ヤンキースの補強予想:2023-24年オフ


2023-24年オフシーズンの開始前にヤンキースの現状をおさらいします。

ヤンキースの現状におけるチーム戦力の全体像を把握します。

2023-24年オフのヤンキースの補強において、ターゲットとなり得るプレーヤーたちをピックアップ。

上記の3記事を経て、やっと最後に辿り着きました。

最後は、昨オフ全く当たらなかった補強予想を性懲りもなく行います。

それにしても、今回も含め記事を書くたびに改めて思い知らされたのですが、本当にスタントンって邪魔ですね。もう今オフ中にクビ切ればいいのに。



チーム総年俸のおさらい

NYYの現ペイロール状況は下記の通りです。

  人数 総額(ドル)
来季年俸確定
(贅沢税対象分)
7 1億7360万
(1億6580万)
年俸調停(予想) 8 3790万
最低年俸 ? 860万
マイナーリーガー ? 250万
契約負担
(贅沢税対象分)
2
(1)
1480万
(930万)
年俸合計 2億3700万
その他(福利厚生費) 1700万
贅沢税対象
(AAV総年俸)
2億4100万
年俸制限 2億3700万
超過額 ▲400万

オフシーズン開始前にヤンキースの現状をおさらい」でも述べたように、NYYの来シーズン目標ペイロールを今シーズンとほぼ同規模と見做し、今オフ中の補強予算を年俸5000万ドルに設定したうえで話を進めます。

本題の補強予想

昨オフと同じく複数の補強パターンを用意しました。

複数ある時点でそれはもう予想ではありません。

パターン1:短期契約のギャンブル補強

予想というより個人的な願望を優先。

個人的に嫌いな大型契約を割け、短期FA契約や単年レンタルトレードを主体としたギャンブル色強めの補強です。

まあ、どうせ1週間後にはベリンジャーを獲得して、私の夢と希望なんて塵と化すでしょう。

ムーブ①:MINとのトレード

ペイロール削減を行うのか、それとも同地区コンテンダー不在のチャンスを活かし着実に2連覇を狙うのか、MINの真意は未だ不明ですが、もし前者を選択するのであれば、NYYが乗っかかからない手はありません。

獲得するのは来シーズン限りでFAとなるマックス・ケプラー(来季年俸10M、保有期間1年)とケイレブ・シールバー(来季年俸3M、保有期間1年)の2人。

NYY 獲得選手 🔁 MIN 獲得選手
マックス・ケプラー クラーク・シュミット
ケイレブ・シールバー カイル・ヒガシオカ
40~45 FV プロスペクト  

ソニー・グレイ前田 健太がFAとなったMINは先発投手を必要としており、DETに奪われるまで安価な前田との再契約を検討していたとの噂。最低年俸のシュミットは先発ローテ後半の1スポットを埋める存在としてニーズがあるのでは。

また、ペイロール削減に舵を取るのであれば、高年俸であるクリスチャン・バスケスのサラリーダンプを目論むはず。サラリーダンプに成功するような事があると、第2の捕手が不在となるため、低年俸のヒガシオカがフィットすると考えられます。

ただ、このままだとトレードバリューのバランスがNYY不利に傾いているので、40~45 FVのプロスペクトを1人頂きましょう。

選手名 年数 総額 AAV
イ・ジョンフ 5年 70M 14M
※ ポスティング料 12.375M

MINがケプラー等のサラリーダンプに動かないようであれば、「ヤンキースの補強ターゲット候補」で挙げた別の保有期間が少ないトレード候補たちが代替案となりますが、最悪の場合はイ・ジョンフというオプションも。

楽観的な一部メディアが予想するように5年 50M程度で手に入るのであれば、(「ヤンキースの補強ターゲット候補」で記した内容と反対の話になりますが、)韓国の至宝でギャンブルかますのも一理あるかもしれません。

ただ、4~5年×AAV 15M程度(+ポスティング料10M超)のミドルハイクラス規模に達する可能性が十分あり、アンドリュー・ベニンテンディが5年75Mで取り引きされた1年後に、KBOプレーヤーに対して彼以上の額を費やすのは些か馬鹿らしく感じます。

ムーブ②:キアマイアーとのFA契約

前々回の「ヤンキースの戦力分析」や前回の「ヤンキースの補強ターゲット候補」を読んだことがある人にとって、私の今オフのウィッシュリストのトップがケビン・キアマイアーであることは明らかだと思います。

過去3年間においてrWAR/650PA=5.3と実力はASクラス。2年に1度のペースで数千万ドル級の貢献を果たすこのギャンブル性、ゾクゾクしませんか?

