ブランドン・ロックリッジ:ヤンキース5巡目(2018年MLBドラフト)

ブランドン・ロックリッジ

21歳/185cm・84㎏/右投右打/センター/フロリダ州出身/A-
2018年MLBドラフト5巡目(全体157位・契約金30万ドル)
MiLB.com選手ページ
Fangraphs選手ページ
Baseball Cube選手ページ


アマチュア時代

高校最終学年で28試合、打率.402、OPS1.124、10盗塁を記録。学業成績も優秀でGPAは3.9、全米優等生協会(NHS)にも在籍していました。

アラバマ州のトロイ大学に進学すると1年目からセカンドのレギュラーとしてプレーし、2年目にはセカンドとしてリーグのベストナインにも選ばれました。そして3年目の今年は俊足を活かすためにセカンドからセンターにコンバート。元々四球が少ない打者でしたが四球率が倍増し、出塁数の増加も影響したのか63試合で25盗塁(失敗3)を記録。経験の少ないセンター守備でも好守を見せ、アメリカ野球コーチ協会が選出するローリングス・ゴールドグラブ賞(簡単に言えば全米大学野球のGG賞)にも選出されています。

ベースボール・アメリカのドラフト有望株ランキングでは194位にランクインしていましたが、ヤンキースは5巡目&全体157位で指名。


プロ入り後

ROKで10試合プレーしたのちにA-で昇格。守備では大学時代と同じようにセンターを守っています。まだA-では13試合しかプレーしていませんし試合中継も少ないので、成績に関して特に取り上げるようなことはありません。



一番高い評価を受けているツールは走力。最高評価の80を付けるスカウトもいるほどで、右打席から3塁に約11.0秒で到達することが出来ます。その俊足は先ほども述べたようにセンター守備にも活かされていて肩の強さも平均以上ですから、長期的に渡ってセンターに留まれると評価されています。

体格が良く身体能力も高いですからパワーのポテンシャルはあるはずですが、バッティングフォームに問題があり試合ではいまいちパワーを発揮できていません。ただ、それでもたびたび逆方向にパワーを発揮していて、実際にプロ初ホームランはライト方向でした。

俊足好守の大卒外野手としてブレット・ガードナー(2005年ドラフト3巡目)と比較する声がありますが、アメリカのあるヤンキースファンはジェフ・ヘンドリクス(2005年ドラフト4巡目巡)と比較していました。そのヘンドリクスはもう25歳なのにAAでつまづいていますが・・・。