ヤンキースのドラフトを振り返る・2012年編

今回はヤンキースにとって大失敗に終わった2012年度のMLBドラフトを振り返りたいと思います。

この頃のヤンキース傘下はヘスス・モンテロ、ゲーリー・サンチェス、オースティン・ロマインら捕手プロスペクトを多く抱えており捕手の選手層だけならMLBトップクラス。

反対に内野手はスカスカで一番評価が高い選手でもMLBデビューできれば御の字クラスでした。ただ、MLBではロビンソン・カノー、デレク・ジーター、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェイラの豪華内野陣を形成しており即戦力は不必要な状況。(翌年からベテランぞろいのチーム編成により暗黒期を迎えますが)

https://www.baseball-reference.com/draft/?team_ID=NYY&year_ID=2012&draft_type=junreg&query_type=franch_year


1巡目・30位・RHP・高校

タイ・ヘンズリー

ドラフト前は全体25位前後の評価を受けていた選手でヤンキースの30位指名は順当な評価でした。しかし、契約前の身体検査で以上が見つかり契約金額は安めに。その後は

  • 腹部→股関節の故障が重なり2013年は全休。
  • 2014年シーズンオフにはバーで大学アメフトの選手に暴行を受け大怪我。
  • 2015年春季キャンプで肘を痛めトミー・ジョン手術。
  • リハビリ中の2016年5月にまたもや肘が悪化しトミー・ジョン手術。
  • 2016年オフのルール5ドラフトでレイズに移籍。
  • 2017年は怪我により全休。

と異常なほどのスぺ体質っぷりを見せ、マイナーリーグですらほとんど投げることなくリリースされました。大大大失敗。

MLBドラフト~2012 NO.1

2巡目・89位・OF・高校

オースティン・オーネ

3巡目前後の評価を受けていたプロスペクト。アメフトのクォーターバックとしても期待されておりドラフト時点で大学のアメフト部の寮に引っ越し済みでしたが、ヤンキースから指名を受けてすぐにヤンキース入りを決めました。たしかヤンキースファンだったはず。

プロ入り後はA+までしか上がれませんでした。失敗

MLBドラフト~2012 NO.2 ー AUSTIN・AUNE

2巡目・94位・C・大学

ピーター・オブライエン

ドラフト前は2~3巡目での指名を予想されていた強肩強打のキャッチャー。プロ入り後は外野にコンバートされたものの2014年(3年目)には106試合(A+~AA)で34本塁打を記録するなど強打を披露。

2014年のトレードデッドラインでマーティン・プラドの交換要員としてダイヤモンドバックスに移籍。その後はAAAAクラスの選手としてMLBにしがみついていますね。

MLBドラフト~2012 NO.3 ー Peter・O’Brien

3巡目・124位・OF・高校

ネイサン・ミコラス

6~10巡目の評価を受けていた高校生外野手。

当初の予想通りレフトで起用されましたが肝心の打撃はプロで通用せずA-までしか昇格できず。

MLBドラフト~2012 NO.4 ー Nathan Mikolas


5巡目・187位・OF・大学

ロブ・レフスナイダー

カレッジワールドシリーズでMVPに輝き当初の評価(10巡目前後)を大きく上回る順位で指名。

プロ入り後は期待以上の好成績を残しベースボールアメリカの球団内プロスペクトランキングでも最高7位にランクインしましたがMLBでは結果を残すことが出来ず正しくAAAA選手。

MLBドラフト~2012 NO.6 ー  Robert Refsnyder


13巡目・427位・LHP・大学

ジェームズ・パゾス

大失敗に終わった2012年度で最も成功した選手。

ベースボールアメリカに全体424位の評価を受けており、ヤンキースは評価通りの順位で指名。プロ入り後は毎年のように好成績を残し順調に各クラスを通過。2015年にはヤンキースでMLBデビューを果たし、2016年シーズンオフにザック・リッテルとのトレードでマリナーズに移籍しました。

マリナーズでは2年連続で50試合以上登板を記録するなどMLBに定着。