5位:スティーブン・ストラスバーグ
ナショナルズ:31歳
2018年:7位 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 2.8 | 2.4 | 3.5 |
2019 | 6.4 | 5.9 | 8.6 |
ドラフト史上最強投手が30代を迎えWARPで投手トップの数字を記録。ポストシーズンでも文句なしのパフォーマンス披露して、事前の予想を大きく上回る超大型FA契約をゲットしました。
サンディエゴ大学時代にアマチュア史上最速となる103マイルを計測した元剛腕ですが、昨シーズンにおいて例年は全体の投球割合の45~50%を占めるフォーシームをたった28.6%しか投げなかったわけで、ある意味では現役最高の変化球投手とも言えますね。
4位:マックス・シャーザー
ナショナルズ:35歳
2018年:2位 → 2019年:1位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 9.2 | 8.2 | 7.6 |
2019 | 5.7 | 6.6 | 6.0 |
シーズン前半戦終了時点ではNL最高の投手成績を残していましたが、背中の故障により約1ヶ月間離脱。シーズン172.1イニングはこの10年間で自己ワーストの数字となりました。
とはいえポストシーズンではストラスバーグのセンセーションな活躍の陰で計30イニング・防御率2.40を記録するなどワールドシリーズ優勝に確かな貢献を残しています。
3位:ジャスティン・バーランダー
アストロズ:37歳
2018年:5位 → 2019年:3位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 6.8 | 6.7 | 7.3 |
2019 | 7.3 | 6.3 | 7.9 |
34先発で36本ものホームランを喫しながらも自己3度目&8年ぶりとなるサイ・ヤング賞を受賞。ただ、相変わらずポストシーズンでのパフォーマンスはイマイチでした。
今年の3月には鼠蹊部の手術を受け6週間の離脱&開幕欠場が決定していましたが、シーズン延期により現状は不明。
2位:ゲリット・コール
ヤンキース:29歳
2018年:ランク外 → 2019年:10位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 5.6 | 5.9 | 6.4 |
2019 | 6.5 | 7.3 | 7.9 |
レギュラーシーズン成績はバーランダーとほぼ互角ですが、ポストシーズンで好成績を残していることから上位にランクインさせました。ちなみに、シーズン奪三振率13.8はMLB史上最高記録。
オフシーズンには9年3億2400万ドルの馬鹿みたいな大金を叩いてヤンキースが獲得しましたが、春季キャンプでは大炎上をやらかすなど不良債権化待ったなし。
1位:ジェイコブ・デグロム
メッツ:31歳
2018年:9位 → 2019年:2位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 10.3 | 9.4 | 8.3 |
2019 | 8.2 | 7.6 | 8.0 |
シーズン前半は2015年~2017年クラスの成績でしたが、後半戦には7回以上&1失点以下を9度も記録するなど圧倒的パフォーマンスを披露。
ナショナルズの先発BIG3を一気に抜き去り2年連続でサイ・ヤング賞を受賞。ただ、そのサイ・ヤング賞投票では全30票中29票の1位票を集めましたが、ロサンゼルスのMark Whickerという三流記者が地元ドジャース所属のリュ・ヒョンジュンに1位票を投じたため満票受賞の快挙は逃しています。
ちなみに、Mark WhickerはSouthern California News Groupというロサンゼルス地方新聞に所属しているのですが、同新聞所属のBill Plunkett(そこそこ有名な記者)も昨年のサイ・ヤング賞投票において投票権を保有しており、このPlunkettもリュ・ヒョンジュンに2位票を投じるという贔屓投票を実施。
ー | 試合数 | 投球回 | 防御率 | FIP | 被OPS | K/9 | BB/9 |
前半戦 | 18 | 111.0 | 3.27 | 3.15 | .659 | 11.3 | 2.1 |
後半戦 | 14 | 94.0 | 1.44 | 2.12 | .481 | 11.2 | 1.8 |
コメント
ビューラーのrWARってなんでこんなに低いのかね?
LADはチーム守備が優秀な上に本拠地が投手有利だから、失点率ベースのrWARでは補正が効きまくってこうなる。