1990年のMLB放映権料(全26球団)


アメリカ大学スポーツと各プロスポーツの収益比較 最近ではスポーツビジネスにおける最大の収益源となっている放映権料。以前に上の記事で各主...
MLBの1988年シーズンにおける放映権料について

1年前に投稿した「1988年のMLB放映権料(全26球団)」の1990年シーズン版です。

ソースはLos Angeles Times、Financial World Magazine、QV Publishing。

1990年シーズンのRSN放映権料

球団名 放映権料
($million)
球団名 放映権料
($million)
AL East NL East
NYY 45.4 NYM 24.3
BOS 20.1 PHI 21.0
TOR 14.0 STL 13.4
BAL 8.5 CHC 10.2
DET 8.3 MON 6.0
CLE 6.0 PIT 6.0
MIL 5.0    
AL West NL West
TEX 10.6 LAD 15.7
CWS 10.2 HOU 10.2
CAL 10.0 SFG 9.3
OAK 7.2 SDP 8.0
MIN 5.6 CIN 7.8
KCR 5.0 ATL 6.0
SEA 3.0    

1988年シーズン終了後にMSG Networkと12年$486Mの超大型契約を結んだNYYが2位のNYMにダブルスコア近い差を付けトップに。

他には1988年シーズンに$6.6MだったBOSや$5.0MだったLADの躍進が光ります。

1988年シーズンと比べ全体的にビッグマーケットとスモールマーケットの格差が広がっており、特に東部でその傾向が顕著。

続いて、全国放送の放映権料は下表の通り。

1990年シーズンの全国放映権料

メディア 放映権料
($million)
CBS 265
ESPN 100
合 計 365
1チーム当り 14

(年間放映権料として下記4年契約の年平均額を採用。実際はエスカレート式の契約と考えられ、支払額は標記額を若干下回っているはず。)

1990年シーズンからCBSとの4年$1.06B(年平均$265M)、そしてESPNとの4年$400M(年平均$265M)の大型契約がスタート。

1988年シーズンに1チーム当り$7.4Mだった全国放映権料は約90%増の約$14Mに。

ただ、両ネットワーク共に大赤字を計上。

CBSは1990年シーズンだけで$100Mの損失を被り(ただし、自社発表は$55M(税引後損失))、契約期間4年間で約$500Mの大赤字を計上したとの噂。

ESPNの赤字は1990年シーズンだけで$35~40Mに上り、契約期間4年間で約$200M。

この放映権ビジネスの停滞は1994年ストライキの遠因ともなりました。

ちなみに、当時はNFLの全国放映契約も赤字を計上し、反対にNBAは黒字だったとのこと。