5位:アロルディス・チャップマン
ヤンキース:32歳
2018年:5位 → 2019年:8位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 1.6 | 1.8 | 1.7 |
2019 | 1.6 | 2.1 | 1.7 |
劣化を見せる同級生&2010年デビュー組のクレイグ・キンブレルとケンリー・ジャンセンを尻目に安定して高水準の好成績を記録。着実に進む球威の衰えによりすぐにポンコツ化するのかと思いきや、よりスライダー主体のピッチャーに変貌を遂げるなど意外な器用さを見せています。
他の上選手と比べレギュラーシーズンでの登板数が少ないのは気にかかるとことですが、ポストシーズンにおいてはヤンキース入団以降、例の不正球団のホームゲーム以外の全試合で無失点を記録。ある意味サイン盗み最大の被害者だと言えるかもしれません。
4位:セス・ルーゴ
メッツ:30歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 2.3 | 1.5 | 1.4 |
2019 | 2.3 | 2.3 | 2.3 |
デビュー以来たびたび先発投手起用を受ける選手ですが、7位のライアン・プレスリーと並びMLB全体No.1のスピンレイトを誇る魔球カーブを武器にリリーフとしてはトップクラスの成績を記録。
2イニング以上の救援登板を2018年は計22回、2019年は19回も記録するなどリリーフ陣がボロッボロのメッツの中で孤軍奮闘を見せています。
3位:リアム・ヘンドリクス
アスレチックス:31歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
2019 | 3.5 | 3.9 | 2.4 |
2018年シーズンは開幕前に受けた腰の手術に加え右足の故障も重なり6月下旬には防御率が7.36まで悪化しAAA降格を喫するなどシーズン前半戦は壊滅的。しかしながら、AAAで投球フォームに修正を加えると球速が急上昇を見せ、9月の再昇格後は平均96マイル以上を計測(例年は94マイル台)。13イニング2失点の好投を見せていました。
そして昨シーズンは日を追うごとに球速上昇を続け9月には平均97.7マイルを記録。終わってみればアメリカン・リーグのリリーフ投手No.1の好成績を残すなど、前年のブレイク・トレイネンを彷彿とさせる大ブレイクを達成。
(3位:フェリペ・バスケス)
パイレーツ:28歳
2018年:ランク外 → 2019年:6位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 1.6 | 2.1 | 1.8 |
2019 | 2.9 | 2.1 | 2.0 |
(ホントなら冗談抜きでこの人が3位だったんですよ。)
左のスリークォーターから投げ込まれる最速102.7マイル、平均98.5マイルの剛速球にプラスピッチのスライダーとチェンジアップのコンビネーションは難攻不落。
昨シーズンも逮捕までに自己ベストの成績を残していたわけで、ロリコンじゃなければ来年は1位になってたかも。と言っても、もう2度とMLBでプレーする姿を見ることはないんですけどね。
2位:ジョシュ・ヘイダー
ブリュワーズ:25歳
2018年:ランク外 → 2019年:5位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 2.1 | 2.6 | 2.7 |
2019 | 2.7 | 2.3 | 2.6 |
開幕から18.1イニングで41奪三振を奪うなどMLB史に残るリリーフ成績を残す可能性もありましたが、シーズン75.2イニングで15被本塁打を喫し終わってみれば2018年と同様の成績に。
ただ、2017年シーズン途中でのデビュー以降約2.5シーズンで204.2イニングに登板しポストシーズンでもフル回転するなどクレイグ・カウンセル監督から酷使を受けており、ヘイダーはまだ今年で26歳と若いものの案外早くガタが来るような予感がします。
実際にカウンセル監督から同じく酷使を受けたジェレミー・ジェファレス、カルロス・トレース、コーリー・クネイブル、ジェイコブ・バーンズら全員が潰れていってるわけで、ヘイダーだけ無事で済むわけがないと思うんですけど。
1位:カービー・イエーツ
パドレス:33歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 2.1 | 1.8 | 2.2 |
2019 | 3.0 | 3.4 | 2.2 |
ヤンキース退団後のスプリットボール習得による大ブレイクを経てとうとうNo.1リリーフ投手に。球界トップクラスのクオリティを誇るそのスプリットボールの投球割合が年々上昇していて、昨シーズンはかつては決め球に用いていたスライダーをほとんど投げることがありませんでした。
前回の日米野球でクソみたいなスプリットを投げ続けた挙句、柳田にホームランを叩き込まれたのも今になっては良い思い出。
コメント
ジラルディ監督…?
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