ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その10


MLBドラフト2026年クラスの上位ラウンド指名候補プロスペクト

毎年ドラフトのインサイダー情報が少なくMockが困難なNYYですが、今のところ大学生ピッチャーとのリンクは殆ど報じられておらず、寧ろ高校生ピッチャーの方が可能性大。

そもそも、基本的には1st ピックをアスレチックな野手に費やし、2nd ピック以降でカレッジのピッチングプロペクトを青田買いするドラフト戦略を近年好んでいます。

とは言っても、2024年のような例もあるため目ぼしいプロスペクト日には手を付けておこうかと。



Logan Reddemann

ローガン・レデマン:21歳2ヶ月(2005年4月生)
6-2/185:UCLA  (Big Ten):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 31位 5/27
MLB.com 28位 5/28
ESPN 23位 5/18
The Athletic 15位 5/14
Prep Baseball Report 30位 5/7
Perfect Game 25位 4/24

二刀流としてSan Diegoに進学すると、Freshmanシーズンにチームのエースピッチャーへと成長し、Roch Cholowskyを有するUCLAへ栄転。

すると今シーズン更なる飛躍を見せ、一時期はNCAA屈指のピッチングプロペクトとして1巡目上位指名が期待される存在と見做されましたが、右腕の故障によって4月中旬から離脱。

プレーオフ中に復帰するとの話だったものの、UCLAがRegionalで無様に敗退したため、レコードがたった2ヶ月間(8 GS)に限られており、そのおかげで評価も下落傾向にあります。

恐らくドラフト本番前にプライベートワークアウトを行うかと思いますが、現時点でエンゲージしているチームは殆ど見受けられません。

FB CT SW CB CH Cmd
55 50 40 35 45 50
FB/be FB/vel CT/vel SW/vel CB/vel CH/vel
99 94~95 88 83 79 84

この1年間であからさまなビルドアップを行い、昨シーズンAvg 93 mph弱だったフラット(Avg 18 IVB)なFFは今シーズン94~95 mphを計測し、調子が良い日にはHigh-90s mphを連発。

開幕前に改良を加えたCTを筆頭にワイドなアーセナルを誇り、プラスと評することができるよなピッチに欠けるものの、全球種をゾーンに集めることができるコマンドを兼ね備え、バックネット裏からの映像を見る限りディセプションも厄介そうでした。

健康体を取り戻したとしても成長の余地は限られているかと思いますが、即戦力型のインゲームパフォーマーとしてスピーディーな昇級を個人的には期待。

(取り上げておいてなんですけど、NYYが好むタイプのピッチングプロペクトではありませんね。)


Jack Radel

ジャック・ラデル:21歳9ヶ月(2004年9月生)
6-5/250:Notre Dame (ACC):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 38位 5/27
MLB.com 46位 5/28
ESPN 49位 5/18
The Athletic 35位 5/14
Prep Baseball Report 86位 5/7
Perfect Game 44位 4/24

ドラフト上位指名候補では非常にレアなサウスダコタ出身。

地元から遠く離れたNotre DameでFreshmanシーズンからSPローテ入りを果たし、昨年のフォールリーグから今シーズンにかけての大ブレイクによって一気に上位ラウンド指名候補に。

TOR(全体39位が1st ピック)がかなりエンゲージしているとの噂。

FB CT SL CB CH Cmd
50 45 50 40 30 50
FB/be FB/vel CT/vel SL/vel CB/vel CH/vel
97 94 88 83 78 85

Ben Hess(ドラフト当時は公称6-5/255)を彷彿とさせる体格の持ち主で、Hessと同様に巨体を目一杯にドライブするハイエフォートなオーバースロー・メカクニクスが特徴的。

そのため巨体ながらも7 feetをゆうに超えるエクステンションを誇り、昨シーズンAvg 92 mphだったキャリーFF(Avg 18 IVB)は今シーズンAvg 94 mphへスピードアップ。

コマンドに優れているためアーリーカウントからカウント稼ぎの便利ツールとしてアグレッシブに投げ込んでおり、全投球に占める割合は75%近くにも上ります。

今季からアーセナルに追加したCTを含め4種類の変化球を操っており、その中でもPQモデルから高い評価を受けるGyro SLがベストピッチ。

CTもルーキーピッチのわりに機能しています。

反対にCHのクオリティは非常に問題で、プロレベルで通用するような水準に達しておらず、コマンドもアーセナルの中でワースト。

完成されたフィジカルや遅生れ、改善の余地が少ないメカニクス、安定感あるコマンド&コントロールを考量すると、こちらも即戦力型といった印象。

NYYが好むプロファイルの持ち主だと思いますが、全体35位指名権を費やすべきプロスペクトかと言われると…。

ちなみに、NYYは2013年ドラフトでNotre DameからEric Jagieloを1st ピック(全体26位)しています。(Aaron Judgeは6ピック後の全体32位。)


Taylor Rabe

タイラー・レイブ:21歳10ヶ月(2004年8月生)
6-6/220:Mississippi (SEC):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 39位 5/27
MLB.com 90位 5/28
ESPN 152位 5/18
The Athletic 5/14
Prep Baseball Report 5/7
Perfect Game 203位 4/24

