実状を理解していないファンが散見されるので、単純明快な事実を簡単に記します。

1920年、White Soxの八百長が発覚後、Joe Jacksonは大陪審での宣誓証言、そしてマスコミの取材において「試合前に八百長への加担を約束した」、「シリーズ途中に約束された報奨金の一部を受け取った」と語っています。
そして、当時のリーグ規約には、八百長について「Offering(提案する)」、「Agreening(合意する)」、「Conspiring(企てる)」、「Attempting(試みる)」を行った場合、永久追放に処されることが明記されています。
つまり、本人の主張を規約に当てはめた結果、至極真っ当な処罰を与えられたというシンプルなお話です。
知識不足ないしは客観的思考能力に欠ける一部のファンや「Eight Men Out」「Field of Dreams」に感化されたデイドリーマーが思い描くトラジックかつアンフェアなストーリーなど、そこには存在しません。

死亡後も永久追放処分を据え置くべきか否かについては別の話となりますが、少なくともMountain Landisコミッショナーがいわれなき批判を浴びるべきでは非ず。
批判されるべき対象はJoe Jacksonを含む当事者7人です(8人目のBuck Weaverについては一考が必要)。
そもそも、こんな事になったのは、TrumpがManfredとMLBに対しPete Roseの復権を独断的に要求したからですよね。
Pete Roseだけでは、Trumpに媚び諂っていることが丸出しなので、単にカモフラージュとしてBlack Soxも巻き込んだだけであることは言うまでもありません。
ちなみに、Black Soxのリサーチについては、SABRの故Gene Carneyが第一人者となります。
彼のマンモス級のリサーチは、死後にSABRが公開していますが、内容が煩雑なので根気が必要。私も全部には目を通していません。
また、存命のリサーチャーではBill Lambがベスト。
ニュージャージーで州検察官を務めていたこの手のプロなので、少し客観性に欠ける部分があったCarneyより見解に説得力があります。