ヤンキース・2018年シーズン成績予想

 もうシーズンは開幕しちゃったんですが、ヤンキースの2018年シーズン成績予想を行いたいと思います。予想成績はシーズン前に考えておいたものなのですが、早速けが人が続出してしまっていて・・・。

 

 
野手陣
 
選手順は適当です。
 
 
 まあ、サンチェス昨シーズンと同レベルの成績に終わるんじゃないでしょうか。
 流石に昨シーズンのジャッジは出来すぎで、今シーズン以降は「守備の上手いリッチー・セクソン」程度の選手に落ち着くと思います。とにかく2度と50本塁打を記録することはないでしょう。
 スタントンはもちろん成績が下降するでしょうし、どうせ怪我します。MLBファンの間ではジャッジとスタントンでどれほどホームランを打つか注目されていますが、今シーズンは2人で65~70本ぐらいかな。
 バードはファースト守備がイマイチで走塁も最低クラスなので大して選手価値はありません。
 ガードナーは年齢を考えれば成績下降は不可避。ヤンキースでは今シーズンが最後ですし、有終の美を飾ってほしいんですが・・・。
 グレゴリウスは昨シーズン素晴らしい打撃成績を残しましたが、xwOBAは大した数字(2015年・0.287、2016年・0.271、2017年・0.285)ではありませんでした。ですから昨シーズン以上の成績向上は見込めず、むしろ下降して2016年と同じような感じになるのでは。
 これまでのドゥルーリーの打撃成績は打者有利のアリゾナのおかげだと思います。実際にアウェイ戦では平均を下回る打撃成績でした。詳しくはこの記事へ。まあ、まだ成長の余地はあるんでしょうけど。
 トーレスは新人王候補に挙げられていますが、ありえないでしょう。
 ウォーカーは昨シーズンの成績が例年よりも悪かったのが心配。
 ウェイドは個人的気に入っているので頑張ってほしいところですが、客観的に見ればリプレイスメントレベルの選手。
 昨シーズンのヒックスは出来すぎで、後半戦はイマイチの成績でした。センター守備成績でもDRS+15という好成績を残しましたがこれは運が良かっただけで、実際の実力は+5前後程度。というか早速怪我したので、130試合も出場できるかどうか・・・。
 アンドゥハーはSTでホームランを連発しましたが、私は本質的に中距離打者だと考えています。四球が少ないため出塁率が低く守備もイマイチなので、WARでは大した数字を残せないじゃないでしょうか。
 
 
 昨シーズンが出来過ぎの選手と見通しの立っていない若手選手が多く、過大評価されている印象を受けました。上の成績予測をまとめてみると、チーム全体でOPS.750、シーズン760得点ぐらいになると予想されます。これは2017年のデータを参考にすれば、アメリカン・リーグ15球団中7位程度の数字です。
 
 

投手陣

 
 セベリーノはエースとしての仕事を全うすると予想。
 グレイはどうせ怪我するでしょう。投球内容もこの2年間はパッとしません。
 田中はSTのピッチングを見る限りでは楽観視できず、2016年と2017年の中間ぐらいの成績になると予想。今季初登板は素晴らしいピッチングでしたが・・・。
 昨シーズンのサバシアはどう考えたって出来過ぎ。ひざの状態が悪く長いイニングを投げられないですし、故障者リスト入りも間違いない。防御率なども2014~2016年の水準に戻るんではないでしょうか。どっちみちヤンキースとは今年でサヨナラですね。長い間お疲れ様でした。
 昨シーズンは好成績ながらも新人王投票で6位だったりPSでの登板機会がなかったりと扱われ方が可哀そうだったモンゴメリーですが、今シーズンは良くも悪くも先発4~5番手ぐらいの成績に落ち着くんじゃないでしょうか。
 セッサは期待してません。
 
 チャップマンはSTから球速に陰りが見えており、もう全盛期は過ぎた印象。5年9000万ドルの契約は失敗かもしれませんね。
 カーブを多投するスタイルがハマったとはいえロバートソンの昨シーズン出来過ぎで、成績下降は不可避。昨PSでフル回転したことによる勤続疲労とあと1週間で33歳となることが心配です。
 ベタンセスは完全に壊れており、シーズン終了時にはいないんじゃないでしょうか。
 ケインリーはロバートソン以上の成績を残してもおかしくはないですが、制球難が再発しないか心配。
 グリーンはリリーフとしては好成績を残すと思いますが、中途半端に先発をやらされてその先発での成績が足を引っ張りそう。
 2017年のウォーレンは好成績を残しましたが、BABIPが0.208、xwOBAーwOBAが0.049と運に助けられました。
 シェリーブはうん、まあ・・・、うん。
 上の成績予測をまとめてみると、チーム全体で防御率4.10、シーズン700
失点ぐらいになると予想されます。これは2017年のデータを参考にすれば、アメリカン・リーグ15球団中5~6位程度の数字です。
 
 

 

 
 760得点700失点でピタゴラス勝率を計算すると87勝75敗・勝率0.537となります。ただ、ブーンの采配力がヤバそうなのでそれを差し引いて、最終的には85勝77敗と予想します。この勝率ならLAAやMINとWC争いをする感じでしょうか。まあ、トレードデッドラインまでに間違いなくさらなる補強を行うので、数か月後にはロースターがガラリと変わっているかもしれませんけど。
 
 個人的には、今シーズンはトレードデッドラインでプロスペクトを放出して補強を行うもポストシーズン出場を逃し、焦ってシーズンオフに大金をはたいてFA補強。しかし、そのFA補強が大コケして不良債権&プロスペクト枯渇のダブルパンチにより、また低迷期に入ると予想。