ヤンキースの2019年開幕戦メンバーが決定!

マイク・トークマン(Mike Tauchman)

25歳:188㎝・99㎏:左投左打:センター
2013年ドラフト10巡目:COL(13~18年)

前ページでも述べたように2日前、ヤンキースはコロラド・ロッキーズとのトレードで外野手のマイク・トークマンを獲得。代わりに左投リリーフのフィリップ・ディールを放出しています。


Register Batting
Year Age Tm Lg Lev Aff G PA H 2B 3B HR RBI SB CS BB SO BA OBP SLG OPS
2013 22 Tri-City NORW A- COL 64 274 70 13 3 0 23 20 7 33 55 .297 .388 .377 .765
2014 23 2 Teams 2 Lgs A+-A- COL 60 258 65 12 4 4 22 15 3 33 43 .293 .384 .437 .821
2014 23 Modesto CALL A+ COL 53 228 58 11 4 4 18 9 3 29 41 .294 .386 .452 .838
2014 23 Tri-City NORW A- COL 7 30 7 1 0 0 4 6 0 4 2 .280 .367 .320 .687
2015 24 New Britain EL AA COL 131 563 149 23 6 3 43 25 13 47 69 .294 .355 .381 .736
2016 25 Albuquerque PCL AAA COL 129 527 136 24 7 1 51 23 10 40 77 .286 .342 .373 .714
2016-17 25 Zulia VEWL FgW   31 136 32 4 0 1 9 5 5 11 16 .269 .343 .328 .671
2017 26 COL NL MLB COL 31 32 6 0 1 0 2 1 2 5 10 .222 .344 .296 .640
2017 26 Albuquerque PCL AAA COL 110 475 139 30 8 16 80 16 7 40 73 .331 .386 .555 .941
2018 27 COL NL MLB COL 21 37 3 1 0 0 0 1 0 4 15 .094 .194 .125 .319
2018 27 Albuquerque PCL AAA COL 112 471 130 26 7 20 81 12 10 60 70 .323 .408 .571 .978
Year Age Tm Lg Lev Aff G PA H 2B 3B HR RBI SB CS BB SO BA OBP SLG OPS
MLB MLB MLB   MLB   52 69 9 1 1 0 2 2 2 9 25 .153 .265 .203 .468
Mino Mino Mino   Minors   606 2568 689 128 35 44 300 111 50 253 387 .304 .374 .450 .824
All All All       689 2773 730 133 36 45 311 118 57 273 428 .299 .370 .438 .808
                                         
AAA AAA AAA   Minors   351 1473 405 80 22 37 212 51 27 140 220 .312 .377 .493 .870
A- ( A- ( A- (   Minors   71 304 77 14 3 0 27 26 7 37 57 .295 .386 .372 .758
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 3/25/2019.

マイク・トークマンはAAAで好成績を残すもMLBでは結果を残せないAAAAタイプの選手のようで、昨オフにも同じようなタイプのジャバリ・ブラッシュをロッキーズから獲得しましたね。ただ、マイク・トークマンの所属してたAAAのPCL(パシフィック・コースト・リーグ)は打高投低でありCOLのAAAチームなので当然本拠地は超打者有利。実際に2016~2018年のAAAではホームにおいてOPS.965を記録していますがアウェイではたったOPS.756しか打てておらず、PCLのリーグ平均OPSは.760前後なのでトークマンはAAA平均レベルの打者と言えるかもしれません。

また、左打ちですが2016~2018年のMLB&AAAにおいて対右投手OPSは.854、対左投手OPSは.850と珍しく右左で差が無く、ガードナーのようにプラトーンで起用されるとは思えません。さらに引張方向への打球が非常に少ない広角打者でありヤンキースタジアムの恩恵は受けられなさそう。

下に守備の動画を5つ張りましたが外野守備のレベルは高め。MLB通算18試合でDRS-2&UZR-2.5を記録してしまっていますが、マイナーでは1年目の2013年からFRAA(ベースボールプロスぺくタスのレンジファクター系守備指標。DRSやUZRと違いマイナーでの集計もい行われている稀有な守備指標。)では毎年プラスの数字を残しており、通算570試合で+32.2を記録しています。スカウティングレポートでも守備力は平均以上の評価を受けていて、前述したようにバッティングがAAA平均レベルと考えるとトークマンは守備の人と言えそうです。

何故ウェイドやフレイジャーではなくトークマンが第4の外野手に選ばれたのかも、内野守備は上手いものの外野守備は微妙なウェイドやコーナーOFしか守れないフレイジャーとは違ってトークマンがセンターを無難に守ることができるからなのでしょう。ましてやセンターはベテランのガードナーですからね。

昨シーズン途中に獲得したルーク・ボイト(当時はAAAAクラスの選手)が大成功だっただけに、ヤンキースファンの間で何の根拠もナシにトークマンの期待値が上がってしまっているのが心配ですが果たして。

降格を言い渡されたタイラー・ウェイドは相当怒っていたそう。ただ、トークマンはまだマイナーオプションが1つだけ残っているので、いつでもウェイドと入れ替え可能です。