21位~30位:MLB史上最高のシーズン成績Top40(MLB.com選出)

31位~40位

参照元(英語)


30位:ミゲル・カブレラ:2012年(29歳)

DET:ファースト:rWAR=7.1、fWAR=7.2

MVP/リーグ1位:打率、本塁打、打点、長打率

1967年のカール・ヤストレムスキー以来の三冠王になった歴史的なシーズン成績。しかし、wRC+は新人のマイク・トラウトに次ぐリーグ2位の数字であり守備・走塁はもちろんボロ負けで、MVPはトラウトが受賞しべきでした。PSでの成績は普通。

また、カブレラのベストシーズンは間違いなくこの翌年の2013年シーズンで、この年にもMVPを受賞しています。しかし、2012年と同じようにトラウトの方が全体的な成績は上でありMVPはトラウトが受賞すべきだった・・・。


29位:ハンク・アーロン:1957年(23歳)

MLN:ライト:rWAR=8.0、fWAR=7.6

MVP/リーグ1位:本塁打、打点、得点

弱冠23歳で初の本塁打王に輝き最初で最後のMVPを受賞。しかも本拠地のカウンティ・スタジアムは非常に打者不利な球場。WSでもヤンキース相手に7試合で11安打3本塁打の活躍を見せWS優勝に貢献しました。

また、盗塁の数は少ないですが、これは1950年代はMLB全体で非常に盗塁数が少ない時代であり、決してアーロンが鈍足だったというわけではありません。実際にこの年のブレーブスのチーム盗塁数はたった35個でした。さらに、アーロンは1963年に3割40本塁打30盗塁をクリアしています。

というかMVPを受賞したとはいえこの1957年シーズンが彼のベストとは考えにくく、実際の彼のベストシーズンは上で述べた1963年でしょう。

☝驚異的なリストの強さですね


28位:ノーラン・ライアン:1973年(23歳)

CAL:先発:rWAR=7.8、fWAR=8.7

サイヤング賞2位/リーグ1位:奪三振、四球、奪三振率

MLBシーズン記録となる383奪三振を記録し奪三振率は驚異の10.6。(今の時代ではそこまで凄さを感じない数字かもしれませんが、1973年ALの平均奪三振率はたった5.1しかありませんでした。)また。二ケタ奪三振23試合もランディ・ジョンソンと並ぶMLBシーズン記録です。それに加えて、ライアンの代名詞であるノーヒットノーランも5月と7月に合計2回達成しています。とりわけ2回目のノーヒットノーランでは17奪三振を記録しており、これもノーヒッター試合でのMLB記録です。

ただ、奪三振が多いといっても四球も多いので失点阻止能力はイマイチであり、FIP-は69ですがERA+はたった123試合しかないので、はっきり言ってこの順位にランクインするような成績ではありません。


27位:サミー・ソーサ:2001年(32歳)

CHC:ライト:rWAR=10.3、fWAR=9.9

MVP投票2位/リーグ1位:打点、得点

キャリア3度目の60本塁打を記録し、全体的な打撃成績は自己ベストの数字でした。ただ、リーグNo.1の成績を残した野手はボンズ(この年73本塁打のMLBシーズン記録を樹立)。


26位:ロジャー・マリス:1961年(26歳)

NYY:ライト:rWAR=6.9、fWAR=7.1

MVP/リーグ1位:本塁打、打点、得点

チームメイトのミッキー・マントルとMM砲と歴史的なホームラン王争いを繰り広げ、最終的にはベーブ・ルースのシーズン本塁打記録を更新することとなりました。ルースの記録に迫った際には心無いファンやメディアから多くの脅迫や嫌がらせを受け、髪の毛が抜け始めるほどのストレスを受けていました。

ちなみに前年(1960年)にもMVPを受賞しており、1960年の方が守備成績が良かったり1961年のBABIPが異常に低かったこともあって、結果的にWARの数字は1960年の方が上でした。


25位:ヴァイダ・ブルー:1971年(22歳)

