今シーズンも過去3シーズンと同様にアメリカ大手バスケットボールメディアの選手ランキングを集計し、その平均値から新たに選手ランキングをトップ30まで作成しました。
今回のランキングで集計対象としたメディアはESPN、CBS Sports、スポーツ・イラストレイテッド、ワシントン・ポスト、コンプレックスの5つ。
また、選手名横のカッコ内は(一昨年度順位→昨年度順位:所属チーム)を表しています。
30.クリス・ミドルトン(New:MIL)
29.トレイ・ヤング(New:ATL)
28.ラッセル・ウエストブルック(7→11:WAS)
27.カイル・ロウリー(29→×:TOR)
26.ザイオン・ウィリアムソン(New:NOP)
25.パスカル・シアカム(×→25:TOR)
24.ルディ・ゴベール(21→16:UTA)
23.ジャマール・マレー(New:DEN)
22.ドノバン・ミッチェル(25→21:UTA)
21.カイリー・アービング(16→12:BRK)
右ひざの故障によりたった24試合、平均27.8分の出場に終わったザイオン・ウィリアムソンですが、昨シーズンの短期間に見せた支配力と将来性を評価され26位にランクイン。コロナによるシーズン休止以降に体重を約11kg(25ポンド)も減らすなどコンディションを整え、今シーズンはプレー時間制限も解除されているだけに、大きな故障さえなければ来年のトップ20入りは間違いなし。
ちなみに、昨年のランキングでは新人王に輝いたルカ・ドンチッチがザイオンと同じ26位にランクインしていました。
反対にトップ10の常連だったラッセル・ウエストブルックはランキング圏外ギリギリまで後退。今シーズンのここまでのパフォーマンスを見る限り来年もランクインすることはまずないでしょうね。さよなら”Mr. セルフィッシュ”。
20.デビン・ブッカー(×→30:PHO)
19.カール=アンソニー・タウンズ(15→14:MIN)
18.バム・アデバヨ(New:MIA)
17.ブラッドリー・ビール(26→15:WAS)
16.ベン・シモンズ(20→18:PHI)
15.クリス・ポール(10→23:PHO)
14.ポール・ジョージ(11→8:LAC)
13.ジェイソン・テイタム(New:BOS)
12.ジョエル・エンビード(8→7:PHI)
11.ジミー・バトラー(13→13:MIA)
昨年のランキングではトップ20位以内に新規ランクイン選手が一人もいませでしたが、今年はジェイソン・テイタムとバム・アデバヨの4年目の2人が新たにランクイン。
特にテイタムの13位は(今回も含めて)過去4回のランキングの中においてセルティックス所属選手としての最高順位(これまでの最高順位は18-19年のカイル・アービングの第16位)。来年ないし再来年のトップ10入りは既定路線でしょう。
大ベテランのクリス・ポールはこの4年間で9位→10位→23位→15位と安定。更に今シーズンはフルシーズンをプレー出来れば通算アシスト数(現歴代7位)と通算スティール数(現歴代8位)が共に歴代5位にランクインする予定。
10.ニコラ・ヨキッチ(19→9:DEN)
9.ディミアン・リラード(12→10:POR)
8.ジェームズ・ハーデン(4→5:HOU)
7.ルカ・ドンチッチ(×→26:DAL)
6.ステフィン・カリー(3→4:GSW)
順調にシンデレラストーリーを歩んでいるルカ・ドンチッチが堂々の7位にランクイン。将来的に1位の座を争うことはまず間違いないでしょうが、チーム自体はセカンド・プレーヤーのクリスタプス・ポルジンギスがまたもや故障したことによりドンチッチのワンマンチーム状態に陥っていて、このままではプレーオフ出場すら危うい状況。
ちなみに、そのポルジンギスは40位前後にランクインしていました。
5.ケビン・デュラント(2→×:BKN)
4.クワイ・レナード(9→1:LAC)
3.アンソニー・デイビス(5→6:LAL)
2.ヤニス・アデトクンボ(6→2:MIL)
1.レブロン・ジェームズ(1→3:LAL)
全メディアで1位となったレブロン・ジェームズがトップに返り咲き。チームメイトのアンソニー・デイビスも自己最高の3位にランクインするなどレイカーズの黄金デュオが、昨年と同じく2位に入ったアデトクンボを挟む形に。
昨シーズンはアキレス腱断裂によりシーズン全休が決まっていたため多くのメディアからランキング対象外とされていたケビン・デュラントがあっさりと5位に復活。個人的には前年度に1試合もプレーしていない32歳がこの順位は高すぎると思いますが...。