先発投手:2019年MLBポジション別選手ランキング

・イントロダクション

(1)怪我をしないのも実力のうち(アクシデントによる怪我は別)
(2)セイバーメトリクスを重視
(3)最近のシーズンほど重みをつけて評価
(4)無意識にヤンキースの選手を優遇しているはず
(5)ポテンシャルとか伸びしろは評価せず
(6)不調に陥らないのも実力のうち
(7)運も実力のうち・・・ではない
(8)ポジションは守備イニング数が一番多かったモノ
 

先発投手:2018年MLBポジション別選手ランキング


キャッチャー:2019年MLBポジション別選手ランキング

ファースト&DH:2019年MLBポジション別選手ランキング

セカンド:2019年MLBポジション別選手ランキング

サード:2019年MLBポジション別選手ランキング

ショート:2019年MLBポジション別選手ランキング

レフト:2019年MLBポジション別選手ランキング

ライト:2019年MLBポジション別選手ランキング

センター:2019年MLBポジション別選手ランキング

リリーフ:2019年MLBポジション別選手ランキング


先発投手(スターティング・ピッチャー)


10位:ゲリット・コール

アストロズ:28歳:2018年=ランク外

rWAR fWAR WARP
5.1 5.9 6.5

2015年にサイ・ヤング賞で4位に入ってからはパッとしないパフォーマンスが続いていましたが、ジャスティン・バーランダーと同じくアストロズ移籍により成績が大幅に向上。

今シーズンオフでFA予定でしたがここまで契約延長の交渉は行われていないとのこと。他のFA予定だった大物選手(ノーラン・アレナド、クリス・セール、ポール・ゴールドシュミット、ジャスティン・バーランダー)が軒並み契約延長を結んでおり、来オフのFA市場目玉選手となる可能性も大。


9位:カルロス・カラスコ

インディアンズ:32歳:2018年=8位(全体31位)

rWAR fWAR WARP
3.9 5.3 5.3

毎年のようにエース級の成績を残しながらも同僚のコーリー・クルーバーのせいでイマイチ注目されない実力者。2018年はスライダーを大幅に増やしたのが功を奏したのか多くの指標で自己ベストを更新。ただそれでも、苦手としているインディアンズの本拠地プログレッシブ・フィールドでの成績はイマイチで、アウェイでの成績だけならもっと上位クラス。


8位:ルイス・セベリーノ

ヤンキース:25歳:2018年=ランク外(全体52位)

rWAR fWAR WARP
4.7 5.5 5.9

先発投手として2年連続で速球系の平均球速がMLBトップ。シーズン前半戦終了時点ではALのサイヤング賞有力候補でしたが、後半戦はスタミナ切れやフォームのクセによる球種バレのために一気にパフォーマンスを落とし、最終的には2017年と変わらない投球内容に終わりました。PSではBOS相手に炎上するもALWCでは申し分ないパフォーマンスを披露。

今オフには4年4000万ドルでヤンキースと契約延長を行いましたが、春季キャンプ中に右肩を痛め4月の全休が決定。MLB復帰は恐らく6月中だと思われます。


7位:アーロン・ノラ

フィリーズ:25歳:2018年=ランク外

rWAR fWAR WARP
10.0 5.0 6.4

MLB全球団ワーストのフィリーズ守備陣(チームDRS-136、歴代ワースト記録)をバックに驚異の防御率2.37、ERA+175を記録。投手としてのrWAR10.5はMLB全体トップの数字でした。今オフには4年4500万ドルで契約延長。

ただ、NL所属のため打席に立つ機会が多いわけですがバッティングはMLBワーストクラス。昨シーズンは70打席で3本しかヒットを打てませんでした。


6位:クレイトン・カーショウ

ドジャース:31歳:2018年=1位(全体4位)

rWAR fWAR WARP
4.0 4.0 4.5

開幕直前にとうとう30歳を迎え衰えが進行。腕や背中の故障にも悩まされ規定投球回に届かず、フォーシームの平均球速はMLB平均を大きく下回る90.8マイルまで低下しています。それでもなんだかんだでエース級の投球内容。今オフには前契約のOpt-out権を用いて新たに3年9300万ドルの大型契約を結び直しています。

ただ、今春季キャンプでも左肩を痛めオープン戦登板は一度もナシ。昨シーズンですら騙し騙しのピッチングだっただけに、さらに劣化が進むとなると...。