ヤンキース:プロスペクト・リポート:第2回(2022/5/15)


2022年「ヤンキース:プロスペクト・リポート」の第1弾

犬や猫飼ってる馬鹿って近所迷惑だと分かってんのかね?



AAA

ヘイデン・ウェズネスキ

デイビー・ガルシアルイス・ヒルに復調の兆しが見えない中、AAA先発ローテ1番手のウェズネスキが大ブレイクを果たした昨シーズン以上の成績を記録中。

昨シーズンのAAやAAAでの登板では少し逃げの姿勢が見受けられましたが、今シーズンはストライクゾーンへ積極的に投げ込み1イニング辺りの球数が15を切るなど省エネ投球を見せており、先発投手として順調な成長を遂げている印象。

2022 Player Pitching Game Log
Date Lev IP H R ER BB SO HR Pit
2022-04-06 AAA-IL 5.0 2 0 0 0 4 0 60
2022-04-13 AAA-IL 3.2 3 1 0 2 4 0 68
2022-04-20 AAA-IL 4.1 2 2 2 2 6 0 75
2022-04-27 AAA-IL 6.0 4 3 3 1 6 1 76
2022-05-03 AAA-IL 5.0 4 2 2 0 6 1 80
2022-05-08 AAA-IL 5.0 4 2 1 1 6 0 83
2022-05-14 AAA-IL 6.0 2 1 1 0 4 1 75

JP・シアーズ

4月限定のロースター枠拡大によりMLB開幕ロースター入り&MLBデビューを果たすも、ギャロの故障に伴うロカストロ昇格のためAAAへ降格となっていたシアーズですが、AAAでは圧倒的かつ支配的なピッチングを披露。

コマンドが定まらなかったMLB登板時は真価を発揮したと言えず、再昇格が待ち望まれます。

2022 Player Pitching Game Log
Date Lev IP H R ER BB SO Pit
2022-04-13 Maj-AL 1.0 0 0 0 0 1 8
2022-04-16 Maj-AL 1.0 2 0 0 1 1 18
2022-04-22 AAA-IL 2.1 3 1 1 0 1 45
2022-04-29 AAA-IL 2.1 2 1 0 0 4 47
2022-05-05 AAA-IL 3.0 2 0 0 0 4 41
2022-05-10 AAA-IL 3.2 2 0 0 0 8 59
2022-05-15 AAA-IL 5.2 2 0 0 1 6 65


AA

ケン・ワルディチャック

昨年のブレイクを経て今シーズンは改良されたスライダーと1~2マイル程度の球速アップを披露し、AAにおいて1・2位を争うほどの好成績を記録中。

取り分け得意な左打者とは23度対戦し未だ被安打2(シングル2本)・与四球1。

昨シーズンは後半戦にパフォーマンスを落としAA止まりでしたが、当然のことながらAAAへの昇格は間近に迫っています。

カイル・ズラック

トミー・ジョン手術から本格復帰となった27歳のズラックですが、9試合・14.1イニングを投げ自責点ゼロ(失点1)と好投。

リハビリ期間中に習得したのであろう80マイル強のスラーブが大ハマりしているようですが、流石に防御率0.00は出来過ぎだよね。


High-A

オースティン・ウェルズ

野手のトッププロスペクトが軒並みスランプに陥る中で孤軍奮闘の大活躍。ほとんどの打撃指標にてヤンキース傘下1・2位を争う高水準の数字を残しています。

キャッチャー守備においても飛躍を見せており、この前のプロスペクト・ランキングでネガティブに扱ったことを無茶苦茶後悔していますが、手のひら返しは大得意なので問題なし😘

T.J・シッケマ

2019年ドラフト全体38指名の元上位プロスペクトが3年ぶりに復帰。

ドラフト当時90マイル台序盤を計測していた速球はコンスタントに95マイルを計測しており、ネスター・コルテズのようにサイドスローもミックスするなど変則的要素も取り入れたよう。

再び先発投手のお仕事に復帰するのは難しいでしょうが、故障さえなければ各階級をハイスピードでステップアップするはず。

エバーソン・ペレイラ

開幕8試合で5度のマルチヒットを記録するなど順調なスタートを切ったはずであったペレイラですが、9試合目以降は.173/.253/.200・OPS.453・83打席29三振・長打1本と目も当てられないような惨状。

ベースボール・アメリカが最新のアップデートにてペレイラをボルピとペラザに次ぐ傘下第3位にランクインさせていますが、同誌のスタッフも軽率だったと頭を抱えていることでしょう。


Low-A

チャンドラー・チャンプレイン

高校時代は高い評価を受けるも大学では低成績に終わり、昨年のドラフト9巡目指名にてヤンキース傘下入りしたチャンプレインですが、ドラフト前は96マイルが最速だったフォーシームがLow-AのStatcastにて最速98.0マイルを計測。

さらに、80マイル強のスライダー、70マイル台のカーブ、90マイル弱のカッターは何れもハイクオリティ。早速ながらもベースボール・アメリカの最新アップデートでは第30位にランクインしています。

課題はチェンジアップの向上か。

コナー・キャノン

マイナリーグ最上位クラスの驚異的なパワーとガラス細工のような極端なスぺ体質を併せ持つリスクの塊のようなプロスペクトですが、3年ぶりの実戦復帰となった今季はLow-Aの低レベルなピッチング相手に手も足も出ず。さらに、そのパワーを発揮する間もなく再び故障者リスト入りするなど全てにおいてダメダメ。

アレクサンダー・バルガス

一考に打撃成績が伸びないだけでなく、守備や走塁でも未熟さを露呈しているようで、プロスペクトとしての評価急落は必須。

まあそもそも1人だけ異常な高評価を与えていたFanGraphsが悪いよ。

コメント

  1. 犬や猫飼ってる馬鹿 より:

    キャノンの成績をまとめてる暇があるならガードナーの近況を書いてほしい。

  2. ポチ より:

    リリーフ陣が少し気になるところ
    チャップマンは不安定ですし、左のオッちゃんも良くない
    グリーンも逝きました。ホームズ、キングは酷使され、
    マリナチオ、シアーズに続き、上げてきそうな選手紹介ください。

    • 管理人 より:

      急にマリナチオ以外の右が必要になった場合は40人ロースター上のデビッド・マッケイで応急処置を施すでしょうが、キングやシュミットなどロングリリーフが逝った時にはウェズネスキの昇格もあり得るでしょうね。
      左が必要になった場合はマット・クルック、トレバー・レーン、マニー・バニュロスと選択肢多数ですが、AAAで無双しているシアーズがアベイラブルな限り彼らの昇格はやっぱり非現実的。

      ヒルやチャドグリを60日ILに移せばロースターは空きますが、どちらにせよよっぽどの野戦病院状態とならない限りマリナチオとシアーズ以外の札を切る必要性はないでしょうね。

      ただ、点差が付いた場面などでもっとミゲル・カストロを起用(悪く言えば酷使)すべきだとは思います。タフさだけがウリのピッチャーですし、シーズン終了後にFAとなるので来年以降なんて知ったこっちゃありません。