先発投手:2020年MLBポジション別選手ランキング


これでやっとポジション別ランキングが終了。今週末には全ポジションを合わせたトップ100を作成して投稿しようと思います。

その後は今年のドラフト候補生とヤンキースのプロスペクトにシフトする予定。


以下、留意点

  • ALとNLのDH制の有無により公平性に問題があるかもしれませんが、その不公平性には目を瞑り打撃成績も含めて評価。
  • トミー・ジョン手術などにより今シーズンの(一部)欠場が決定している選手もいますが、現時点の故障の有無・程度にかかわらずランクインさせています。
  • もちろん勝ち星なんてものは一切無視。

各ランキング一覧表
2019年版のランキング
2020年MLB選手ランキングTOP100
ファースト/DH セカンド サード ショート
レフト センター ライト キャッチャー
先発投手 リリーフ投手
イントロダクション

1ページ目:16位~20位     

2ページ目:11位~15位       

3ページ目:6位~10位       

4ページ目:1位~5位       

5ページ目:来年のランクイン候補


先発投手

20位:カイル・ヘンドリクス

カブス:30歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外

年度 rWAR fWAR WARP
2018 4.2 3.2 5.0
2019 4.1 4.2 3.7

登板ごとの好不調の波こそ大きかったものの、終わってみれば例年通りの当たり障りのない成績となりました。

また、今春季キャンプには例年の調整方法を修正して挑んだもののコロナで無意味に。

Months — Game-Level
Split ERA G IP H HR BB SO WHIP SO9 SO/W
April/March 5.33 5 25.1 37 3 8 24 1.776 8.5 3.00
May 1.81 6 44.2 28 3 5 37 0.739 7.5 7.40
June 4.42 3 18.1 20 3 3 14 1.255 6.9 4.67
July 2.25 6 32.0 25 4 9 32 1.063 9.0 3.56
August 5.20 5 27.2 27 6 4 18 1.120 5.9 4.50
Sept/Oct 3.41 5 29.0 31 0 3 25 1.172 7.8 8.33

19位:ノア・シンダーガード

メッツ:27歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外

年度 rWAR fWAR WARP
2018 4.1 4.2 4.9
2019 2.3 4.4 4.9

投球内容は優秀だったものの守備力の低さは改善されるどころか悪化の一途を辿り、盗塁阻止率においてとうとう驚異の7%(被盗塁43個に対し盗塁阻止はたった3回のみ)を記録。当ブログでも何度か書いているように、この選手をFIPなどで評価してはいけません。

2019年オフにはトレード放出の噂もありましたが、先月に肘を痛めトミー・ジョン手術に。

18位:マイク・クレベンジャー

インディアンズ:29歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外

年度 rWAR fWAR WARP
2018 5.0 4.2 4.1
2019 4.1 4.5 3.3

背中と足首の故障により2度の故障者リスト入りを経験するなどしてイニング数こそ稼げなかったものの、投球内容はリーグ屈指のレベル。2018年の93.6マイルから95.4マイルまで突如高速化したフォーシームは空振り率30.0%を記録するなどもはや剛腕投手の部類に。

今春季キャンプにおいて左ひざ半月板の手術を受け約2ヶ月離脱する予定でしたが、短縮シーズンが行われればサイ・ヤング賞の有料候補となるでしょう。

17位:クレイトン・カーショウ

ドジャース:32歳
2018年:1位 → 2019年:6位

年度 rWAR fWAR WARP
2018 4.1 4.1 4.5
2019 3.1 3.2 4.8

この4シーズンで最多となる178.1イニングを投げたもののピッチングのクオリティ劣化に歯止めはきかず、全体的な投手成績はMLB定着後ワーストに終わりました。

大の苦手としているポストシーズンでもNLDS(vsナショナルズ)の第5戦に3-1でリードしている中、8回にリリーフとして登板するもアンソニー・レンドンとフアン・ソトに2者連続ホームランを許し案の定戦犯に。

16位:シェーン・ビーバー

インディアンズ:24歳
2018年:デビュー前 → 2019年:ランク外

年度 rWAR fWAR WARP
2018 1.0 2.8 2.6
2019 4.5 5.6 4.9

シーズン最初の登板は敗戦処理だったものの、故障・病気・衰え・スランプなど様々な問題を抱えたインディアンズ先発陣のエースへと成長。

オールスターゲームではウィルソン・コントレラス、ケテル・マーテ、ロナルド・アクーニャを3者連続三振に抑え、投手としては21世紀2人目となるMVPを受賞しています。

コメント

  1. cheaters より:

    ビューラーのrWARってなんでこんなに低いのかね?

    • 管理人 より:

      LADはチーム守備が優秀な上に本拠地が投手有利だから、失点率ベースのrWARでは補正が効きまくってこうなる。