前回の記事から1週間しか経っていないのでネタは少ないのですが、新投手コーチ決定という重大ニュースが入ってきたので投稿。
マット・ブレイク
前回の記事でもヤンキースの前投手コーチであるラリー・ロスチャイルドの後任選びについて書きましたが、8日に新投手コーチがマット・ブレイクに決定したようです。
ブレイクは若干33歳。大学で心理学と哲学の学位を取得した後にボストンの公立校野球部で投手コーチに。その後、マサチューセッツ州のトレーニング施設「Cressey Sports Performance」で指導者としての活動も行い、ヤンキースのエリアスカウトも兼任(専任かも?)。
とりわけ「Cressey Sports Performance」での指導が高く評価され、3年前からはクリーブランド・インディアンズのピッチング・コーディネーターに就任。ヤンキース投手コーチ就任決定の3日前にはインディアンズの投手指導監督に昇格したばかり。
33歳ということもあり現場での指導経験は少ないですが、アナリティクスに非常に長けた人物との評価。アメリカの報道を見る限りではブレイクから指導を受けた選手の間では絶賛されているようで、ラリー・ロスチャイルドという(アナリティクスに耳を傾け、ある程度活用するものの)オールドスクール・タイプからマット・ブレイクというアナリティクス&データ解析重視の新世代投手指導者に大きく方向転換を行うという大博打に出たわけですね。
他にもミシガン大学のクリス・フェッター(33歳)、アーカンソー大学のマット・ホッブス(40歳前後)、テキサス・クリスチャン大学のカーク・サールース(40歳)、アリゾナ大学のNate Yeskieなど若い投手指導者と面談を行い、ヤンキースの投手コーチ選びは若さ&最先端を重視していたことが分かります。一応、レジェンドOB選手の中ではよりアナリティクス重視のデビッド・コーンとも面談を行いましたが・・・。
ちなみに、ラリー・ロスチャイルドはパドレスの新投手コーチに就任しています。
ブレット・ガードナー
Yankees and Brett Gardner are already talking about trying to stay together contractually. Why not? It’s been a fantastic marriage for both. Longest tenured Yankee had career highs in HR (28) and OPS (.829) in 2019.
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2019年11月7日
アーロン・ヒックスのトミー・ジョン手術によりマイク・トークマンの他にセンターを守ることができる外野手が必要になったわけですが、大方の予想通りブレット・ガードナーとの残留交渉をヤンキースは行っているようです。
(トレード市場は取り敢えず置いといて)実はFA市場の中でNo.1センターはガードナー。というかむしろ強豪ヤンキースで準レギュラーを務めれるようなセンターはガードナーしかいません(元センターならマーセル・オズーナやキャメロン・メイビンがいますが)。そんなセンター不作のFA市場の中で相場以下の金額で契約できるガードナーは正しい選択。
ディディ・グレゴリウス
Reds have interest in Didi Gregorius, whose original team was yes, the Reds. Gregorius is a good bounce-back candidate as @KMillar15 said on @IntentionalTalk today.
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2019年11月8日
FAとなっているディディ・グレゴリウスに関してはガードナーと対照的にヤンキース絡みのニュースはまだありませんが、シンシナティ・レッズが興味を示しているというニュースが。
ジョン・ヘイマンが上記のようにツイートしただけなのでアレですが、ヤンキースはグレゴリウスにクオリファイング・オファー(1780万ドル)も行っていないので、ヤンキース残留の可能性は低いかも。