今回は高校生ピッチャー。
2013年のIan Clakin(1巡目・全体33位)と2017年のMatt Sauer(2巡目・全体54位)を最後に1~2巡目で高校生ピッチャーをピックしていないNYY。
しかしながら、2022年にJacob Miller、2023年にThomas WhiteとJosh Knoth、2024年にDax Whitney❗️とBraylon Doughtyが1巡目指名候補として噂されるなど、高校生ピッチャーをレーダーから除外しているわけではありません。
Jensen Hirschkorn
ジェンセン・ハーシュコーン:18歳6ヶ月(2007年12月生)
6-7/205:Kingsburg HS (CA) :SP/RHP
| Draft Prospect Rankings |
||
| メディア | 順位 | 更新日 |
| Baseball America | 29位 | 4/29 |
| MLB.com | 35位 | 4/30 |
| ESPN | 32位 | 4/17 |
| The Athletic | ー | 4/9 |
| Prep Baseball Report | 45位 | 3/5 |
| Perfect Game | 36位 | 4/24 |
昨年のArea Code Gamesにおける9者連続三振の驚異的なパフォーマンスによって一躍ドラフト上位指名候補に。
今年は地元リーグ(CIF Central Section)において投打両方で99th %ileの好成績を残しチームを首位に引き上げていますが、本来ならドラフト上位指名候補が現れるようなハイレベルなエリアではないため、評価は1巡目フリンジレベルで頭打ち状態の印象。
LSUにコミット。
| FB | SL | CB | CH | Cmd |
| 60 | 45 | - | 40 | 50 |
| FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
| 97 | 92 | 80 | - | 84 |
6’7″の高身長×オーバースローのよって高い位置から投げ込まれるFFはMax 97 mphを計測していますが、通常のSP登板時はAvg 91~93 mphにシット。
昨年から今年にかけて思いのほか球速が伸び悩んでいるようですけど、このクラスのプロスペクトでは珍しくパフォーマンスセンター等をあまり利用していないとのことで、順当に行けばFFはプラスの水準まで伸びるかと。
また、バスケットボール部(野球部より2つ下のディビジョンに所属)でPFとして数々の学校記録を打ち立てており、サイズだけでなくアスレティシズムも申し分ありません。
SLとCHはArea Code Gamesやショーケースにて高いWhiff%を記録していますが、個人的にはあまりスピンフィールを感じず将来性に懐疑的。
そもそも変化球が優秀なら1巡目指名は当確だったでしょう。
とにかく、高身長かつフィジカルが未熟にもかかわらず、これほどまでにスムーズかつリピータブルなデリバリーを有する高校生ピッチャーは稀。
その1点だけで推せるよね。
Kaden Waechter
ケイデン・ウェクター:18歳10ヶ月(2007年8月生)
6-3/190:Jesuit HS (FL):SP/RHP
| Draft Prospect Rankings |
||
| メディア | 順位 | 更新日 |
| Baseball America | 58位 | 4/29 |
| MLB.com | 44位 | 4/30 |
| ESPN | 28位 | 4/17 |
| The Athletic | 45位 | 4/9 |
| Prep Baseball Report | 25位 | 3/5 |
| Perfect Game | 56位 | 4/24 |
Doug Waechterの息子で同校のチームメイトに同じく上位指名候補のWilson Andersen。
今クラスのトップティアに属するピッチャーとして長らく高い評価を受けており、今春のNHSIにおける優れたパフォーマンスによってその地位を固めました。
Florida Stateにコミット。
| FB | SL | CB | CH | Cmd |
| 55 | 50 | - | 40 | 45 |
| FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
| 97 | 93~94 | 85 | - | 83 |
ハイエフォートな3/4スロットのデリバリーからFFとSIを投げ分け、ショートイニングであればコンスタントに95+ mphを計測。スピンレイトも優秀です。
ブレーキングボールはCTライクの高速SLとスタンダードなSLの2種類を持ち合わせているものの、今シーズンはCTの投球頻度を減らしている模様。
CHは安定感に欠ける印象でSLから劣るクオリティ。
順調にコントロールよくストライクを投げているとのことで、少し時代遅れの表現ですけど「本格派」という言葉がピッタリ。
Coleman Borthwick
コールマン・ボースウィック:18歳2ヶ月(2008年4月生)
6-6/255:South Walton (FL):SP/RHP
| Draft Prospect Rankings |
||
| メディア | 順位 | 更新日 |
| Baseball America | 31位 | 4/29 |
| MLB.com | 24位 | 4/30 |
| ESPN | 47位 | 4/17 |
| The Athletic | 49位 | 4/9 |
| Prep Baseball Report | 8位 | 3/5 |
| Perfect Game | 34位 | 4/24 |
U-18 World Cupの決勝戦で日本代表を完璧に抑え込み大会MVPに輝いたデブ。
春先にスランプ(球速低下)に陥っていたようですが、段々とギアを上げ4月に100 mphを計測。
Auburnにコミット。
| FB | SL | CB | CH | Cmd |
| 60 | 50 | - | 35 | 45 |
| FB/be | FB/vel | SL/vel | CB/vel | CH/vel |
| 100 | 94~95 | 83 | - | 87 |
並みはずれた巨漢ながらもシンプルなデリバリーを安定してリピートしており、コマンド&コントロールには苦労せず。
Max 100 mphに達するハイスピンFFは試合終盤も球速を維持。
2700 rpmを計測するSLはSWと見做すべきかも。
魅力的なFF&SLの2ピッチコンビとは裏腹にCHのクオリティは平均を大きく下回っていて、最近は投球割合を減らしている模様。
肥満体型についての懸念も大きな争点の1つになるかと思いますが、昨年より太ったように見えるのは私だけでしょうか?
Carson Bolemon
カーソン・ボールマン:19歳2ヶ月(2007年4月生)
6-4/210:Southside Christian (SC):SP/LHP
| Draft Prospect Rankings |
||
| メディア | 順位 | 更新日 |
| Baseball America | 40位 | 4/29 |
| MLB.com | 17位 | 4/30 |
| ESPN | 50位 | 4/17 |
| The Athletic | 28位 | 4/9 |
| Prep Baseball Report | 5位 | 3/5 |
| Perfect Game | 20位 | 4/24 |
ショーケースサーキットにおいて早い段階から傑出したパフォーマンスを残しおり、昨年は地元リーグにて0.00 ERAを達成するとともに、U-18 World CupでColeman Borthwickに勝るとも劣らないパフォーマンスを披露。
高校球界で最も完成されたピッチャーとして1巡目が有力視されていましたが、今シーズンはスランプに陥り評価急落。
1巡目級の高いボーナスが得られないようであれば、Wake Forestに進学するでしょう。
14歳の時にインターナルブレース手術を経験済み。
| FB | SW | CB | CH | Cmd |
| 50 | 50 | 50 | 45 | 55 |
| FB/be | FB/vel | SW/vel | CB/vel | CH/vel |
| 96 | 92 | 83 | 78 | 85 |
他のトップティアの高校生ピッチャーと比べ球速に劣るものの、ロースロットから投げ込まれるFFは20″+ IVBを計測。
変化球(SW、CB、CH)は3球種ともにSPの及第点を上回っており、全てのピッチをスポットに投げ込むソリッドなコマンドも持ち合わせています。
ただ、昨シーズンから変更が加えられたメカニクスは再修正が必要で、肘にメスを入れているために健康状態への懸念も拭い切れません。
完成度高いっつったって19歳ですし。