OAK:先発:rWAR=8.6、fWAR=8.4

MVP、サイヤング賞/、リーグ1位:fWAR、FIP、WHIP、奪三振率、完封

1970年代最速先発投手がノーラン・ライアン or J.R・リチャードならば1970年代最速先発左腕はこのブルー。剛速球を武器にフルシーズン1年目ながら史上最年少でMVPを受賞しました。

シーズン前半戦は開幕戦から無傷の10連勝、166イニングで防御率1.19。スポーツ・イラストレイテッドとタイム誌の表紙を飾り一気に大スターとなりましたが、シーズンオフに年俸闘争を行い一気にイメージを下げてしまっています。(1972年シーズンが始まっても契約合意に至らずMLB復帰は5月でした。)


24位:ジョー・モーガン:1976年(32歳)

CIN:セカンド:rWAR=9.6、fWAR=9.5

MVP/リーグ1位:rWAR、fWAR、wRC+、出塁率、長打率/GG賞

打撃部門の多くで自己ベストの成績を残し、wRC+184は1930年以降のセカンドでNo.1の数字。盗塁数はリーグ2位+GG賞を受賞と走攻守にわたり文句なしの活躍を見せ、WSでもMVP級の成績を残しました。


23位:ウィリー・メイズ:1955年(24歳)

NYG:センター:rWAR=9.1、fWAR=9.0

MVP/リーグ1位:rWAR、fWAR、wRC+、本塁打、長打率、三塁打、TZR(センター)

自身初の本塁打王となったシーズン。このシーズンが本当にメイズのベストシーズンかは疑問符が付きますが、メイズはキャリアの中で飛び抜けた成績のシーズンがなくいつが全盛期かよく分からない選手なのでしょうがないですね。

ちなみにGG賞はまだ制定されていません。


22位:フェルナンド・バレンズエラ:1981年(20歳)

LAD:先発:rWAR=8.6、fWAR=8.4

サイヤング賞/、リーグ1位:奪三振、完投、完封、イニング

かの有名な「バレンズエラ旋風」を巻き起こしたシーズン。とりわけ開幕戦からの8連勝中のの投球内容が有名です(下表)。またイニングが少ないですが、これはこのシーズンが110試合しか行われなかったため。

1981 Pitching Game Log
Rk Gtm Date Tm Opp Rslt Inngs Dec DR IP H R ER BB SO HR HBP ERA BF
1 1 Apr 9 LAD HOU W,2-0 SHO W(1-0) 99 9.0 5 0 0 2 5 0 0 0.00 33
2 5 Apr 14 LAD @ SFG W,7-1 CG W(2-0) 4 9.0 4 1 1 2 10 0 0 0.50 33
3 8 Apr 18 LAD @ SDP W,2-0 SHO W(3-0) 3 9.0 5 0 0 0 10 0 0 0.33 33
4 12 Apr 22 LAD @ HOU W,1-0 SHO W(4-0) 3 9.0 7 0 0 3 11 0 0 0.25 35
5 17 Apr 27 LAD SFG W,5-0 SHO W(5-0) 4 9.0 7 0 0 4 7 0 0 0.20 35
May May May Tm Opp Rslt Inngs Dec DR IP H R ER BB SO HR HBP ERA BF
6 22 May 3 LAD @ MON W,6-1 GS-9 W(6-0) 5 9.0 5 1 1 0 7 0 0 0.33 32
7 27 May 8 LAD @ NYM W,1-0 SHO W(7-0) 4 9.0 7 0 0 5 11 0 0 0.29 37
8 32 May 14 LAD MON W,3-2 CG W(8-0) 5 9.0 3 2 2 1 7 2 0 0.50 31
16-9 W-L:13-7 4.0 192.1 140 55 53 61 180 11 1 2.48 758


21位:ブライス・ハーパー:2015年(22歳)

WSH:ライト:rWAR=10.0、fWAR=9.3

MVP/リーグ1位:rWAR、fWAR、wRC+、本塁打、出塁率、長打率、得点

これに関して詳しい説明は不要でしょう。

ちなみに、xwOBAは.409(MLB全体5位)、Sprint Speedは27.8 ft/s(全584人中184人)でした。