ジョナサン・ロアイシガがヤンキースデビューへ!

 田中将大が足の故障でDL入りして先発ローテの頭数が足りなくなっていたヤンキースですが、6月16日土曜日(アメリカ時間6月15日金曜日)のタンバベイ・レイズ戦で投手プロスペクトのジョナサン・ロアイシガがMLB昇格&先発デビューすることが決まりました。
 
 

 
ジョナサン・ロアイシガ
 
 
23歳/180㎝・75㎏/右投右打/ニカラグア/先発
2016年マイナーFA
MLB.comプロスペクトランキング2018年チーム内・13位
当ブログNYYプロスペクトランキング・4位
 
↓さらに詳しい選手紹介

 シーズン開始前にルール5ドラフト保護のために40人ロースター入り…今シーズンはA+で開幕を迎え、1ヶ月ほどでAAに昇格。A+では4先発20イニングで防御率1.35、奪三振率11.7、四球率0.5、被打率.244を記録。AAでは6先発25イニングで防御率4.32、奪三振率11.5、四球率1.1、被打率.286を記録しています。被打率やAAでの防御率は悪い数字になっていますがBABIPが異常に高い(A+では.365、AAでは.387)ことが影響しているのでさほど心配しなくても大丈夫だと思います。
 AAAではプレーしていないので飛び級でのMLB昇格になりますね。
 
 特殊な経歴の持ち主であるプロスペクトで、詳しい経歴は上の選手紹介記事を参考にしてくれれば幸いです。
 
 
 
 
 去年よりも球速が若干向上して平均約95マイルを計測しており(体が大きくなってるような気がするので肉体改造をやったのかな?)、決め球のスラーブも印象的。コントロールの良さも非常に大きな魅力で今季は10先発でたった4四球しか出していません。また、ゴロ率も高く被本塁打はマイナー通算148.2イニングでたった5本、ヤンキースのグレゴリウスとトーレスの守備力は大きな援護となるはずです。
 
 心配なのはヤンキース入団後90球以上投げたことがないこと。イニング数で見ても最高が5イニングと、本当にMLBで先発をする準備が出来ているのかは疑問です。
 
 体格が小さく故障歴も醜い(ちなみに今季は1試合故障により先発を回避)ので先発としての長期的な活躍は期待できませんが、まあトレードデッドラインまでの繋ぎとして頑張ってほしいところです。それ以前に元々マイナーFAなんでMLBデビューするだけで大当たりみたいなもんですよね。
 
 

 

 ファミリーネームのLoaisigaの発音は上の動画の12分ごろで確認することが出来ますが、アメリカ英語読みでは正しくはロアイシーガですね。ただ、本国ニカラグアではまた発音が違って、ロアイシガに近い感じになります。