまやかしだったようです。

Carson Coleman

TEXがルール5ドラフトで指名するも、右肩手術によってプレーすることなくNYYへ出戻り。

Low-Aでのリハビリ登板では故障前と変わらぬ球威を披露しており、後半戦の活躍を期待。

FCL

Omar Gonzalez

なんか昨年と比べ太っているし、パフォーマンスも変わらず✖

まだ若いとは言え、ダメそうですね。

Dexters Peralta

まだ17歳なので今年もDSLでプレーするかと思いきや、まさかの渡米&FCL配属。

私たちが思っている以上に、チーム内の期待値は高いのか?

DSL

Ronald Tejada

昨年のルーキーシーズンに安定感溢れる成績を残した素材型ですが、今シーズンは荒れ模様。

Stiven Marinez

私の推しプロスペクト。

開幕から2試合で7出塁の好スタートダッシュを切りました。