去年と同じように今年もMLBのポジション別選手ランキングをやろうと思います。
・イントロダクション
キャッチャー(捕手)
10位:サルバドール・ペレス
ロイヤルズ:28歳:2018年=7位
rWAR | fWAR | WARP |
2.1 | 2.0 | 1.8 |
現役で最も丈夫なキャッチャーの一人ですが春季キャンプで左ひざを痛め1ヶ月の出遅れ。さらに、年々DHなどでの出場が増え、2018年は129試合中30試合がDH出場。年齢のわりにキャッチャーとしての全盛期を過ぎた感があります。
ただ、打撃成績に関しては運に恵まれなかった部分が多く、BABIPは自己ワーストの.245(通算は.283)&xwOBA-wOBA=0.30。外野の広いカウフマン・スタジアム以外が本拠地なら30本塁打以上を間違いなく打てる打者ですが・・・。
9位:フランシスコ・セルベーリ
パイレーツ:33歳:2018年=ランク外
rWAR | fWAR | WARP |
2.6 | 3.3 | 2.4 |
昨オフにトレーナー&トレーニング方法を変更し食事制限を行ったのが功を奏したのか、(守備力は全盛期から大きく衰えているものの)打撃成績が大きく向上しリアルミュート、グランダル級の成績を記録。xwOBA.350はリアルミュート、グランダルを抑え全キャッチャー中トップの数字(200打席以上)でした。
ただ、控えの若手捕手エリアス・ディアズが急成長を見せたためパイレーツは今オフにトレードを画策。もう2月なので流石に今オフ中の放出はないでしょうが、今年のトレードデッドラインでは・・・。
8位:ヤン・ゴームズ
ナショナルズ:31歳:2018年=ランク外
rWAR | fWAR | WARP |
2.6 | 2.2 | 3.1 |
打撃フォーム修正のおかげか打撃成績が復活し、キャリア初のオールスターに選出。
長年インディアンズの超強力先発陣を支えてきた好守のキャッチャーですが、今オフにトレードでナショナルズに放出されています。
あと個人的に好き。
7位:ゲーリー・サンチェス
ヤンキース:26歳:2018年=2位
rWAR | fWAR | WARP |
1.2 | 1.4 | 1.1 |
2017年から続く足の故障による2度のDL入りなどもあり、圧倒的な打撃成績を残した2017年とは対照的に2018年は大スランプ。怠慢プレーによりチームメイトと揉める場面もありました。それでも89試合で18本塁打を放っており、xwOBAは.340とそこそこ優秀。足に問題を抱えていたとはいえ、BABIP.197はさすがに低すぎ。
また、2017年から肩の故障に悩まされ続けコルチゾン注射を定期的に受けていたことが判明。今オフには肩の組織除去手術を受けており、今シーズンの復活に期待です。
ちなみに、サンチェスと同じタイプのホルヘ・ポサダもレギュラー2年目に大スランプを経験しています。
6位:ウィルソン・コントレラス
カブス:26歳:2018年=6位
rWAR | fWAR | WARP |
2.8 | 2.6 | 0.5 |
サンチェスと同じように強打で守備の悪い選手ですが、そのサンチェスと同じように打撃成績が下落。さらにサンチェスと同じように怠慢プレーも見受けられました。フレーミングがMLB最低クラスのため、フレーミングを考慮しているWARPでは控え選手クラスの数字。
元々はキャッチャーではなくサードを守っていた選手で、2012年に20歳でキャッチャーに転向。このような経歴を考えると守備の悪さは致し方無いのかも。
コメント
やはりリアルミュートになりましたか。
日米野球でも唯一のガチメンバーって言われてましたもんね。
ポージー…
グランダルのfwar4.9ですよ。
この記事を書いた時点ではFangraphsがまだfWARに捕手のフレーミングを含めていなかったため3.6という表記になっています。
うわあ、いい加減な記事あったまわる
コメントありがとうございます!
肩やパンチ力はサンチェスがポサダより上だと思いますけど、何か淡白な感じがしますね。ポサダの方が闘争心があった気がします。2人ともディフェンス面に問題がありますけど。ヤンキースで攻守揃っていた捕手はマンソンまで遡りますかね。