大方の予想通り2年契約で纏まるのであれば、1年目は素直にレギュラー起用を行い、2年目からドミンゲス等と入れ替わる形で第4の外野手に据える形が理想的。

選手名 年数 総額 AAV
ケビン・キアマイアー 2年 24M 12M

もちろん同タイプのハリソン・ベイダーをブリングバックするのもアリ。キアマイアーより安上がりとなるはずです。

ただ、ケプラーなどLHBのコーナーOFを獲得しても、NYYのラインナップはまだまだRHB偏重。対RHPが得意なキアマイアーの方がよりマッチします。

ブレット・ガードナーも可。

ムーブ③:ジオリトとのFA契約

ここまで来れば外野手に加え先発ローテでもギャンブル補強を。

そもそも先発投手補強なんて大半はギャンブルなんですけど、特にルーカス・ジオリトは万馬券に近しい存在。

来オフの再FAを見据えて1年契約+選手オプション1年のような短期契約を狙っているはずで、贅沢税率が高いNYYにとってハイAAVは不本意でしょう。そもそも、年20Mという額は楽観的かもしれません…

個人的には他に前田 健太フランキー・モンタスも安価で面白い存在だと考えていたんですけど、残念ながら前者は本記事執筆中に去就が決定。

選手名 年数 総額 AAV
ルーカス・ジオリト 1年 20M 20M
※ 選手オプション 1年 15M

今オフは更にトレバー・バウアーというこの上ないギャンブル案件も存在しますが、コールがいる限り獲得など有り得ません。

野手陣

POS 選手名 予測値
PA  WAR
C ホセ・トレビーノ 300 1.7
1B アンソニー・リゾー 520 1.3
2B グレイバー・トーレス 620 2.9
3B DJ・ラメイヒュー 570 1.8
SS アンソニー・ボルピー 580 2.5
LF マックス・ケプラー 530 2.4
CF ケビン・キアマイアー 400 1.7
RF アーロン・ジャッジ 590 5.5
DH ジャンカルロ・スタントン 450 0.8
 控え選手
C オースティン・ウェルズ 340 1.1
IF オズワルド・ペラザ 300 0.7
IF/OF オズワルド・カブレラ 340 0.5
OF ジェイソン・ドミンゲス 330 0.7
合計 5870 23.5

投手陣

POS 選手名 予測値
IP  WAR
SP ゲリット・コール 192 3.7
SP カルロス・ロドン 138 2.4
SP ルーカス・ジオリト 166 2.0
SP ネスター・コルテス 126 1.8
SP マイケル・キング 144 1.6
SP ランディ・バスケス 63 0.4
 
RP クレイ・ホームズ 64 1.1
RP ケイレブ・シールバー
54 0.7
RP イアン・ハミルトン 60 0.6
RP ジョナサン・ロアイシガ 51 0.4
RP トミー・ケインリー 55 0.4
RP スコット・エフロス 45 0.3
RP ニック・ラミレス 54 0.3
RP ジョニー・ブリート 54 0.3
RP ロン・マリナチオ 54 0.1
RP グレッグ・ワイサート 37 0.1
合計  1357 16.2

上記の一連の補強によって見込まれるチームWARは40弱に。

ペイロールはムーブ①で11M増ムーブ②で12M増ムーブ②で20M増合計43M増となり、贅沢税対象額と共に今シーズンとほぼ同額。

43Mを対価として約5 WAR分の上積みが得られるのであれば、悪くないお買い物のはずです。

低レベルな両リーグの中地区であれば地区優勝筆頭となり得る戦力ですが、ハイレベルなAL東地区では恐らくBALとTOR未満、ロリコンが帰ってこないであろうTBRと同等といったところでしょうか。

