レッドソックスの地区優勝がほぼ確定!

今日の試合でレッドソックスはタイガースに1ー0で勝利をおさめ、ヤンキースがメッツに5-7で敗れたためにゲーム差が5.5ゲームとなり(BOS:69勝30敗、NYY:62勝34敗)、レッドソックスのAL東地区3連覇が実質的に決定しました。

シーズン終了時にレッドソックスとアストロズのどちらがAL最高勝率となるかは分かりませんが、このままレッドソックスがAL首位ならALDS1回戦ではWCゲームを勝ち進んだチームと対戦することになります。

レッドソックスとヤンキースのチーム打撃成績はほぼ互角、投手成績と守備成績はわずかにヤンキースが上ですが、シーズン序盤でやらかしたヤンキースと比べてここまで安定して勝ち星を積み重ねアウェイでも高い勝率を残しているレッドソックスの方が結果的に大きく勝ち越すこととなりました。シーズン前のジョン・ファレル解任劇辺りではゴタゴタしていましたが後任のアレックス・コーラ監督が当たり、ベッツの成長やマルティネスの補強などにより長打力不足もあっさりと解消してしまいましたね。年俸制限による限られた補強費の中でスティーブ・ピアースを適材適所で補強したところも流石でした。それと比べてヤンキースのトレードデッドライン補強はグダグダ。

まあ、シーズン前のレッドソックス地区優勝予想が当たったんで・・・。


ヤンキースは野手ではスタントン(言うほどヒドい成績ではないですけど)、サンチェス、バード、ウォーカーに投手ではグレイ、ヘルマン、田中辺りが戦犯になるでしょうか。とは言っても、ヤンキースの現在の勝率は0.646でシーズン104勝ペース。2005年以降にシーズン104勝以上を記録したのは去年のドジャースのみなので、ヤンキースが悪いというかレッドソックスが良すぎるだけですね。

ちなみに、レッドソックスはシーズン113勝ペース。これほどハイレベルな地区優勝争いが行われたのは2001年のマリナーズvsアスレチックス(AL西地区)以来で、この年はマリナーズが116勝、アスレチックスが102勝を記録しています。

当然今オフもさらに補強をしなければならないでしょうが、マイナー組織はここ1年間のトレード補強とトーレスやアンドゥハーのMLB定着によりAAA~AAの弱体化が進みMLBで大きな戦力として期待できそうなのはジャスタス・シェフィールドのみ。(その代わりROK~A+は充実しています。)よって今後数年間は生え抜きの戦力化があまり期待できず、また昔のようにFAで非効率な補強を行わなければなりません。もちろんヤンキースは大型FA契約が下手糞ですから、また大型FA契約に失敗すれば悲惨なことになりますね。

ヤンキース・2018年シーズン成績予想