J.T・リアルミュート、ヤズマニ・グランダルという二人巨頭が大活躍を見せているとはいえゲーリー・サンチェス、ウィルソン・コントレラスらなどの若手スター候補が伸び悩み、ジョー・マウアー、バスター・ポージー、ヤディア・モリーナ、ブライアン・マキャン、ラッセル・マーティンらが活躍した黄金期と比べモノにならないほどの層の薄さ。
個人的に現在のMLBは捕手暗黒期を迎えていると考えています。
ただ、近いうちにストライク判定が機械化されるのは既定路線となっており、フレーミング能力が無用の長物になるのは確かなわけで、捕手の評価基準も現在とは大きく異なるものになることでしょう。
各ランキング一覧表 | |||
2019年版のランキング | |||
2020年MLB選手ランキングTOP100 | |||
ファースト/DH | セカンド | サード | ショート |
レフト | センター | ライト | キャッチャー |
先発投手 | リリーフ投手 | ||
イントロダクション |
キャッチャー(捕手)
10位:ヤディア・モリーナ
カージナルス:37歳
2018年:5位 → 2019年:4位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 1.6 | 2.5 | 3.1 |
2019 | 1.3 | 1.2 | 1.7 |
2017年オフに3年契約を結んだ際、3年契約終了時(2020年シーズン終了後)に引退するとの噂もありましたが、結局のところ本人はカージナルスでの現役続行を希望(他のチームでプレーする気はない模様)。
ただ、年俸2000万ドルと貢献度が現状として見合ってないよね。
9位:ロベルト・チリーノス
レンジャース:34歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 1.8 | 0.3 | 1.2 |
2019 | 3.1 | 2.3 | 2.6 |
年齢を感じさせない強打を披露し自己ベストの成績に。
まあ、ただ単にサイン盗みのおかげかもしれないけど。
8位:ウィルソン・コントレラス
カブス:27歳
2018年:6位 → 2019年:6位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 3.1 | 0.7 | 0.5 |
2019 | 3.1 | 2.7 | 1.7 |
右ふくらはぎの故障により出場機会はレギュラー定着後最小となりましたが、率系の指標では軒並みキャリアベストの数字を残すなど2018年のスランプから復活。
ただ、チーム解体が進むカブスの中で控え捕手のビクター・カラティーニも好成績を残しおり、年俸調停対象となっているコントレラス放出の噂も度々報道されていますね。
7位:バスター・ポージー
ジャイアンツ:33歳
2018年:1位 → 2019年:2位
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | 3.0 | 2.3 | 2.4 |
2019 | 0.9 | 1.8 | 2.7 |
将来の殿堂入り捕手も30代に入りパフォーマンスは年々悪化。昨シーズンにはとうとうキャリアで初めてリーグ平均未満の打撃成績(wRC+96)を残しています。
とはいえ守備では依然貢献度が高く、2016年以来3年ぶりとなる捕手出場100試合以上を記録するなど、まだまだキャッチャーとしての起用価値はあるはず。
6位:クリスチャン・バスケス
レッドソックス:29歳
2018年:ランク外 → 2019年:ランク外
年度 | rWAR | fWAR | WARP |
2018 | -1.0 | 0.2 | 1.2 |
2019 | 2.3 | 3.5 | 3.5 |
昨シーズン開幕までは通算291試合でOPS.632、10本塁打の貧打&守備型キャッチャーでしたが、昨シーズンは138試合に出場しOPS.798、23本塁打を記録。
これならば2017年オフに結んだ4年契約は大成功に終わりそう。