今回の記事では、7月2日に解禁される2019年度インターナショナルFA(国際FA)において最も高い評価を受けているプロスペクトであるジェイソン・ドミンゲス(Jasson Dominguez)を取り上げようと思います。
今のところドミンゲスの契約先はヤンキースが有力。まあ、これがドミンゲスを取り上げた理由なんですけどね。
ジェイソン・ドミンゲス
Jasson Dominguez
16歳:180㎝・88㎏:ドミニカ出身
右投両打:センター
↓2017年4月ごろ(14歳時)の動画
まだ16歳のためギャンブル度は高いものの走攻守満遍なく高評価を受けている純粋な5ツールプレーヤー。先述したように2019年度の国際FAにおいて最も高い評価を受けている選手です。
身長こそ低いもののジャンカルロ・スタントンのような肉体美の持ち主であり、添付動画を見ても分かるようにバットスピードは年齢離れ。16歳ながら打撃練習では既に打球初速度110マイル(2018年のMLBで110マイル以上を記録した打者は239人のみ)を計測するなどパワーは間違いなくプラスツール。また、両打ですが両打席ともバットコントロール&コンタクトを高く評価されており、2019年国際FAにおけるNo.1バッターと言えそうです。
さらに、60ヤードダッシュでは6.19秒~6.30秒を計測(手動計測か電動計測かは不明)しており、これはMLBドラフトの高校生でも毎年2~3人いるかいないかのレベル。もちろん走塁技術のレベルは不明なものの純粋なスピードだけなら80評価を受けてもおかしくないレベルのものかもしれません。肩の強さも非常に高い評価を受けており最高級の走力も考えればプロレベルでも長期間にわたってセンターに留まれそう。
この上の動画ではカージナルスの服を着て練習していますが、現在の契約先最有力チームは嬉しいことにヤンキース。ただ、ヤンキースの2019年国際FAにおけるボーナスプールは約520万ドルになると考えられていますが、ドミンゲスの契約額(要求額)は約500万ドルと予想されており、トレードによる他球団からのボーナスプール獲得が必要かもしれません。
ちなみに、ヤンキースが最後に国際FAにおけるNo.1プロスペクトと契約したのは2014年のデルミス・ガルシア。そのガルシアはプロ入り後伸び悩みんだためMLBデビューの可能性は限りなく低いですが・・・。