ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その13


MLBドラフト2026年クラスの上位ラウンド指名候補プロスペクト


Caden Ferraro

ケイデン・フェラーロ:21歳6ヶ月(2004年12月生)
6-2/215:R/R:Texas Tech (Big 12):DH/RF

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 169位 6/24
MLB.com 144位 7/2
ESPN 133位 5/18
The Athletic 7/1
Perfect Game 239位 6/19

NJCAA(Blinn College)で2シーズンプレーした後にTexas Techへ。

チームメイトのLogan Hughesを上回るトラッキングスタッツを残しており、純粋なバッティング能力は今クラス上位のはずですが、DHメイン(RFがサブ)の起用を受けているため評価は伸びず。

ただ、高い評価を与えるスカウティング・デパートメントが30球団の中に存在しないとは考えづらく、普通にDay 1で消えるでしょうね。

Hit Power Run Arm Field
45 60 30 45 35

トラッキングスタッツの申し子と呼べるようなバッターであり、 .480 xwOBA・Avg 94.8 mph EV・109.5 mph 90th EV・ 30.5 Barrel%は全て98~99th %ileの最高水準。

92.3 Z-Con%を残すなどBig 12のピッチャー相手に優れたバットコントロールを見せているものの、自分にはハイスピードピッチに対し穴があるように見えました。

アスレティシズムやスピードは言うまでもなく×。

ただ、DHで起用されているためOF守備力を自分の目で確認できませんでした。

そのため、上記グレードは一般的な評価です。

ちなみに、FreshmanシーズンはSPも務めており、マウンドでMax 92 mphを計測。


Brody Bumila

ブロディ・ブミラ:18歳6ヶ月(2008年1月生)
6-9/215:Bishop Feehan HS (MA):SP/LHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 34位 6/24
MLB.com 19位 7/2
ESPN 34位 5/18
The Athletic 54位 7/1
Perfect Game 29位 6/19

今シーズン最も話題となったHSピッチャー。

昨年に受けた肘のインターナルブレース手術(ケガ自体は2024年7月)によってJuniorシーズンやショーケースサーキットを棒に振ったものの、この春に100 mphを連発し一躍ドラフト1巡目指名候補に。

ただ、シーズン終盤にパフォーマンスを落としたことで右肩上がりだった評価が停滞しており、先月からBaseball AmericaのCarlos CollazoがNYYとのリンクを激推し。

また、バスケットボールにおいてもマサチューセッツ州No.1プレーヤーと見做され、チームの絶対的エースプレーヤーとして所属校を州王者に導いています。

故郷から遠く離れたTexas Univ.にコミット

FF SL CB CH Cmd
70 50 45 40
FF/be FF/vel SL/vel CB/vel CH/vel
102 96 82 86

6-9のRandy Johnson級サイズ。

Max 101 mph(102 mphとのソースも)の剛速球は見事なスピンフィールのおかげで高いIVBを誇るだけでなく、3/4スロットのアームアクションによりSpin Axisが傾くことでSIのようなHBも披露。

現時点ではCH>SLの評価を受けているものの、アームアクションやスピンフィールを踏まえるとSLにポテンシャルを感じます。

Jensen Hirschkorn程ではないにしても)HSの巨漢ピッチャーには珍しく順調にストライクを投げていますが、対戦バッターの質が低く細かなコマンドを必要としない環境に身を置いているため、1巡目指名候補ならストライクカウントをコントロール(先行)できて当然かと。

何にせよ、シーズン開幕前にバスケへパティシペントしたり、手術明けを理由に開幕後は球数制限が課せられたり、様々な要因によってピッチャーとしてまだまだ経験不足。

その点に加えマキシマムサイズのフィジカルとバスケで活躍するほどのアスレティシズムも考慮すると、90th~99th %ieのアウトカムはJackson FloraGio Rojasを上回るかもしれません。

というか、Gio Rojasを除けば35thピックを費やしてほしいと思えるようなHSピッチャーはBumilaだけです。

ヤンキースの2026年MLBドラフト指名候補:その5」で取り上げた連中が同ピックに値するとは感じません。

そもそも1~2ヶ月前はBumilaがNYYにアベイラブルとなる可能性なんて頭になかったですし。


Ben Blair

ベン・ブレアー:21歳3ヶ月(2005年3月生)
6-3/200:Liberty (CUSA):SP/RHP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 39位 6/24
MLB.com 54位 7/2
ESPN 42位 5/18
The Athletic 60位 7/1
Perfect Game 50位 6/19

高校時代は無名。

Libertyの系属校に当たる高校だったため、そのままMid-MajorのConference USAに属する同校へ進学。

Freshmanシーズンから順調に実績を積み重ね、同校としては44年ぶりとなるトップ3ラウンドピックが期待されています。

SI CT SL CH Cmd
55 45 45 30 55
SI/be SI/vel CT/vel SL/vel CH/vel
98 94 87 83 85

ディセプションに長ける独特な3/4スロットメカニクスから15″+ HBかつフラットなSIをコマンド良く投げ込む即戦力型。

CHのクオリティが低いものの、CTとSLはLHBからもストライクを奪っており、今シーズンのStrike%は72%に達しています。

今シーズンは数試合の大炎上が見受けられるため、好不調の波が大きな可能性も考えられるものの、BBを3つ以上献上した登板はたったの1度のみ。

やはりコマンド&コントロールの期待値は高そう。


Elliot Lascelles

エリオット・ラッセルズ:18歳4ヶ月(2008年2月生)
6-1/180:R/R:Upper Canada (Ont):SS

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 113位 6/24
MLB.com 115位 7/2
ESPN 5/18
The Athletic 7/1
Perfect Game 85位 6/19

カナダ在住であることからショーケースサーキットでの活躍が限られ評価もイマイチでしたが、この春にカナダのジュニア代表チームの一員としてアメリカへ遠征した際に参加したMiLBのExtended Spring Trainingにて好成績を記録。

NYY傘下チームも2 Hitsを喰らいました。

さらに、MLB Draft Leagueでも大活躍を見せ、最後の最後にヘリウムを集めています。

勉学も優秀なためにYaleへコミット。

Hit Power Run Arm Field
45 30 55 40 40

1970~80年代を思わせるローエフォートなスイングによってパワーレスに陥っていますが、持ち前のバットコントロールと選球眼を武器に高い出塁能力を誇り、前述したように限られた機械の中で結果を残し続けています、

また、スリートとは見做されていないものの、Draft Combineにて意外な身体能力を披露。

スリーパープロスペクトとして面白い存在だと思います。