PS出場を目指すには獲得したプレーヤー達やロドンスタントンの復活&アップスイングが必要不可欠な状態。幸運な復活&アップスイングの重なりによってWCを獲得した2015年シーズンをイメージしてもらえれば。

ただ、40人ロースターに余裕があるチャンスを活かしてプロスペクトには一切手を付けておらず、契約サイクルの観点から見ても下振れ時には短期間で立て直し可能な構成。

ポジション 予測WAR 増減
補強前 補強後
捕手陣 2.7 2.8 +0.1
内野陣 9.2 9.5 +0.3
外野陣(+DH) 8.3 11.3 +3.0
先発陣 11.1 11.9 +0.8
リリーフ陣 3.6 4.3 +0.7
合計 34.9 39.8 +4.9
WAR→勝敗換算 = 87勝 75敗(勝率.537)

ジャッジコールのプライムタイムが未だ続いている中、数年後の立て直しありきの補強を進めるなんて、根本から間違ってるかもしれないですけど。


パターン2:ソト獲得+リーズナブル補強

高年俸のフアン・ソトと低~中年俸のプレーヤー獲得を組み合わせ、先述の予算内に抑えた現実的な補強です。

プロスペクトを重視する人は気に喰わないかと。

ムーブ①:SDPとのトレード

オーナー死去によりチーム解体が加速すると考えられていたSDPは予想に反してサラリーダンプを躊躇しているとの噂。特に今オフのトレード市場最大の目玉となるはずであったフアン・ソト(来季年俸33M、保有期間1年)は、トレードバリューを大きく超える対価が得られない限り放出する意志はないようです。

というわけで、オーバーペイ気味のパッケージを用意。

NYY 獲得選手 🔁
SDP 獲得選手
フアン・ソト クラーク・シュミット
  スペンサー・ジョーンズ
  40~45 FV プロスペクト

クラーク・シュミットの枠について、初めはチェイス・ハンプトンドリュー・ソープを想定していたのですが、ムーブ②も含めてその場合にシュミットが浮いてしまいます。シュミット放出のために新たなムーブを考えるのも面倒だったので、SDPのニーズ無視でぶち込みました。

また、ソトに関するトレード案では、オズワルド・ペラザエバーソン・ペレイラなどNYYにとって余剰気味のプロスペクトを組み込んだパッケージをよく目にしますが、SDPからすれば2人とも必要ありません。特にペラザ

もちろん、Joel Shermanが提唱したようにAAVが抑えられているジェイク・クローネンワースダルビッシュ 有のサラリーダンプを組み込むのも確かに一理あるなと思いますけど、それならロベルト・スアレスの方が現実的かもしれません。

ムーブ②:LAAとのトレード

現時点でLAAがタンキングを行う可能性はイマイチですが、スポーツ界ワースト級のフロントが下手を打ち、売り手に回らざるを負えなくなることを信じ、投手陣をターゲットとしてトレードをサジェストします。

NYY 獲得選手 🔁 LAA 獲得選手
グリフィン・キャニング エバーソン・ペレイラ
カルロス・エステバス ウィル・ウォーレン

キャニング(来季年俸2.5M、保有期間2年)は大学時代から今日まで故障を繰り返しているシュミットも顔負けのスぺ体質ですが、今シーズン後半戦のパフォーマンスはリソースをベットするに相応しい内容でした。

過去数年間において彼と同じような成績を残している大幅に年上の前田 健太が2年24Mで取り引きされたことを考えると、キャニングの余剰価値(トレードバリュー)は20~25M前後と考えるべきかと。

エステバス(来季年俸6.75M、保有期間1年)は数百万ドル程度でしょう。

NYYが差し出すプロスペクト2人はLAAからしてもニーズがあるかと思います。ただ、ペレイラの評価はチームによって大きく異なりそうです。ペラザもオプションになり得るかと。

