ヤンキース:プロスペクト・リポート:第5回(2019/8/2)


ヤンキースのプロスペクト紹介まとめ 順次更新

ヤンキース:プロスペクトランキング:1位~50位:2019年夏


ヤンキース:プロスペクト・リポート:第1回(2019/4/14)

ヤンキース:プロスペクト・リポート:第2回(2019/5/1)

ヤンキース:プロスペクト・リポート:第3回(2019/5/19)

ヤンキース:プロスペクト・リポート:第4回(2019/6/15)




トレード

今回のトレードデッドラインにおいてトッププロスペクトとの交換で先発投手の補強が絶対視されていましたが大きな動きはなし。

結局のところトレードデッドライン間近におけるトレードはジョー・ハービーの放出のみでした。

新人ジョー・ハービー:ヤンキース救援陣の救いとなるか?


AAA

デイビー・ガルシア

6月18日には6回、被安打1、15奪三振の圧倒的なピッチングを披露。マイナーリーグのオールスターゲームであるフューチャーズ・ゲームではALチームの先発も務めました。

各メディアのシーズン前半戦終了時プロスペクト・ランキングのアップデートではベースボール・プロスペクタスで第25位、ESPNで第29位、FanGraphsで第63位にランクイン。

すでにAAAデビューを果たしMLB昇格まで間近に迫っていますが、制球難は未だに解消されておらず球数がかさみ長いイニングを投げられていない現状。それでも9月のセプテンバーコールアップにおけるMLBデビューが期待されています。

ベン・ヘラー

2016年~2017年にMLBでプレーしたものの2018年はトミー・ジョン手術により全休。

今シーズンの7月に実績復帰を果たすと5試合連続で無失点。故障前と変わらないクオリティをキープしていましたが、右腕の張りにより再び故障者リスト入りとなっており復帰は9月の予定。



AA

カイル・ホルダー

4月終了時点でのOPSはたった.453でしたが5月に.765、6月に.951、7月に.788の好成績を残し自己ベストのシーズンに。

最大の武器であるショート守備でも例年通りの高水準のパフォーマンスを披露しており、すでに25歳となっていますが着実にMLBへ近づいています。

Register Batting
Year Age Lev G PA H HR SB BB SO BA OBP SLG OPS
2015 21 A- 56 250 48 0 6 17 34 .213 .273 .253 .527
2016 22 A 88 374 102 1 8 15 53 .290 .323 .347 .669
2017 23 A+ 104 442 110 4 4 26 62 .271 .317 .350 .666
2018 24 AA-A+-A 48 206 47 3 1 15 21 .257 .317 .350 .667
2018 24 AA 32 132 29 1 0 8 15 .248 .297 .325 .622
2018 24 A+ 11 52 12 2 1 6 5 .267 .365 .422 .788
2018 24 A 5 22 6 0 0 1 1 .286 .318 .333 .652
2019 25 AA 87 366 90 7 4 26 53 .277 .335 .431 .766
Year Age Lev G PA H HR SB BB SO BA OBP SLG OPS
Mino Mino Minors 383 1638 397 15 23 99 223 .266 .316 .352 .668
All All   501 2166 547 23 35 135 262 .280 .333 .376 .709
                           
AA ( AA ( Minors 119 498 119 8 4 34 68 .269 .325 .403 .728
A+ ( A+ ( Minors 115 494 122 6 5 32 67 .271 .322 .357 .679
A (2 A (2 Minors 93 396 108 1 8 16 54 .290 .322 .346 .668


ブライアン・ケラー

故障により約2ヶ月出遅れたものの復帰後は2017年~2018年の超えるパフォーマンスを披露中。今日の試合では7回ノーヒッターも達成しています。

AAではすでに通算167.2イニングを記録しており9月にAAAへの昇格が濃厚。



A

ルイス・メディーナ

相変わらず好投と大炎上を繰り返し全体的な成績は最低クラスであるものの、6月に入ってからは四球が減少しそれにつれてイニング数も増加。

これでもシーズンBABIPは.356と異常に高く残り試合での更なる成績向上が期待できそう。

日時 失点 被安打 奪三振 四球
6/13 6.0 0 0 3 2
6/21 5.0 6 7 6 1
6/27 4.1 5 5 3 4
7/3 2.2 5 4 2 5
7/11 6.0 0 2 10 1
7/17 6.0 4 8 7 0
7/24 5.2 1 4 7 4
7/31 5.1 4 4 10 4


オズワルド・ペラザ

この6月で19歳になったばかりにもかかわらず今シーズンはA-~Aでプレーし評価急上中のショートストップ。各メディアの球団内プロスペクト・ランキングではベースボールアメリカで第5位、MLB.comで第30位、Fangraphsで第17位にランクインするなど評価はマチマチ。


A-

エゼキエル・デュラン

シーズン開幕当初は去年同様にパッとしなかったものの、7月は26試合で7本塁打&OPS1.021の好成績を記録。所属リーグの週間MVPにも選ばれました。

打撃フォームの完成度が低くバッティングのムラの大きい選手なだけに残り試合でのパフォーマンスに要注目ですが、wRC+161はA-全体でも6番目の数字であり20歳以下に限ると第2位。