ヤンキースの2025年MLBドラフト指名候補:その2


2025年MLBドラフトにおけるヤンキースの指名候補について(Cam Cannarella、Korbyn Dickerson、Marcus Phillips、Nick Becker)

RodonとBellingerの活躍によってノイローゼに陥りそうです。

この上にStantonも復活すれば、発狂するかもしれません。



Josh Hammond

ジョシュ・ハモンド:18歳9ヶ月(2006年9月生)
6-1:220 lb:Wesleyan Christian HS (NC):RHP/3B

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 40位 3/26
MLB.com 40位 5/5
ESPN 18位 5/14
The Athletic 40位 4/15
Prep Baseball Report 8位 5/15
Azad Earl 7位 4/11

現時点で最も評価が割れているドラフト候補生の1人。

ピッチャー>野手の評価を受ける二刀流プレーヤーでしたが、この1年間でバッティングが成長を遂げ、ショーケース・サーキット等で強打を披露。

今では3Bを守るパワーヒッターとしての将来が期待されています。

ただ、評価が割れているとは言っても、高額なボーナスが必要となることは間違いなく、2巡目指名権を失ったNYYには高いハードル

ウェイクフォレスト大学にコミット。

Hit Power Run Arm Field
40 60 50 60 50

成熟した筋肉質な体格からプラスのバットスピードを誇り、体制を崩されながらもスタンドインする体幹の強さは見事。木製バットで既に105+ mphを計測。

また、先月のNHSIにおいても活躍を見せ、イベント最速記録となる111 mph EVを叩き出しています。(加えてイベント3位の109.1 mphも記録。)

ただ、フラットかつ柔軟性に欠けるスイングが気にかかるところで、フィジカル的にも成長の余地に懸念が。

マウンドでMax 99 mph ・Avg 95 mphを計測する強肩は上位指名候補生屈指のツール。

長期的に現在守っているSSにステイできるとは思えませんが、高い身体能力とその強肩を活かし、ホットコーナーで輝くはず。


Patrick Forbes

パトリック・フォーブス:20歳11ヶ月(2004年7月生)
6-3:220 lb:ルイビル大:RHP/SP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 43位 3/26
MLB.com 34位 5/5
ESPN 43位 5/14
The Athletic 36位 4/15
Prep Baseball Report 65位 5/15
Azad Earl 27位 4/11

強打のSSとしてケンタッキー州No.1プレップとの高い評価を受け、強豪ルイビル大学に進学。

Freshman Year(2023年)は二刀流としてプレーするも、どっちつかずのイマイチなパフォーマンスに終わったものの、シーズン終了後に参加したCCBLにてピッチャーとしての才能が開花。

その結果として次年度からはピッチングに専念する形となり、広背筋に怪我や死球骨折など故障に苦しみながらも、NCAAとCCBLの両方でパフォーマンスを伸ばしました。

そして、SPローテに初めて定着した今シーズンは、屈筋のケガやハイBABIPに悩まされているものの、ACCトップのK%を記録するなどカンファレンス最上級のパワーピッチを披露しており、ドラフトでは上位指名が期待されています。

あと本人はNYYファン。

FB CT SL CH Cmd
60 40 45 35 45
FB/be FB/vel CT/vel SL/vel CH/vel
100 95 88 82 88

リピート性に長ける3/4スロットのショートアーム・デリバリーから投げ込まれるSIは投球割合の7割を占め、Max 100 mphかつAverage 95+ mph・2500+ rpm・16″ IVB・15″ HBを計測するプラスピッチ。

低いリリースポイントからアッパーゾーンに投じることで極端にフラットなVAAを叩き出しており、SIながらもソリッドなFF並みの高いWhiff%を誇っています。

優れたピッチコマンドも含めれば、NCAAで最もエフェクティブなピッチの1と言えるでしょう。

その優れたFBとは対照的に0″ IVB・-10″ HBのSL(SW?)はフリンジレベルといった印象で、投球割合がたった数%のCT(3″ IVB・-4″ HB)とCH(5″ IVB・19″ HB)は改良が今後必要か。

現状としては、SIによってACCのバッターを圧倒していますが、悪く言えば速球頼りのピッチング。

変化球のクオリティとレパートリーの欠如によってピッチングの幅と奥行きが狭いためか、パフォーマンスの波が大きく、特に最近の強豪校に対する低調なパフォーマンスはいただけません。

ただ、フィジカルとメカニクスの完成度やピッチャーとしての経験不足、誕生日が遅い点を鑑みると、まだまだ伸び代を残していると考えるのが自然で、そういった要素はNYYが好むファクターではないでしょうか。


Brady Ebel

ブレイディ・イーベル:17歳11ヶ月(2007年7月生)
6-3:190 lb:Corona HS (CA):3B

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 35位 3/26
MLB.com 56位 5/5
ESPN 104位 5/14
The Athletic 4/15
Prep Baseball Report 18位 5/15
Azad Earl 67位 4/11

アマチュア野球史に残るであろうCorona Big 3の中で唯一全体39位指名権を持つNYYの手が手が届き得る存在。

LADの3Bコーチを務めるDino Ebelを父に持ち、年子の弟Treyも2026年クラスの上位指名候補。

今シーズンに入りパフォーマンスが失速したことで評価を下げていますが、NHSIにてトップクラスの成績を記録。

LSUにコミット。

Hit Power Run Arm Field
45 50 45 45 45

癖がほとんどないシンプルなスイングの持ち主。

現時点では広角にラインドライブを放つギャップヒッターと称されていますが、体格と年齢(ドラフト時点でまだ17歳)を踏まえ、個人的にはそこまでパワー面のポテンシャルに懸念を抱いてはいません。

ただ、身体能力の割に俊敏性に欠け、フィールディング時の動きもぎこちなく、プロ入り後にRF/LFへコンバートされる可能性も十分かと思います。


Riley Quick

ライリー・クイック:21歳2ヶ月(2004年4月生)
6-6:245 lb:アラバマ大:RHP/SP

Draft Prospect Rankings
メディア 順位 更新日
Baseball America 42位 3/26
MLB.com 33位 5/5
ESPN 46位 5/14
The Athletic 18位 4/15
Prep Baseball Report 42位 5/15
Azad Earl 11位 4/11

アラバマ州のNo.1プレップ・ピッチャーとして、地元の強豪アラバマ大学へ進学。

昨年のシーズン序盤にトミー・ジョン手術を受けるも、1年ぶりの実戦復帰となった今シーズンは大きな成長を見せ、今では1巡目指名が期待される存在となりました。

FB SL CB CH Cmd
60 50 50 40
FB/be FB/vel SL/vel CB/vel CH/vel
100 96~97 85 88

6-6の巨躯を活かしたメカニクスから投じられる12″ IVB・15″ HBのSIは、NCAAトップクラスの球速を誇り、高いGB%を生み出している模様。

一般的にはSL>CHの評価が与えられていますが、個人的にはCHも中々のクオリティだと思います。RHB相手にもコンスタントに投げてますし。

SLはジャイロ系のピッチに見えますが、90+ mphのCTもアーセナルに。

今後コマンドが向上すれば、Chase%も改善されるのでは?

Forbesと対照的に、最近は強豪校相手にパフォーマンスを伸ばしており、NYYの指名順位(全体39位)付近がフロアーとなる可能性も。