ムーブ③:キアマイアーとのFA契約

選手名 年数 総額 AAV
ケビン・キアマイアー 2年 24M 12M

これに関しては「パターン1」と同じです。

ただ、守備力が最低クラスのソトをLFに据えるとなると、キアマイアーベイダーなど好守のCFがより必要となりますね。

野手陣

POS 選手名 予測値
PA  WAR
C ホセ・トレビーノ 300 1.7
1B アンソニー・リゾー 520 1.3
2B グレイバー・トーレス 620 2.9
3B DJ・ラメイヒュー 570 1.8
SS アンソニー・ボルピー 580 2.5
LF フアン・ソト 640 4.9
CF ケビン・キアマイアー 400 1.7
RF アーロン・ジャッジ 590 5.5
DH ジャンカルロ・スタントン 450 0.8
 控え選手
C オースティン・ウェルズ 340 1.1
IF オズワルド・ペラザ 270 0.6
IF/OF オズワルド・カブレラ 310 0.5
OF ジェイソン・ドミンゲス 330 0.6
合計 5900 25.8

投手陣

POS 選手名 予測値
IP  WAR
SP ゲリット・コール 192 3.7
SP カルロス・ロドン 138 2.4
SP ネスター・コルテス 126 1.8
SP グリフィン・キャニング 134 1.8
SP マイケル・キング 144 1.6
SP ランディ・バスケス 63 0.4
 
RP クレイ・ホームズ 64 1.1
RP イアン・ハミルトン 60 0.6
RP カルロス・エステバス 64 0.5
RP ジョナサン・ロアイシガ 51 0.4
RP トミー・ケインリー 55 0.4
RP スコット・エフロス 45 0.3
RP ニック・ラミレス 54 0.3
RP ジョニー・ブリート 54 0.3
RP ロン・マリナチオ 54 0.1
RP グレッグ・ワイサート 37 0.1
合計  1357 15.8

Steamer上でMLB全体3位の予測WARを叩き出しているジャッジに加え、アクーニャに次ぐ全体2位のソトが加入することで、MLBワーストのrWARを叩き出した外野陣はMLB最強の陣容に。

地区優勝を期待するにはあと一歩かと思いますが、シーズン前半戦でコケるようなことがあれば、TDLでソトやらトレースを売り飛ばせばいいだけの話です。

また、投手陣補強を安価に済ませたおかげで高年俸のソトを獲得したにもかかわらず、増加ペイロールは54M程度と許容範囲内。

50 FVプロスペクト複数人放出は痛手ですが、「パターン1」と同様に獲得プレーヤー全員が2年以内にFAとなるため、長期的リスクは抑えられているかと思います。

ポジション 予測WAR 増減
補強前 補強後
捕手陣 2.7 2.8 +0.1
内野陣 9.2 9.2 ±0.0
外野陣(+DH) 8.3 13.9 +5.6
先発陣 11.1 11.7 +0.6
リリーフ陣 3.6 4.1 +0.5
合計 34.9 41.7 +6.8
WAR→勝敗換算 = 89勝 75敗(勝率.549)

フアン・ソトの獲得に反対はしませんが、エクステンションに関しては話が別。恐らく28~29歳頃にはDH専になりますよ。


パターン3:ヤンカス希望通りの青田買い補強

最後は予想でも願望でもなく単なるおふざけ。

ヤンカスの希望通りにスタインブレナーが守銭をかなぐり捨て、考え無しに今オフ補強市場の目玉選手たちを青田買いすれば、どの程度の戦力が築き上がるのかって話です。

ムーブ①:SDPとのトレード

NYY 獲得選手 🔁
SDP 獲得選手
フアン・ソト クラーク・シュミット
  スペンサー・ジョーンズ
  40~45 FV プロスペクト

「パターン2」の流用なので省略。

ムーブ②:コディ・ベリンジャーとのFA契約

ここまでガードナーの下位互換であるキアマイアー獲得を唱え続けてきましたが、ヤンカスは守備型プレーヤーの価値など分からないので、キアマイアーなど求めていません。

当然ながらその代わりは、NYYに幾度となく低コスパ大型契約を授けてきたスコット・ボラスが代理人を務めるベリンジャーです。

選手名 年数 総額 AAV
コディ・ベリンジャー 8年 184M 23M

1年後にはブランドン・ニモと比較する形でNYMファンから馬鹿にされていると思います。

ムーブ③:山本 由伸との契約

アーロン・ノラソニー・グレイの去就が決定したうえに、大谷 翔平争奪戦が開戦間近となり、結果として山本の契約先候補が段々と絞られてきたことで、NYY入りがより一層現実的なものに。

