ルイス・セベリーノとの契約延長に加えて他選手との契約延長交渉も行っていると報道されていたヤンキースですが、アーロン・ヒックスと7年7000万ドル+球団オプション1年1250万ドルで契約延長に合意したようです。
ヒックスは2019年オフにFA予定で今オフには年俸調停を避け1年600万ドルの契約を結んでいましたが、今回の契約により1年契約は破棄となりヒックスは2025年&35歳(最長で20206年36歳)までヤンキースでプレーすることとなります。(出来払い高、オプション、オプトアウト権などについてはまだ不明)
契約金:200万ドル
2019年:600万ドル(29歳)
2020年:1050万ドル
2021年:1050万ドル
2022年:1050万ドル
2023年:1050万ドル
2024年:950万ドル
2025年:950万ドル(バイアウト100万ドル・35歳)
2026年:1250万ドル(球団オプション)
Year | Age | Tm | G | PA | H | HR | RBI | SB | BB | SO | BA | OBP | SLG | OPS | OPS+ | Pos | Awards |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | 23 | MIN | 81 | 313 | 54 | 8 | 27 | 9 | 24 | 84 | .192 | .259 | .338 | .597 | 63 | 8 | |
2014 | 24 | MIN | 69 | 225 | 40 | 1 | 18 | 4 | 36 | 56 | .215 | .341 | .274 | .615 | 76 | 8/79D | |
2015 | 25 | MIN | 97 | 390 | 90 | 11 | 33 | 13 | 34 | 66 | .256 | .323 | .398 | .721 | 98 | 89/7 | |
2016 | 26 | NYY | 123 | 361 | 71 | 8 | 31 | 3 | 30 | 68 | .217 | .281 | .336 | .617 | 64 | *978/D | |
2017 | 27 | NYY | 88 | 361 | 80 | 15 | 52 | 10 | 51 | 67 | .266 | .372 | .475 | .847 | 122 | 879 | |
2018 | 28 | NYY | 137 | 581 | 119 | 27 | 79 | 11 | 90 | 111 | .248 | .366 | .467 | .833 | 123 | *8/D | MVP-22 |
6 Yr | 6 Yr | 6 Yr | 595 | 2231 | 454 | 70 | 240 | 50 | 265 | 452 | .236 | .328 | .396 | .724 | 96 | ||
162 | 162 | 162 | 162 | 607 | 124 | 19 | 65 | 14 | 72 | 123 | .236 | .328 | .396 | .724 | 96 | ||
MIN | MIN | MIN | 247 | 928 | 184 | 20 | 78 | 26 | 94 | 206 | .225 | .306 | .349 | .655 | 81 | ||
NYY | NYY | NYY | 348 | 1303 | 270 | 50 | 162 | 24 | 171 | 246 | .244 | .344 | .431 | .775 | 106 |
ヒックスはアーロン・ジャッジやジャンカルロ・スタントンの陰に隠れているものの四球率14.0%、wRC125、xwOBA.350以上を2年連続で記録しているMLB屈指のスイッチヒッター。また、これほどの打撃力を持ちながらもセンターを平均以上に守ることが出来る稀有な選手で、個人的にはMLBのセンターでは第4位・前ポジションでは50~60位程度の選手だと考えています。
もし、ヒックスが今シーズンも2018年と同程度の成績を残しFAとなっていれば4年6400万ドル~5年8000万ドル程度の契約を手ににしていたと考えられます。7年契約というのは非常に長く感じますが、ヤンキースからすると贅沢税対象分の総年俸をできるだけ抑えたかったでしょうから、相場から総額を少し増やし1~2年程度期間を伸ばすというこのよう契約に落ち着いたのでしょう。よって今回の契約は契約年数ではなく契約総額とAAV(1年あたりの金額)で評価すべきです。
しかし、ヒックスは400打席以上を記録したことが2018年しかなく毎年1~2回は絶対にDL入りしてしまう(2017年は2回、2018年は1回)ような故障に弱い選手。さらに、2018年は各守備指標(DRS、UZR、FRAA、OAA)が軒並み低下しており、そもそも2017年のDRS+15もたまたま。個人的にセンターを守れるのはあと2年ぐらいかなと。
そのころにはガードナーはチームにいないでしょうからスタントンをDHに固定してRFヒックス、LFジャッジに。順調にいけばエステバン・フロリアルがMLBに定着する頃ですから代わりにセンターを守らせるという感じかな。もしフロリアルがダメなら(その可能性が高いけど)アレですけど。
反対にバッティングは選球眼がウリなので通常よりも衰えは遅そう。
これで来オフにFAとなる可能性がある30歳前後の主力選手はアロルディス・チャップマン(オプトアウト権を行使し場合)、デリン・ベタンセス、ディディ・グレゴリウスの3人に。この中でベタンセスとは契約延長交渉を行っていると報じられています。
コメント
>ヒックスは2025年&35歳(最長で20206年
なんという超大型契約w
死ね