Tommy John SurgeryによってFreshmanシーズンを全休し復帰後はプルペンへ。

しかし、今シーズン途中にSPローテへ昇格すると、プレーオフで一大センセーションを巻き起こし、驚異的なスピードで評価上昇。

NYYの指名順位(全体35位)辺りがフロアーになるかと思います。

FB CT SL CH Cmd
60 50 45 35 55
FB/be FB/vel CT/vel SL/vel CH/vel
99.5 96 89 85 88

ショートアームからMax 100 mph弱・Avg 96 mphのFFとSIを使い分け、コマンドよくアッパーゾーンに投げ込まれるFFは30+ Whiff%を記録。

Gyro系のCTとSLはRHBからコンスタントにWhiff%を奪うほどの威力を発揮しており、PQモデルでは並みの評価に落ち着いているものの、それ以上の実用性を感じます。

ただ、Jack Radelと同様にCH(恐らくSplit-CH)のクオリティがFB/BLから大きく劣っており、実際に投球割合も控え目。

また、コマンドとコントロールは上位指名校の中でもトップクラスの水準。

FB/SL/CTを狙ったスポットへ投げ分け、カウントコントロールに苦しむ姿は稀です。

しかし、登板の後半イニングにコマンドの乱れが見受けられ、一発を喰らうこともことも屡々。


Carson Jasa

カーソン・ヤサ:21歳9ヶ月(2004年9月生)
6-7/215:Nebraska–Lincoln (Big Ten):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 152位 5/27
MLB.com 171位 5/28
ESPN 5/18
The Athletic 5/14
Prep Baseball Report 5/7
Perfect Game 238位 4/24

個人的なお気に入りの1人。

より強豪の大学へ進学するチャンスがあったものの両親の出身地であるネブラスカのNebraska–Lincolnを選択。

Freshman時代(2023-24年度)は深刻な制球難に苦しみ、ロースター外のレッドシャツ扱いに。そればかりか、チームメイトに危険が及ぶとの理由で、紅白戦での登板すら禁止されるほどでした。

昨シーズンはブルペンに加わり、シーズン途中からは平日のノンカンファレンスマッチでSPを務めることもありましたが、結局のところ制球難によってIP≒BB≒ERの滅茶苦茶な成績に。

しかし今シーズン、遂に制球難を大きく改善させ、RPI全米10位にランクインした同大学のエースピッチャーへと成長。

Peyton Bondsのように3~5巡目でギャンブルするに魅力的な存在かと思います。

FB SL CB CH Cmd
50 50 60 35 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
99 96 86 80 84

未完成のフィジカルとエクステンションが短いローエフォートなメカクニクの持ち主で、バーティカルのアームアクションによって高いリリースポイントから投げ下ろすオーバースローワー。

Max 99 mph・Avg 96 mphのFFは球速ほどのクオリティを有しておらず、その結果としてSL/CBが投球割合の約70%を占める特殊なピッチングスタイル。

Avg 2700 rpm弱のSL(約35 Whiff%)はHigh-80s mphのCTライクなピッチとMid-80s mphの2種類に分かれており、アーセナルの中でベストの12-6 CBは50+ Whiff%・約.060 BAを誇るプラスピッチ。

両方ともPQモデルから高く評価されていますが、ブレーキングボールに逃げるようなアプローチの中で上記の数字を残している点もお見事。

ただ、CHは思うようなムーブメントを見せることが稀で、投球割合も抑えられています。

何にせよコマンドとコントロールはプロレベルにおけるSPの必要最低水準に達しておらず、恐らく90th %ileのアウトカムですらブルペン止まりでしょう。

しかし、フィジカルの成長とメカクニクスの改良によってアップサイドへスイングすれば、100+ mphに達する剛速球とプラスのブレーキングボールを有するハイバリューなリリーバーへ化ける可能性も夢ではありません。

コメント

  1. 匿名 より:

    二刀流なんて言葉を使うのは意外

  2. 匿名 より:

    投稿主はyoutubeとかしないのですか?
    Xにゴロゴロいる自称MLB通に一泡吹かせて欲しいです

    • 管理人 より:

      Xにゴロゴロいる(ニワカのクセに知ったような口を利く)自称MLB通・・・って、ワイもその1人やろ。

  3. 匿名 より:

    管理人様はNYYの試合は毎試合リアタイしていますか?
    仕事の場合は仕事後に一回から見ていますか?
    今年から就職して去年みたいにリアタイできないので、どのように楽しんでいるか教えていただきたいです。

    • 管理人 より:

      出勤日は7時前に家を出発するので、それ以降に行われる試合やイニングはアーカイブ視聴となりますが、休日や平日深夜開始(現地デーゲーム)の試合はリアルタイムです。
      Low-A~AAAの試合も同じような形で同時視聴していますが、”MLBが移動日” and “MiLBの試合が深夜開始”の場合、わざわざMiLBのため深夜から起床するようなことは流石にやってません。
      あと、”様”みたいな敬称はいりません。

  4. 匿名 より:

    今年こそはMVPの記事出して欲しいです。もう何年も見てないです

  5. 匿名 より:

    シュワバーが62本超えれば、シュワバー1択ですかね。。

  6. 匿名 より:

    大昔から拝見しています。
    MLBは15年程観ていますが、指数とか何も分からないニワカです。
    いつか投稿者さんの解説付きでMLBが見れたら
    MLBが数倍も楽しんだろうと勝手に想像しています。
    ブログの感じだと好きではないと思いますが
    オフ会など開催してお酒片手に投稿者さんとMLBが観たいです。