ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その12


MLBドラフト2026年クラスの上位ラウンド指名候補プロスペクト


Luke Williams

ルーク・ウィリアムズ:18歳6ヶ月(2007年12月生)
6-0/180:R/R:Franklin Regional (PA):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 97位 6/24
MLB.com 101位 5/28
ESPN 66位 5/18
The Athletic 5/14
Prep Baseball Report 130位 5/7
Perfect Game 109位 6/19

足首の故障を理由に2025年ショーケースサーキットの大半をスキップしたことで評価が伸び悩んでいたものの、今春の活躍によって高いポテンシャル通りの評価に収束中。

また、先日のDraft Combineにおける打撃練習で見事なパフォーマンスを見せました。

Vanderbiltにコミット。

Hit Power Run Arm Field
40 45 65 60 45

これまで取り上げてきたような上位ラウンド指名候補のHSプレーヤーと比べ地元所属リーグのレベルが低いため、数字を額面通りに受け取るべきではないかもしれませんが、昨シーズンから今シーズンにかけて走攻守に渡り成績が急上昇。

無理やりにでもピッチをリフトするハイエフォートなスイングは、この1年間でバットスピードが大幅に高速化しており、Combineでは15°~35° LA × 105+ mph EVの打球を連発。

ハイレベルな環境でのトラックレコードを十分に稼げなかったことで(2024年ショーケースサーキットの成績はイマイチだった)、ヒッティングスキルへの懸念が纏わり付いているとは言え、今年度に入ってからの成長には目を見張るものがあります。

走り出しのクイックネスこそイマイチなものの、トップスピードはダブルプラス級。

IF Throwで96 mph、OF Throwで100 mph!を計測するエリート級の強肩も兼ね備えており、SSよりCFの方がフィットするだろうとの声も。

SSでの守備力をチェックできるようなプレー映像や試合映像が限られていたため、45グレードは一般的な評価の総評となりますが、スナップスローの強度が印象に残っています。


Martin Shelar

マーティン・シェラー:18歳9ヶ月(2007年8月生)
6-2/200:R/R:Marist (GA):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 122位 6/24
MLB.com 193位 5/28
ESPN 5/18
The Athletic 5/14
Prep Baseball Report 181位 5/7
Perfect Game 160位 6/19

兼ねてからジョージア州のトップティアに属する存在でしたが、昨年のショーケースサーキットで90th %ile前後に当たる1.051 OPSを残し、今シーズンも地元で全米屈指の好成績を記録。

メカニクスへの懸念を理由に評価が伸び悩んでいるものの、Day 1の終盤においてオーバースロットでギャンブルするに打って付けの存在に見えます。

Mississippi Stateにコミット。

Hit Power Run Arm Field
40 60 50 55 40

高校生離れした強靭なフィジカルから繰り出される型破りなスイングはプロレベルで通用しないと考えられているものの、前述のショーケースにおける大活躍(表面上の成績だけでなくPlate Disciplineスタッツも優秀だった)に加え、地元の全米屈指の強豪校相手にも結果を残しており、ある意味でピュアヒッターと呼べるかも。

地元リーグでHRを量産するだけでなく、ケージバッティングでも最上級のEVを計測しており、Draft CombineではCaden Bogenpohlに次ぐ全体2位の115.5 mph EVを叩き出しました。

60 Yard Dashで一昨年に6.40秒、昨年に6.57びょうを計測したスピードは現時点で平均を上回っていますが、フィジカルの更なる成長に従い平均レベルに落ち着くと予想。

ポジションも現在守っているCFからLF/RFへ降級するはずですが、マウンドで94 mphを計測する強肩はRFにフィット。


Carter Beck

カーター・ベック:21歳0ヶ月(2005年6月生)
5-11/197:L/R:Indiana State (MVC):CF

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 69位 6/24
MLB.com 5/28
ESPN 5/18
The Athletic 5/14
Prep Baseball Report 5/7
Perfect Game 149位 6/19

カナダのサスカチュワン州出身。

高校時代に陸上の州大会で金メダル(四種競技)を獲得したものの、アメリカで野球をプレーする道を選びNCAA Division II の弱小校Mary Univ.へ進学。

Freshmanシーズン終了後にでMid-MajorのMissouri Valley Conferenceに属するIndiana Stateへ転校し、この2年間でカンファレンスNo.1プレーヤーへと成長。

数多くのランキングから漏れていますけど、Day 1にピックされるでしょうね。

本投稿の2日後に21歳の誕生日を迎える早生まれ。

Hit Power Run Arm Field
45 45 55 45 50

対戦相手のレベルが劣っているとは言え、アグレッシブなアプローチにもかかわらず90th %ileのContact%と94th %ileのZ-Con%(92%)を残しており、サマーリーグでの実績も〇。

ハイボールヒッターであるためフロントサイド寄りにスタンスしするものの、FBに差し込まれているような印象はなし。(MVCの平均球速なんて高が知れていますが…。)

110+ mph Max EV、107 mph 90th EVを記録するなど6-0未満とは思えないようなRaw Powerを発揮し、プルサイドへハードヒットを放っています。

鈍足LFやキャッチャーにありがちな体型の持ち主ですが、前述したように陸上でも活躍するほどのアスレティシズムを身に付けており、フィジカルが成熟した今でもスピードは平均超。

CFでは不安定な打球判断をそのアスレティシズムでカバーしており、アグレッシブなフィールディングスタイルによってハイライトリールを量産。

Synergy & 6-4-3 ChartsのDRSにおいては、2シーズン連続で平均を上回っています。


Carson Kerce

カーソン・カース:21歳8ヶ月(2004年11月生)
5-11/200:R/R:Georgia Tech (ACC):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 116位 6/24
MLB.com 131位 5/28
ESPN 109位 5/18
The Athletic 84位 5/14
Prep Baseball Report 137位 5/7
Perfect Game 113位 6/19

強豪Georgia TechでIF UTを2年間務めた後、今シーズンからフルタイムSSに昇格。

Vahn LackeyDrew BurressJarren Advinculaらを要する強力オーダーの中でシーズン序盤は下位打線を担当していたものの、バッティングのパフォーマンスが著しく向上したことで最終的にはリードオフに。

Georgia Techでの成績は信用ならない場合が多いのですが、アウェイやカンファレンスマッチでのスプリット成績も優秀。

上表のランクは過小評価だと思います。

Hit Power Run Arm Field
45 35 45 55 55

91.2 Z-Con%のコンタクトスキルと18.0 Chase%の選球眼を兼ね備え、逆方向へのヒッティングを得意としています。

また、コンタクト志向のパワーレスなバッターですが、昨シーズンに Max 105.0 mph EV、100.6 mph 90th EV、Avg 86.8 mph EVと低水準だったEVスタッツが、今シーズンMax 108 mph EV、106 mph 90th EV、Avg 93.8 mph EVへ向上。

特にAvg EVは98th %ileに位置しています。

ただ、木製バットに適したバレルコントロールには見えず、実際にCCBLなどサマーリーグでパワーナンバーが低迷。

プロレベルでは無難なコンタクトヒッターに落ち着くでしょう。

アスレティシズムに欠けスピードは平均未満。

そのためSS守備をあまり評価されていませんが、ハンドリングやステップ、オフバランススローなどの各種スキルは〇。

昨シーズンはSynergyのリーダーボード上で全体5位(3Bメインのフィールダーに限れば全体2位)の+16.4 DRSを残しており、フルタイムSSとなった今シーズンも平均超の水準(+6.8)を維持。