ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その4


MLBドラフト2026年クラスの上位ラウンド指名候補プロスペクト

今回もPPI~CBR~2巡目のレンジに位置する高校生野手を取り上げます。



Landon Thome

ランドン・トーミ:18歳8ヶ月(2007年11月生)
6-0/185:L/R:Nazareth Academy HS (IL) :2B

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 41位 4/29
MLB.com 39位 4/30
ESPN 44位 4/17
The Athletic 4/9
Prep Baseball Report 40位 3/5
Perfect game 75位 4/24

Jim Thomeの息子。

弱小大学から13巡目の下位指名でプロ入りした父親と異なり、過去2年間ショーケースサーキットで実績を積み重ねインゲームパフォーマーの地位を固めることで、ハイシーリング型のプロスペクトとして上位指名が期待されています、

当初はTennesseeにコミットしていましたが、昨年末にFlorida Stateへ変更。

Hit Power Run Arm Field
50 45 45 40 45

クリーンかつスムーズなスイングはナチュラルなロフトを生み出していますが、ベースとしてはヒッティング>パワーのイメージ。

これまで取り上げてきた高校生バッターの中では珍しくプルヒッターとのことで、選球眼や2ストライクアプローチもアドバンスドとの評。

ただし、父親から強靭なフィジカルを受け継いでいないためスケールは感じませんし、アスレティシズムもイマイチなため守備走塁のポテンシャル△。

個人的にはあまり魅力を感じません。


Cole Prosek

コール・プロセック:19歳0ヶ月(2007年6月生)
6-1/195:L/R:Magnolia Heights HS (MS):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 42位 4/29
MLB.com 71位 4/30
ESPN 4/17
The Athletic 4/9
Prep Baseball Report 126位 3/5
Perfect game 43位 4/24

(所属リーグのレベルは別として)今春、全米最高の打撃成績を残している2025 PG All-American ClassicのMVP。

コミット先のMississippiに進学し2年後のアーリーエントリーを狙う可能性が高いはずですが、特殊なプロファイルを好むチームが現れるかもしれません、

Hit Power Run Arm Field
45 50 45 50 40

ボックスでのストライドが非常に大きく、かなりフロントサイドでインターセプトしていますが、独特な上半身のローテーションによってバレルをコンタクトゾーンにキープし、オールフィールドへGame Powerを発揮。

高齢でフィジカルの完成が高いため大きなポテンシャルは感じず、トラックレコードに優れていることから、ハイシーリング型のヒッティングプロスペクトと考えるのが自然でしょう。

平均未満のスピードと俊敏性はSSで通用するような水準に達しておらず、プロ入り or NCAA進学後は3Bへのコンバートが濃厚。

今シーズン中にマスクを被る機会があったことでキャッチャーとしての将来性を見出しているスカウトもいるようですけど、その程度のミクロなファクターを考量し始めたらキリがありません、


Rocco Maniscalco

ロッコ・マニスカルコ:17歳2ヶ月(2009年5月生)
6-2/185:S/R:Oxford (AL):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 64位 4/29
MLB.com 72位 4/30
ESPN 63位 4/17
The Athletic 40位 4/9
Prep Baseball Report 68位 3/5
Perfect game 4/24

本来ならまだSophomoreの2027年クラスプロスペクトでしたが、リクラスファイケーションによって1年繰り上がり今クラスの指名対象に。

この5月1日に17歳の誕生日を迎えたばかりですが、今シーズンはパフォーマンスが安定せず、評価が大きく分かれている模様。

Mississippi Stateにコミット。

Hit Power Run Arm Field
40 45 50 60 55

スイングパスが長くバレルコントロールが不安定な左のスイングはコンタクト難を引き起こしているようですが、17歳弱とは思えないバットスピードとナチュラルなリフト兼ね備え、Raw PowerとGame Powerはフィジカルが成熟するに連れSSの及第点を軽々とクリアすることでしょう。

ただ、コンタクトだけでなく選球眼やアプローチの評判も芳しくなく、スカウトやエバリュエーターの意見が一致しないのも無理ありません。

スイッチヒッターとは言え現状としてLHB>>RHB。将来的にLHBへ専念する可能性は十分かと。

対照的には強肩を兼ね備えたSS守備は高い評価を広く集めており、プロ入り後も同ポジションにステイできるでしょう。


Taj Marchand

タージ・マルシャン:17歳11ヶ月(2008年7月生)
6-2/200:R/R: James Island HS (SC):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 86位 4/29
MLB.com 51位 4/30
ESPN 81位 4/17
The Athletic 42位 4/9
Prep Baseball Report 63位 3/5
Perfect game 4/24

サウスカロライナ州の最強校に所属。

昨年のショーケースサーキットにおける活躍と冬のインドアパフォーマンスによってヘリウムを集め、上位ラウンドでの指名が期待される素材に。

Ole Miss(Mississippi Univ.)にコミット。Rocco ManiscalcoのMississippi Stateとは別です。

(アメリカ英語読みでは「マーチャント」が一般的ですが、父親がフランス語圏の加ケベック州出身のため、フランス語読みを採用しました。)

Hit Power Run Arm Field
40 50 45 55 45

頭がボディラインの前方に突っ込むほど前がかりな1960年代風スイングは改善の必要あり。

定型的なローボールヒッターですが、非常にアグレッシブなアプローチを行うフリースインガーで、流石にアーリーカウントから低めのピッチに手を出しすぎ。こちらも改善が必要不可欠でしょう。

ただ、昨シーズンまで見せていたダウンスイングによって強引にバットスピードを確保する悪癖が、今シーズンはフィジカルの成長によってある程度改善されており、外角広めのピッチを拾い上げRFオーバーのHRを放つ印象的なハイライトリールを目にしました。

フィールド上での動きやハンドリングこそ悪くないものの、フリンジレベルのスピードと6-2/200のサイズを考慮すれば3Bへのコンバートが濃厚。

ドラフト時点でまだ17歳。