ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その6


MLBドラフト2026年クラスの上位ラウンド指名候補プロスペクト

Jasson Dominguezが投身自殺を図った結果、Spenccer JonesがMLBへ。

ヤンキース:プロスペクト・ランキング:トップ50:2026年開幕版」にて「Jasson Dominguezとの併用は実質的に不可能。どちらか一方がもう片方をエリミネートするしかありません。」と記しましたが、競争ではなくハプニングによって生み出された恥ずかしい結果に。

そう言えば、Dustin FowlerがMLBデビュー戦でフェンス衝突で逝った際、AAAで足踏みしていたClint Frazierが代わりに昇格した事例も。

そう考えると、これも巡り合わせですかね。



Jarren Advincula

ジャレン・アドヴィンキュラ:21歳5ヶ月(2005年1月生)
6-2*/195:L/R:Georgia Tech (ACC):2B

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 63位 4/29
MLB.com 31位 4/30
ESPN 4/17
The Athletic 4/9
Prep Baseball Report 42位 3/5
Perfect Game 46位 4/24

NCAA最高級のコンタクトヒッター。

高校時代は大したプレーヤーではありませんでしたが、2024~2025年にかけてCalifornia Univ.とCCBLで90th %ile超級のコンタクトスタッツを残し、今シーズン全米2位に位置する強豪Georgia Techへ栄転。

同大学ではDrew BurressVahn Lackeyに挟まれる形で4番を務め、2人に大きく引けを取らない成績を記録しており、強豪校も苦にしていません。

公称身長6’2″は全くのデタラメ。実際は6’0″かそれ未満だと思います。

Hit Power Run Arm Field
60 30 55 40 45

ヒッティング>>パワーのツールセットによって極端なコンタクト志向のアプローチを採用。

Georgia Techの試合映像はネットに山ほど転がっているので6試合分ほどの打席をチェックしましたが、XBHを狙うような素振りは全く見受けられず、とにかくGBとLDをフィールドに飛ばして後は運頼みといった感じ。

打てる球が来ればアーリーカウントからアグレッシブにスイングを行い、コンスタントにO-Zoneへ手を出してしまうのが玉に瑕。

プラスのバットコントロールを誇りながらもインサイドの捌きがイマイチなのは謎ですけど、裏を返せばアウトサイドへのバレルコントロールは一級品。

CCBLで56 G(233 PA)に出場し1 HRしか放っていないため、木製バットでGame Powerを発揮することはないでしょう。

Georgia Techの本拠地は右中間が浅いために打者有利の球場となっていますが、アへ単のAdvinculaは大した恩恵を受けていないかと。

2B守備はフリンジレベルといったところで、ベースランニングについてはスピードが平均レベル、ランIQがプラスのイメージ。

Eric SogardChris Getzを足して2で割ったらこうなった…みたいな感じでしょうか。


Will Gasparino

ウィル・ガスパリーノ:21歳6ヶ月(2004年12月生)
6-6/220:R/R:UCLA (Big Ten):CF

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 65位 4/29
MLB.com 98位 4/30
ESPN 4/17
The Athletic 48位 4/9
Prep Baseball Report 49位 3/5
Perfect Game 59位 4/24

LAD幹部Billy Gasparinoの息子。

高校時代から名の知れたプレーヤーで、2023年ドラフトでは3巡目程度の高い評価を受けていたものの、地元のLAから遠く離れたTexas Univ.へ進学。

同大学で2年間結果を残せないまま、地元のUCLAへ転校すると激変。

開幕から11 Gで10 HRを放ち一大センセーションを巻き起こしました。

しかし、ノンカンファレンスマッチが終了すると案の定パフォーマンスが低迷し、全米最強UCLAの中で目立たない存在となりつつあります。

Hit Power Run Arm Field
35 60 55 60 50

2022年にSpenccer Jones、2024年にJac Caglianone、そして昨年のJace LaVioletteと近年は高身長ながらもアスレチックなアスリート型大学生OFが注目を集めていますが、2026年クラスでこの系譜を継ぐに最も相応しい存在がこのGasparino

6’6″のサイズからは信じらないほど高い身体能力を誇り、高校時代に60 Yard Dash 6.5秒未満を計測。

昨シーズンにSEC No.1のOAA(+9.0)を記録するなど高い身体能力はCF守備にも活かされているようで、プロジェクションの余地を残すボディのビルドアップを行うことでスピードが大きく損われるようなことが起きない限り、プロレベルでも引き続きCFをプレーすることができるのではないでしょうか。

UCLA転向後のメカニクスの抜本的改造によって、先述したようにバッティング成績が一変していますが、パフォーマンスが向上したと言っても所詮はBig Ten Conferenceが相手。