選手名 年数 総額 AAV
山本 由伸 8年 200M 25M
※ ポスティング料 31.875M

ただ、争奪戦には大谷を逃した金満球団も参入しそうな予感で。場合によっては総額200Mが最低ラインとなるかもしれません。

ムーブ④:ジョシュ・ヘイダーとのFA契約

よっぽど選手層が厚いチームでもない限り、代替選手がリプレイスメントレベルのプレーヤーとなるため、他ポジションよりも底上げが容易なブルペンでは、リリーフ投手市場最高額を叩いてヘイダーを獲得。

選手名 年数 総額 AAV
ジョシュ・ヘイダー 6年 105M 17.5M

ブルペン補強なんて、1人に大金を突っ込むより、3年30Mクラスを複数人獲得する方が有意義だと思いますけど…

野手陣

POS 選手名 予測値
PA  WAR
C ホセ・トレビーノ 300 1.7
1B アンソニー・リゾー 520 1.3
2B グレイバー・トーレス 620 2.9
3B DJ・ラメイヒュー 570 1.8
SS アンソニー・ボルピー 580 2.5
LF フアン・ソト 640 4.9
CF コディ・ベリンジャー 560 2.2
RF アーロン・ジャッジ 590 5.5
DH ジャンカルロ・スタントン 450 0.8
 控え選手
C オースティン・ウェルズ 340 1.1
IF オズワルド・ペラザ 220 0.5
IF/OF オズワルド・カブレラ 260 0.4
OF ジェイソン・ドミンゲス 250 0.5
合計 5900 26.0


投手陣

POS 選手名 予測値
IP  WAR
SP ゲリット・コール 192 3.7
SP 山本 由伸 171 3.7
SP カルロス・ロドン 138 2.4
SP ネスター・コルテス 126 1.8
SP マイケル・キング 144 1.6
SP ランディ・バスケス 63 0.4
 
RP ジョシュ・ヘイダー 60 1.1
RP クレイ・ホームズ 64 1.1
RP イアン・ハミルトン 60 0.6
RP ジョナサン・ロアイシガ 51 0.4
RP トミー・ケインリー 55 0.4
RP スコット・エフロス 45 0.3
RP ニック・ラミレス 54 0.3
RP ジョニー・ブリート 54 0.3
RP ロン・マリナチオ 54 0.1
RP グレッグ・ワイサート 37 0.1
合計  1368 18.3

ペイロールは1億ドル増加し今シーズンのNYMに匹敵。じご…天国のパパブレナーもニッコリの大補強。

ただ、3シーズンのスランプを経て中途半端な好成績を残したベリンジャーのプロジェクションが悪く、野手陣の上積みは「パターン2」と大差無し。

隔年毎に活躍とスランプを繰り返してるヘイダーも同様で、プロジェクション上は大金を叩いただけの手ごたえがありません。

ポジション 予測WAR 増減
補強前 補強後
捕手陣 2.7 2.8 +0.1
内野陣 9.2 9.2 ±0.0
外野陣(+DH) 8.3 14.1 +5.8
先発陣 11.1 13.6 +2.5
リリーフ陣 3.6 4.7 +1.1
合計 34.9 44.4 +9.5
WAR→勝敗換算 = 92勝 90敗(勝率.568)

そもそも、山本ベリンジャーを両獲りすれば、今後約8年間もの間2人だけで年50Mを費やさないといけないわけですからね。

それなら、NYYブランドとの相乗効果でジャパニーズマネーによる大幅な収益増が見込める大谷へ年50M支払う方がマシな気がします。


アンケート

三大補強ターゲットの中でヤンキースが最優先すべき選手は?

コメント

  1. カーペンターニキ より:

    好みの記事続いてて最高😃
    シーズン開始したら月ごとの雑感も是非復活していただきたい♡

  2. ショウヘイマニア より:

    けつあなの匂い何かで例えて?
    共感覚ありなら色で例えてもいいよ