ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その5


MLBドラフト2026年クラスの上位ラウンド指名候補プロスペクト

今回は高校生ピッチャー。

2013年のIan Clakin(1巡目・全体33位)と2017年のMatt Sauer(2巡目・全体54位)を最後に1~2巡目で高校生ピッチャーをピックしていないNYY。

しかしながら、2022年にJacob Miller、2023年にThomas WhiteJosh Knoth、2024年にDax Whitney❗️とBraylon Doughtyが1巡目指名候補として噂されるなど、高校生ピッチャーをレーダーから除外しているわけではありません。



Jensen Hirschkorn

ジェンセン・ハーシュコーン:18歳6ヶ月(2007年12月生)
6-7/205:Kingsburg HS (CA) :SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 29位 4/29
MLB.com 35位 4/30
ESPN 32位 4/17
The Athletic 4/9
Prep Baseball Report 45位 3/5
Perfect Game 36位 4/24

昨年のArea Code Gamesにおける9者連続三振の驚異的なパフォーマンスによって一躍ドラフト上位指名候補に。

今年は地元リーグ(CIF Central Section)において投打両方で99th %ileの好成績を残しチームを首位に引き上げていますが、本来ならドラフト上位指名候補が現れるようなハイレベルなエリアではないため、評価は1巡目フリンジレベルで頭打ち状態の印象。

LSUにコミット。

FB SL CB CH Cmd
60 45 40 50
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
97 92 80 84

6’7″の高身長×オーバースローのよって高い位置から投げ込まれるFFはMax 97 mphを計測していますが、通常のSP登板時はAvg 91~93 mphにシット。

昨年から今年にかけて思いのほか球速が伸び悩んでいるようですけど、このクラスのプロスペクトでは珍しくパフォーマンスセンター等をあまり利用していないとのことで、順当に行けばFFはプラスの水準まで伸びるかと。

また、バスケットボール部(野球部より2つ下のディビジョンに所属)でPFとして数々の学校記録を打ち立てており、サイズだけでなくアスレティシズムも申し分ありません。

SLとCHはArea Code Gamesやショーケースにて高いWhiff%を記録していますが、個人的にはあまりスピンフィールを感じず将来性に懐疑的。

そもそも変化球が優秀なら1巡目指名は当確だったでしょう。

とにかく、高身長かつフィジカルが未熟にもかかわらず、これほどまでにスムーズかつリピータブルなデリバリーを有する高校生ピッチャーは稀。

その1点だけで推せるよね。


Kaden Waechter

ケイデン・ウェクター:18歳10ヶ月(2007年8月生)
6-3/190:Jesuit HS (FL):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 58位 4/29
MLB.com 44位 4/30
ESPN 28位 4/17
The Athletic 45位 4/9
Prep Baseball Report 25位 3/5
Perfect Game 56位 4/24

Doug Waechterの息子で同校のチームメイトに同じく上位指名候補のWilson Andersen

今クラスのトップティアに属するピッチャーとして長らく高い評価を受けており、今春のNHSIにおける優れたパフォーマンスによってその地位を固めました。

Florida Stateにコミット。

FB SL CB CH Cmd
55 50 40 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
97 93~94 85 83

ハイエフォートな3/4スロットのデリバリーからFFとSIを投げ分け、ショートイニングであればコンスタントに95+ mphを計測。スピンレイトも優秀です。

ブレーキングボールはCTライクの高速SLとスタンダードなSLの2種類を持ち合わせているものの、今シーズンはCTの投球頻度を減らしている模様。

CHは安定感に欠ける印象でSLから劣るクオリティ。

順調にコントロールよくストライクを投げているとのことで、少し時代遅れの表現ですけど「本格派」という言葉がピッタリ。


Coleman Borthwick

コールマン・ボースウィック:18歳2ヶ月(2008年4月生)
6-6/255:South Walton (FL):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 31位 4/29
MLB.com 24位 4/30
ESPN 47位 4/17
The Athletic 49位 4/9
Prep Baseball Report 8位 3/5
Perfect Game 34位 4/24

U-18 World Cupの決勝戦で日本代表を完璧に抑え込み大会MVPに輝いたデブ。

春先にスランプ(球速低下)に陥っていたようですが、段々とギアを上げ4月に100 mphを計測。

Auburnにコミット。

FB SL CB CH Cmd
60 50 35 45
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
100 94~95 83 87

並みはずれた巨漢ながらもシンプルなデリバリーを安定してリピートしており、コマンド&コントロールには苦労せず。

Max 100 mphに達するハイスピンFFは試合終盤も球速を維持。

2700 rpmを計測するSLはSWと見做すべきかも。

魅力的なFF&SLの2ピッチコンビとは裏腹にCHのクオリティは平均を大きく下回っていて、最近は投球割合を減らしている模様。

肥満体型についての懸念も大きな争点の1つになるかと思いますが、昨年より太ったように見えるのは私だけでしょうか?


Carson Bolemon

カーソン・ボールマン:19歳2ヶ月(2007年4月生)
6-4/210:Southside Christian (SC):SP/LHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 40位 4/29
MLB.com 17位 4/30
ESPN 50位 4/17
The Athletic 28位 4/9
Prep Baseball Report 5位 3/5
Perfect Game 20位 4/24

ショーケースサーキットにおいて早い段階から傑出したパフォーマンスを残しおり、昨年は地元リーグにて0.00 ERAを達成するとともに、U-18 World CupでColeman Borthwickに勝るとも劣らないパフォーマンスを披露。

高校球界で最も完成されたピッチャーとして1巡目が有力視されていましたが、今シーズンはスランプに陥り評価急落。

1巡目級の高いボーナスが得られないようであれば、Wake Forestに進学するでしょう。

14歳の時にインターナルブレース手術を経験済み。

FB SW CB CH Cmd
50 50 50 45 55
FB/be FB/vel SW/vel CB/vel CH/vel
96 92 83 78 85

他のトップティアの高校生ピッチャーと比べ球速に劣るものの、ロースロットから投げ込まれるFFは20″+ IVBを計測。

変化球(SW、CB、CH)は3球種ともにSPの及第点を上回っており、全てのピッチをスポットに投げ込むソリッドなコマンドも持ち合わせています。

ただ、昨シーズンから変更が加えられたメカニクスは再修正が必要で、肘にメスを入れているために健康状態への懸念も拭い切れません。

完成度高いっつったって19歳ですし。