6月更新:ヤンキース・2018年プロスペクトランキングTop20

 今年のMLBドラフトが終了したのでヤンキースのプロスペクトランキングを更新します。MLBでプレーしているグレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハー、ドミンゴ・ヘルマンが卒業しています。
 
 ヤンキース傘下全体での傾向としては投手の活躍が顕著。逆を言えば野手の層の薄さが大きな弱点となってきています。しかし、トーレス、アンドゥハーなどが卒業したので仕方がないと言っちゃ仕方がない。他にもフレイジャーとかドゥルーリーとかウェイドもいるからね。
 
 ただ、間違いなくトレードデッドラインで補強に動くので上位陣の何人かはこの数か月以内に放出されているでしょうから、さらに層が薄くなりそうです。
 

 
1位:ジャスタス・シェフィールド (LHP:AAA:22歳)
2位:エステバン・フロリアル (CF:A+:20歳)
3位:アルバート・アブレイユ (RHP:A+:22歳)
4位:ジョナサン・ロアイシガ (RHP:AA:23歳)
5位:ルイス・メディーナ (RHP:ROK:19歳)
6位:チャンス・アダムス (RHP:AAA:23歳)
7位:ドミンゴ・アセベド (RHP:AAA:24歳)
8位:タイロ・エストラーダ (SS:AAA:22歳)
9位:フレイザー・ペレス (RHP:A+:22歳)
10位:ラーク・シュミット (RHP:ーー:22歳)
11位:ディロン・テイト (RHP:AA:24歳)
12位:マット・サウアー (RHP:ROK:19歳)
13位:コディ・キャロル (RHP:AAA:25歳)
14位:トレバー・ステファン (RHP:AA:22歳)
15位:エゼキエル・デュラン (2B:ROK:19歳)
16位:ビリー・マッキニー (RF:MLB:23歳)
17位:アンソニー・シーグラー (C:ー:19歳)
18位:ギャレット・ウィットロック (RHP:A+:22歳)
19位:デイビー・ガルシア(RHP:A+:19歳)
20位:デルミス・ガルシア (1B:A:20歳
 

 
  1. コマンドにまだ不安を見せるもののシェフィールドはAAAで活躍中。MLBの左リリーフは防御率5点前後のシェリーブしかいませんし、とりあえず先発は置いといて今年は左のパワーリリーバーとして昇格させれば面白いんですが。
  2. フロリアルは手の甲の手術により3か月の離脱。
  3. ロアイシガは球速が上昇し平均約95マイルを計測。コントロールも抜群で今シーズンは9試合先発でたった4四球。怪我もなくチェンジアップが向上すれば先発3~4番手の素材かな。
  4. アブレイユとメディーナはコマンドに苦しんでおり、とりわけメディーナはストライクゾーンに投げることすらイマイチ。
  5. アダムスは昨シーズン後半戦から続くスランプをまだ引きずっており、MLBデビューの見通しが全く立っていません。
  6. ペレスは謎の理由でDL入りしています。(DL入り前は毎試合のように炎上。おそらく怪我の影響。)
  7. シュミットはトミージョン手術から復帰間近であり、練習では速球が最速96マイル、チェンジアップが88マイルを計測していて復帰プロセスは順調なようです。
  8. アセベド、エストラーダ、ガルシアはとりあえず怪我から復帰しましたがパフォーマンスは低調。
  9. サウアーはキャンプで94マイルを計測。
  10. 今年最大のサプライズは2017年ドラフト18巡目で指名したウィットロック。90マイル台前半のシンカーが武器の投手でしたが、今年に入りフォーシームをレパートリーに加えるとこれが90マイル台中盤をコンスタントに計測。もしかすればシーズン終了時には2017年ドラフト組で最高の選手になっているかもしれません。
  11. デイビー・ガルシアは5月に19歳になったばかりですがA+に昇格。決め球のカーブはスピンレイト3000rpmを計測しています。
 

↓各選手の詳しい紹介は以下の記事から  

   ヤンキースのプロスペクト紹介まとめ 順次更新

 

 
 
 
Overall(順調に成長したときのピークのレベル)は、
80=8.0 WAR (MVP)          (サイヤング賞)
70=6.0 WAR (オールスターのスタメン) (エース)
60=4.0 WAR               (先発2番手)
50=2.0 WAR (平均レベルのレギュラー)  (先発4番手)
40=0.0 WAR
40未満=マイナーレベル
 
リスクは緑が小⇔赤が大、怪我の×マークは怪我の多い選手、
ツールは【(今のレベル)/(将来のピーク時のレベル)で50が平均、80が最高、20が最低。