セカンド：2019年MLBポジション別選手ランキング

5位：ロビンソン・カノー

メッツ：36歳：2018年＝4位（全体44位）

禁止薬物検査に引っかかり80試合の出場停止を受け有力視されていた殿堂入りの可能性も消えましたが、なんだかんだで高齢ながら成績はトップクラス。平均打球速度93.1マイルはMLB全体5位、xwOBAは.376はMLB全体18位と年齢を感じさせない数字で、出場停止さえなければアルトゥーベやバイエズ級の成績を残していたかもしれません。

メッツにトレードされましたが元ヤンキースの主力なだけにニューヨークへの適応にも心配はなし。今春季キャンプでも結構体を作ってきているので期待。よっぽどのことでもない限り来年もTop10内にいるんじゃないですか。

4位：ジェド・ラウリー

メッツ：34歳：2018年＝ランク外

2016年までは故障も多くレギュラーと控えを行き来する中途半端なレベルの選手でしたが、2017年シーズン前に睡眠障害の原因となっていた鼻のセプタムの手術を受け、その後はトップクラスの好成績を残しています。

ただ、ベストタイミングでFAとなったはずでしたがFA市場の停滞により2年2000万ドルという事前予想よりも安めの契約をメッツと結ぶ羽目に。メッツは5位のカノーも獲得したためラウリーはサードで起用される予定。

3位：ウィット・メリフィールド

ロイヤルズ：30歳：2018年＝ランク外

最多安打＆2年連続となる盗塁王のタイトルを獲得。アメリカでは不人気のロイヤルズに所属していることもあり知名度が低く最も過小評価されている選手に挙げられることもありますが、日米野球や日本のテレビ番組に参加したことで日本では思いのほか有名な印象。

チーム状況から今オフには放出の噂もありましたが、4年1625万ドルで契約延長を締結しています。

2位：ハビア・バイエズ

カブス：26歳：2018年＝ランク外

かつてはマイナーNo.1のスイングスピードの持ち主として鳴り物入りでMLBデビューを果たすも1年目はMLBの球にかすりもしなかったんですが、気づけば球界を代表する若手選手の一人に。2018年のMLB公式ショップにおけるユニフォーム売り上げではジャッジ、アルトゥーベに次ぐMLB全体3位のセールスを記録するなど人気も抜群。

走攻守に優れプレーのエンターテイメント性も高く選球眼以外は言うことなしの選手ですが、今シーズンはアディソン・ラッセルのDV問題によりショートを中心に起用される予定。

1位：ホセ・アルトゥーベ

アストロズ：28歳：2018年＝1位（全体2位）

7年1億6350万ドルの大型契約を結んで迎えたシーズンでしたが、右膝を痛め20試合以上を欠場し連続200安打記録も4年でストップ。ALCSの終了直後には右膝の手術を受けており心配。

全体的に入れ替わりの激しいポジション。若手選手のグレイバー・トーレスやルイス・ウリアスのランクインに期待したいところですが、2018年はイマイチだったジョナサン・スコープ、シーザー・ヘルナンデス辺りの巻き返しもあれば面白いんですけど・・・。