5位:ネルソン・クルーズ
ツインズ:39歳
2018年:5位 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 2.9 | 2.5 | 3.1 |
2019 | 4.3 | 4.3 | 4.1 |
手首の故障により出場試合数はたったの120試合に終わりましたが39歳ながらもバッティングのクオリティは自己ベストのシーズンに。
とりわけOPS+166は37歳以上の中で歴代11位の数字で、上のトップ10はバリー・ボンズ、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムズ、ハンク・アーロン、ボブ・ジョンソン(第2次世界大戦により多くの選手が従軍しMLBのレベルが下落していた1944年に記録)が占めるなど、ジョンソン以外は伝説的なバッターばかり。(ボブ・ジョンソンも将来的には殿堂入りを果たす可能性が。)
Rk | Player | OPS+ | Year | Age | Tm |
---|---|---|---|---|---|
1 | Barry Bonds | 268 | 2002 | 37 | SFG |
2 | Barry Bonds | 263 | 2004 | 39 | SFG |
3 | Ted Williams | 233 | 1957 | 38 | BOS |
4 | Barry Bonds | 231 | 2003 | 38 | SFG |
5 | Babe Ruth | 201 | 1932 | 37 | NYY |
6 | Hank Aaron | 194 | 1971 | 37 | ATL |
7 | Ted Williams | 179 | 1958 | 39 | BOS |
8 | Babe Ruth | 176 | 1933 | 38 | NYY |
9 | Bob Johnson | 174 | 1944 | 38 | BOS |
10 | Ted Williams | 172 | 1956 | 37 | BOS |
11 | Nelson Cruz | 166 | 2019 | 38 | MIN |
12 | Tris Speaker | 166 | 1925 | 37 | CLE |
13 | David Ortiz | 164 | 2016 | 40 | BOS |
14 | Edgar Martinez | 160 | 2001 | 38 | SEA |
15 | David Ortiz | 159 | 2013 | 37 | BOS |
16 | Edgar Martinez | 158 | 2000 | 37 | SEA |
17 | Willie Mays | 158 | 1971 | 40 | SFG |
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4位:アンソリー・リゾー
カブス:30歳
2018年:4位 → 2019年:8位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 2.8 | 2.9 | 4.1 |
2019 | 3.9 | 4.0 | 3.7 |
毎年のように安定して好成績を残し続けていますが、MLB完全定着前に超格安契約を結んでしまったことで生涯年俸はたったの約3800万ドル。
2シーズン連続でゴールドグラブ賞を受賞していますが、DRS、UZR、OAAの全てが平均を少し上回るレベルなのでこの点に関しては過大評価かな。
3位:J.D・マルティネス
レッドソックス:32歳
2018年:5位(RF) → 2019年:3位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 6.5 | 5.9 | 6.3 |
2019 | 3.3 | 3.2 | 4.2 |
MVP級の打撃成績を残した2017年~2018年から2016年以前の水準まで打撃成績が下落。それでもxwOBAはMLB全体8位(.400)に食い込むなどバッティングのクオリティは未だ一流。不安要素は強いて言えば例年最速115マイルを計測していた打球初速度が最速112.6マイルしか出なかったことかな。
バッティングとは対照的に相変わらず外野守備ではアダム・ダンのような草野球プレーを連発していますが、それに関してはマルティネスなんかにフィールドを守らせるレッドソックスサイドに責任があるよ。
2位:マット・オルソン
アスレチックス:26歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 4.2 | 3.4 | 2.2 |
2019 | 5.4 | 3.9 | 4.1 |
ファーストとして2018年はDRS・UZR、2019年はDRS・UZR・OAA・FRAAでMLB全体トップとなった守備職人。
2019年はxwOBA.386(MLB全体15位)を残すなど実際はイメージ以上の好打者。ただ、アスレチックスのホーム球場リングセントラル・コロシアムでの成績が異常に悪く本拠地に合ってない可能性が高いのでさっさと移籍してほしい。
1位:フレディ・フリーマン
ブレーブス:30歳
2018年:3位 → 2019年:1位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 5.6 | 5.2 | 4.4 |
2019 | 4.4 | 4.0 | 4.0 |
スランプや衰えを見せるライバルのゴールドシュミットとジョーイ・ボットーを尻目に安定した活躍を披露。20歳でMLBデビューを果たしたこともあり積上げ系指標の通算成績はなかなかのもので、意外と将来的な殿堂入りの可能性も低くはない選手ですね。(スぺ体質だけど。)
ちなみに、成績予測システムZiPSは2026年(37歳)までに通算55.3fWAR、2434安打、388本塁打を記録すると予測しています。
”The Atlanta Braves Are the Team They Were Hoping For”
コメント
ボイドの壁は厚いですが、バードが期待外れに終わった今、左の大砲としてフォードには期待したいですね。