Texasが属していたSoutheastern Conference(SEC)とはレベルが違います。

そもそも、カンファレンスマッチではパッとしないわけですから、ヒッティングツールへの懸念を払拭するにはNCAAプレーオフ中盤以降、そしてカレッジWSでのパフォーマンスがより重要となりそう。UCLAなら終盤まで勝ち進むだろうし。

Ivan Brethowrがお気に入りの私としては、彼の上位互換に当たるGasparinoは気に入らざるを得ません。

Kevin AlcantaraEstevan FloriaEverson Pereiraらが姿を消し、Jasson Dominguez に続きSpenccer Jonesも遂にMLBへ到達。

NYYファームシステムから一か八かのワクワク面白ギャンブル枠が消え去ろうとしています。

そろそろ新たなるアホみたいなOFプロスペクトをNYYにどうですか?


Gavin Grahovac

ギャビン・グラホバック:21歳5ヶ月(2005年1月生)
6-2/220:R/R:Texas A&M (SEC):3B/1B

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 73位 4/29
MLB.com 32位 4/30
ESPN 4/17
The Athletic 35位 4/9
Prep Baseball Report 77位 3/5
Perfect Game 4/24

高校時代はデータドリブンのエバリュエーターから1巡目クラスの高い評価を受け、NCAA進学直後からHRを量産しSECのFreshman of the Yearに輝いたことで2年後の全体1位指名候補の1人に。

しかし、昨年はシーズン開幕直後にヘッドスライディングで左肩関節唇を損傷しシーズンエンド。

今シーズンもスロースタートに陥り序盤は目立ちませんでしたが、シーズン中盤に入ると強豪校相手に固め打ちを見せ、本拠地が投手有利ながらもバッティング成績はカンファレンス上位に。

当然ながらプロスペクト評価も回帰傾向にあり、CBRA前後のティアでエンドアップするかなと。

Hit Power Run Arm Field
45 55 45 55 40

コンタクトスキルが大きな懸念材料だったものの、今シーズンは過去2年からK%を半減させ、Chase%も若干良化。(個人的にはアグレッシブにスイングするイメージだったので、Chase%が並みの水準に収まっているのは意外だった。)

それに対するパワーダウンのトレードオフは特に発生しておらず、110+ mph EVを幾度も計測し、プルサイド/逆方向関係なくオールフィールドにHRを放っています。

ただ、故障によってサマーリーグでプレーしておらず、やや強引気味にフライを狙うスティープなバレルコントロールが木製バットでも機能するか不安。まあ、高校時代は木製バットを苦にしていませんでしたが…。

高校時代は優れたアステティシズムを有する印象があったものの、体重を増やした現在はフリンジレベルのスピードに収まっており、3B守備の評価も芳しくありません。

そもそも今シーズンは3Bではなく1Bでレギュラー起用を受けており、3Bレギュラーの故障によって今月から本職へ復帰。

コンプはTommy White


Caden Sorrell

ケイデン・ソレル:21歳3ヶ月(2005年3月生)
6-3/210:L/L:Texas A&M (SEC):CF

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 23位 4/29
MLB.com 25位 4/30
ESPN 49位 4/17
The Athletic 22位 4/9
Prep Baseball Report 11位 3/5
Perfect Game 26位 4/24

先述のGavin Grahovac、そして1巡目指名候補Chris Hacopianに挟まれる形で強力Texas A&M打線の2番を務めるパワーヒッター。

昨年は指の故障によってハーフシーズン離脱。

今シーズンはGrahovacを上回るパワーを発揮している(SECのHRタイトルを争っている)ものの、アプローチスタッツが前年より悪化しており、上記ボードの各ランクは全体的に過大評価気味(or 最新情報の反映が遅れている)の印象。

Hit Power Run Arm Field
40 60 55 55 45

ナチュラルなリフトスイングによってプラスのRaw PowerをGame Powerにトランスレートしているものの、バレルがコンタクトゾーンを通過するレンジが限られており、少しでもタイミングを外されるとジエンド。

アグレッシブなアプローチによって30%を上回るChase%を残していて、SEC所属といえども26 K%はかなりの危険水準。(JuniorとしてSECで同水準を残した1巡目指名はSpencer Jonesが最後。)

まあ、それでもIn-Zoneのピッチを高確率でハードヒットする姿は痛快でした。

1年先輩のJace LaVioletteがプロ入りしたことによってコーナーからCFへコンバート。

賛否両論の守備評価を集めていますが、スピードとArm Strengthは平均超。

MIN時代のJake Caveが50th %ileのアウトカムになるかと思います。

コメント

  1. タコス より:

    大谷の踏み絵の意味は何ですか?