デイビー・ガルシア:ヤンキース・プロスペクト


デイビー・ガルシア


19歳/178㎝・74㎏/ドミニカ/右投先発/A
2015年国際FA(契約金20万ドル)
以下チーム内プロスペクトランキング
MLB.com・2018年:14位
Fangraphs・2018年:20位
River Ave. Blues・2018年:28位

速球      :  45/60 (平均91~94マイル・最速96マイル)
カーブ     :  40/65 (平均81~83マイル)
チェンジアップ :  30/45 (平均86マイル)
コマンド    :  30/55
総合      :  30/45



 今、ヤンキースはルーキーリーグからシングルAの投手育成がMLBで一番上手いと言われていますが、このガルシアもその育成システムの中で現在進行形で大きな成長を遂げています。
 2015年に16歳でヤンキースと契約。今年の5月で19歳になったばかりにも関わらず、先発としてAで好成績を残している注目の投手プロスペクトです。 (今シーズンはここまで5先発で24.2回、防御率3.28、38奪三振、5四球という成績)




 左足のステップが小さくコンパクトな腕の振りから最速96マイル、平均90マイル台前半を計測、高めで空振りの獲れる球です。年齢と体格を考えればもちろん球速はさらに伸びるでしょう。
 速球も良いですが、彼の一番の売りは間違いなく決め球のカーブ。去年、若干18歳ながらもスピンレイトで3000rpmを計測しており、将来は間違いなくプラスピッチになるでしょう。もしかしすればヤンキース傘下NO.1の変化球になるかも。高い奪三振率もこのカーブのおかげです。
 第2の変化球のチェンジアップはまだまだ発展途上。


 昨年までは四球が多くコマンドの評価が低かったものの、今年のピッチングを見る限りは昨年より向上しているようで、個人的には将来的に平均以上になると予想。


 やっぱり心配なのは小さな体格で、流石に身長178㎝は小さすぎます。また、フォーシーム&カーブのコンビネーションのためにフライが多く、階級が上がるにつれて1発病に苦しむ可能性も。
 とは言え、若干19歳2か月でこの完成度と成績。カーブの質も考えればリリーフとしても期待できるんじゃないでしょうか。