ライト：2020年MLBポジション別選手ランキング

1ページ目：6位～10位　　　　　

2ページ目：1位～5位　　　　　  

3ページ目：来年のランクイン候補

5位：ブライス・ハーパー

フィリーズ：27歳
2018年：2位　→　2019年：4位

FA史上最大の大型契約を結び多大なる期待を受けて迎えたシーズンでしたが、相変わらずムラの強さは解消されずシーズン全体での成績はファンからもアンチからも何とも言い難い中途半端な成績に。

バッティングに関してはすでにピークを過ぎましたが、ライト守備に関してはStatcastのデータを見る限り反応やルート取りが向上していて、守備成績が突然上昇していたのもたまたまではないはず。

毎年のように開幕直後だけ好成績を残しシーズン中盤から中堅クラスの成績に終わる選手ですが、今年は春季キャンプで絶叫調だったもののシーズン開幕が延期されたことで調子のピークを過ぎたまま開幕を迎える可能性もありますね。

4位：アーロン・ジャッジ

ヤンキース：27歳
2018年：4位　→　2019年：2位

2018年は手首への死球にという不運なアクシデントにより長期離脱となったわけですが、昨シーズンは脇腹（斜筋）と肩を痛めたことでたった102試合の出場に終わりました。

さらに今春季キャンプは昨年と同様に肩を痛め出遅れただけだなく、肋骨の疲労骨折も重なり開幕戦の欠場が決定（コロナウイルスによるシーズン開始延期前の話）。ヤンキースは契約延長を結んだアーロン・ヒックスとルイス・セベリーノが故障により完全な不良債権と化していますが、ジャッジとまでも契約延長を結んでいたら・・・。コワイ、コワイ。

3位：コディ・ベリンジャー

ドジャース：27歳
2018年：10位（1B&DH部門）　→
2019年：7位（1B&DH部門）

4月終了時点で31試合・47安打・14本塁打・37打点・OPS1.397・fWAR3.0という異次元の成績を残し、5月以降はOPS.946と数字を落としたものの4月の貯金によりMVPを受賞。

ちなみに、4月終了時点に限れば本塁打数は歴代最多タイ、打点は歴代単独最多、安打数は歴代3位、OPSは歴代4位（100打席以上、111打席以上では歴代最高）。プレー球場や時代背景を考えれば4月終了時点における史上最高の成績だったと言えるでしょう。

今シーズンはもちろんベッツの加入によりセンターでの起用がメインに。

2位：クリスチャン・イエリッチ

ブリュワーズ：27歳
2018年：4位（CF部門）　→　2019年：1位（LF部門）

2017年～2018年は2年連続で平均打球角度が4.7°（MLB平均は11.2％）。パワプロで言えば弾道2のライナー・ヒッターでしたが、2019年は平均打球角度をMLB平均と同じ11.2%をまで上昇させることに成功。

これにより開幕からMVPを受賞した2018年以上の打撃成績を残しただけでなく、ベリンジャーとは対照的にシーズンを通して安定。逆転MVPの可能性さえありましたが、9月10日の試合で自打球により左膝頭を骨折しシーズン終了。出場試合数は130試合しか稼げませんでした。

1位：ムーキー・ベッツ

ドジャース：27歳
2018年：2位　→　2019年：1位

2010年代全体でも最高クラスの成績を残した2018年には及ばなかったものの、例年通り走攻守の全てでハイレベルなパフォーマンスを披露。打撃成績は表面上だけなら飛び抜けた数字ではありませんが、xwOBA.408はMLB全体6位と高水準。

もしFAとなればシーズンオフにFA史上最高額の超大型契約をゲットすることは間違いありませんが、今春季キャンプは胃の病気（詳細な病名は不明）に罹り1週間程度離脱するなど順調とは言えない状況。

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